ゆらぎの神話百科事典 - リーグシル派
アルセス教
の宗派のひとつ。
リーグス神話
を教義の一部とするリーグス系宗派。
アルセス教典とリーグス神話文書のほかに宗祖
リーグシル
の著作も聖典としている。
全ての他宗教を邪教とし、全ての他宗派を邪宗とするのが大きな特徴である。
リーグシル派から生まれた宗教団体に
アルセス教進働会
がある。
教義
特徴
リーグシル派の特徴の一つに、不幸を
不信心や他宗教・他宗派信仰の報いとする点があげられる。
逆に幸福はリーグシル派の正しい信仰によりもたらされるとする。
例えば、事故に遭った。病気になった。怪我をした。
貧乏である。住む場所を失った。家庭や人間関係に争いがあった。
なぜなら「信仰が足りなかった。」「正しい信仰ではなかった。」からだと考える。
これは強烈な現世利益主義の裏返しでもある。
このような考えを反映した脅迫的な布教が問題となることも少なくない。
他宗教や他宗派への批判をする際は科学的・歴史学的・文献学的な成果を好んで利用するが、
その矛先が自宗に向いた場合は都合よく無視してしまう。
瞳の色の等級
リーグシル派の教義では、瞳の色に等級がつけられている。
もっとも良いとされるのは青で「高貴で神の御心にかなう瞳」とされる。
そこから青>緑>茶色>黒と段階分けされており、最下位にあたる黒は
「真理から最も遠い蒙昧なる瞳」とされる。
黒い瞳
リーグシル派で邪神とされる冥府神
ジャハルト
?
と
その妻たる夜の女神
ナヒト
?
は、
西
ヘレゼクシュ
の先住民である黒い瞳をもつ人々の神々だった。
此の事が黒い瞳を最下位とする教義に関連していると思われる。
リーグシル派では一応、黒い瞳をもつ人々も救いの対象になってはいる。
「黒い瞳であっても、正しい信仰によって救われる」という内容であり、
黒い瞳の価値を他の色の瞳と同等に認めているのではなく、
「このようなマイナス要因を持っていても信仰がそれを覆す」といった意味合いである。
行いや影響
『リーグシル派』のその他の用法
アルセス教以外でも、カルト的な要素や過激さを持つ宗派を『××教リーグシル派』と呼ぶことがある。