ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

「えっ!?検証法を変えろ!?」
「そうだ」
リーダーの神機に『剣の達人』を習得させて、後は今夜どうやって彼の部屋に向かうか…
そんな事を考えてウキウキしていた私に、ツバキさんがとんでもないパンチを寄越しました
「スキルのある時とない時でどれくらい違うのかを検証するんですよ!?」※当然、性的な意味に限る
「その意味での検証は、別次元の極東支部所属員が協力してくれた。これからその人物に、私から謝辞のメールを出そうとしていたところだ。
お前と第1部隊リーダーは、あくまでも実戦の中での影響を検証してくれ」
「りょ、了解です…」
「気を落とすな、アリサ。お前ならばチャンスはいくらでもある」
スキルの検証にかこつけて、少しでもリーダーと恋人らしい事がしたい
今日まで1週間、そう願いながら練りに練った計画がダメになって落ち込む私を、リーダーが心配して声を掛けてくれました

「アリサ、どうかした?」
「リーダー!実は、剣の達人スキルの検証法を全部変更しないといけなくなって…」
「検証法を全部!?大変だね…どうしたの?」
「私がやろうとしていた方法で、他の人がすでに検証を行ったと報告が…」
「そっか…じゃ、部屋に帰って何か対策を考えるよ!」
「あ、じゃあ私も一緒に!!!」
「うん、いいよ。あ、ちなみにアリサ。君がどんな検証をしようとしてたのか教えてよ。カブったら嫌だから」
「はい、リーダーのお部屋でじっくり説明します!」
「ん、了解」
「……じっくり、ですよ?」
「…………?」


翌朝

「わう!ばうあう!!」
「ぅ〜…おはよ〜…」
僕の神機が捕喰形態に変形して吠え出す…昨日お願いしたとおり、きっちり朝9時に起こしてくれた
「ア〜リサ、起きて〜」
「眠いです…もぅちょっと…」
そう言いながら僕から毛布をはぎ取り、ベッドでごろごろ転がって起きる気配がない
仕方がないので、昨日アリサに襲われたきり中断していた、新たな検証法探しを再開する
「とは言え、困ったなぁ…達人、ではないんだけど…」
一応ショート系刀身の扱いは得意だけど、タツミさんにはちょっと及ばない
ロング系はほぼ同期のアリサから扱いを教わってるし、バスター系の扱いに至っては、ソーマはおろか新人のアネット君に負ける始末だ
「あ、でも射撃の腕ならサクヤさんにも勝てるよ!…今回は意味ないけど。はぁ〜、どうしよっかなぁ〜…」
「クゥ〜…ばう!!」

漫画の中の動物は何かを閃いた時に耳を立てると言うが、僕の神機は代わりに展開前の装甲をパタパタと振る
どうやら今回もそのようで、僕の(部屋の物は手つかずなので、リンドウさんの、と言った方が正しいかもしれないが)本棚に、装甲と下あごを使って器用に這っていく
本棚の前に到着すると、グアッと口を開けて、本と本棚を捕喰してしまわないよう気を付けながら、ある一冊の本を取り出し…
僕の前に持ってきて、これまた器用に刀身パーツを使ってページをめくり…『解決策』を見せてくれた

「こっ……これだ!!!」



「えっ!?ディアウス・ピターを相手にする!?」
「うん」

今日は居住区見回り番でなかったので、アナグラ内で待機してたんですが…リーダー君とアリサちゃんが、何かお話ししてました
「お二人とも、どうかしたんですか?」
「あっ、カノンさん!リーダーが、剣の達人スキルを検証するのにディアウス・ピターと戦うと言って…」
「ディアウス・ピター??それくらい、リーダー君なら楽勝じゃないですか!」
「それはそうなんですけど…問題なのは、リーダーが一人でやるから、私は援護に徹してくれと言うんです!いくらリーダーでも、危険すぎますよ!」
「えぇ〜!?それは確かに危ないです!!…あっ、私も一緒に行きますよ!!」
「「えぇっ〜…」」
…二人揃って、そんな嫌そうな顔しないでください…

