ゆらぎの神話百科事典 - ヴィヴィ=イヴロス
Wi'eveloss
68番目の姉妹
【剣刃】の異名を持つ刀剣を司る魔女
ヴィヴィ=イヴロスとは戦の神シャルマキヒュに従う戦乙女ジャスマリシュの一人の名前にあやかって付けられたもの。紛らわしいのでキュトスの姉妹として呼ぶときはバイビブロスと区別して呼ばれる。
愛称はヴィヴィ。

剣という形を記述する事で具現化させる能力を持つ。
魔剣を生成する魔女であり、彼女が作った魔剣の多くが星見の塔の武器庫に貯蔵されている。
その最高傑作とも言える風蝕刃ウェザーリングブレード)は傷つけた箇所の呪いをかけて弱体化させるという魔剣。理性を失った巨人を無力化したという逸話を持つ。

演技

優れた役者でもあった彼女の演技力は卓抜したものであった。
独立起動型魔群【スタンドアロン】はそれがたとえヴィヴィのものであっても外部からの干渉を一切受け付けない特殊能力。目視不可の微細な粒子としてヴィヴィの周囲に恒常顕現するそれらは、あらゆる刀剣に付着し、それらがヴィヴィにとって最適な道具たりえるように魔力的な干渉を行う。
ヴィヴィが何らかの刀剣を手に取ったとき、それらの道具はまるで何十年も使い古し習熟した道具であるかのような感触を得ることとなる。
武具が手に馴染むという感覚を、武具の側に干渉する事で擬似的に再現する能力。これにより、ヴィヴィはあたかもその武器の最も優れた使い手であるかのように剣を振るう事ができる。
更には、彼女は手にした剣に相応しい剣士になるという演技が可能であるため、使用する剣に応じた多彩な戦術スタイルを取る。この演技には、スタンドアロンの補助が必須なのである。

周囲には、剣を握るたびに性格が変わっているように見える。

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