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ドＳ・ドＭとは、それぞれサディストを表す「Ｓ」と、マゾヒストを表す「Ｍ」に、強調の接頭辞「ド」を冠した隠語。

ただし風俗用語としては、必ずしもサディズム／マゾヒズムの傾向が客観的に顕著な人間を指して「ドＳ・ドＭ」と呼ぶわけではなく、本人がサディズム／マゾヒズムに著しい興味や関心を抱いている場合に「ドＳ・ドＭ」を自称するだけの場合も多い。
（用例→「ドＳ願望」など。この場合、本人は必ずしもサディストであるとは限らず、それらしき振る舞い・プレイを求めているという程度の意味）

したがって本用語の用法・範囲は、厳密にエロティシズムの一部としてのサディズム／マゾヒズムを指す場合から、たんにＳＭクラブでの希望役割を意味する場合まで、幅広い。風俗用語としてはコロケーションに多様性のある語と認識しておくのが適切である。

またこの語が指す対象はＳＭクラブでの役割に限定されない。風俗店の業種にかかわらず、いかなる性的遊戯（プレイ）においても、遊戯者やその相方がサディスト／マゾヒストとしての役割を担いたがることはあり得る。その場合、サディスティック／マゾヒスティックな傾向のプレイ自体を指して「ドＳ・ドＭ」と総称されることもある。本来は人間を対象とする語が、プレイ内容を指し示すようになった拡張用法である。

プレイとしての「ドＳ・ドＭ」は、ちょうど英語圏で bondage と呼ばれる種類の性的遊戯に近い。このプレイでは、男１対女１または男複数対女１（ギャンバン）の比較的小規模なグループにおいて、男または女のどちらかが性奴隷の役割を演じ、その相手方からのいかなる嗜虐的振る舞い（例→手枷やギャグボールによる拘束、排尿強制、拘束状態でのイラマチオなど）をも甘んじて受ける。このプレイを通じて、性奴隷役の者もまた性的興奮ないし快感を得ている点が、犯罪としての虐待との本質的な相異である。

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ＳＭクラブ（風俗Wiki 風俗用語）
サド（風俗Wiki 風俗用語）
マゾ（風俗Wiki 風俗用語）
Ｓ男・Ｍ女（風俗Wiki 風俗用語）

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bondage（Urban Dictionary）