「…じゃあ、カノンが誤射しないよう私が責任もって見張るわ…それならいいでしょう?」
「きゃあああっ!!!?じっ、ジーナさん、いきなり背後取らないでくださいっ!!!」
「どちらにしても、衛生兵からの援護はいるでしょう?サクヤがソーマとコウタ君を連れて不在のこの状況で、二人だけで大丈夫?」
「それは、確かに…」
「大丈夫よ…カノンだって好きで誤射してる訳じゃないんだから」
「リーダーが一人で戦おうとしてるのは…」
「条件付きで認めてあげたらいいじゃない。少しでもあなたが危ないと思ったら、即スタート地点から降りて援護…
それが出来るのは、エイジス島だけね。あそこでなら、リーダー君のわがままを聞いてあげてもいいじゃない」
「…分かりました。ただし、危なくなったらすぐに検証を中止しますよ!!」
「うん、ありがとう!!」
…ジーナさん、最近リーダー君とアリサちゃんとの接し方が上手くなったな〜…私も見習わなきゃ!


で、エイジス島に到着しまして…
そこでディアウス・ピターと戦うリーダーさんを、ミッション開始地点から見守る私たち…なんか冷たい事をしてるみたいで、心が痛いです…
「…落ち着きなさい、二人とも。リーダー君は冷静に交戦中よ?」
「そう、ですけど…なんだか落ち着かなくて…あっ!!」
リーダー君が突然…バックジャンプしながら雷球を撃ってくるディアウス・ピターに対して、懐に飛び込むべきなのに、逆に距離を取ったんです!!

「リーダー!!!」
「待ちなさい、アリサ」
「でも、ジーナさん!!」
「分かったのよ、リーダー君の狙いが…!」
「えっ…?」
そんな事を話しているうちに、ディアウス・ピターの放った雷球がリーダー君を直撃…

「グアアアアッ!!!!」
…しないで、なんと…その雷球がすべて、ディアウス・ピターに跳ね返って直撃したのです!!
「なっ…!?何があったの!?」
煙が晴れた後、私たちが見たのは…見た事もない構えで神機を携え、ディアウス・ピターと対峙するリーダー君の姿でした



「な、なんですか、リーダーのあの構えは…?」
「そう、あれがリーダー君の狙い…その名も、野球剣!!」
「えぇーっ!?知ってるんですかジーナさん!?」

野球剣(やきゅうけん)…
二刀を用いることで有名な二天一流兵法の祖 『宮本武蔵』が、『関ヶ原の戦い』と呼ばれる決戦の最中に閃いたと伝えられる、秘剣中の秘剣。
その正確無比の居合は、ただの一回で西軍全戦力の4割を両断し、東軍の苦境を一瞬で覆したという。
現代でいうバットスイングにも酷似した太刀筋は 運動力学的観点からいっても真空波の飛距離・威力・正確さを得るために最も効果的であることが証明されている。
これまで野球は米国発祥というのが定説であったが、かの宮本武蔵が愛用した偽名『柳生聯銘(やぎゅう れんめい)』に倣って『野球連盟』と名付けられた歴史からわかるとおり、 
極東がその起源である事が、ヨハネス・フォン・シックザール博士の研究により明らかになっている。
また、遙か昔オリンピックと呼ばれる国際スポーツ祭典で野球が執り行われたのは、彼が著した『五輪書』の存在が決め手であった事も、周知の事実である。
余談ではあるが、かつて『球聖』の異名を取り世界を震撼させた鈴木氏は野球剣をさらに昇華させ、氏のバットコントロールはオラクル細胞に依らずアラガミを駆逐するという…
なお読者諸兄、特に幼年の子供達においては、くれぐれもこの秘剣を極めんとして、空き地でコクーンメイデン相手にバットなどを振り回さぬよう厳重に注意しておく。

公共放送FBS出版刊 『古今東西 野球偉人伝』より

「そうだったんですか…知りませんでした」
「物知りなんですね、ジーナさん…」
「リーダー君!あなたの野球剣ならば勝てるわ!!あの奥義を使うのよ!!!」
「あれか!!…これでトドメだ!!!千本脳苦首鼻連蹴!!!」※男主2番

千本脳苦首鼻連蹴(せんぼんのうく しゅびれんしゅう)…
野球剣史上、幻とされる三大奥義の一。
野球『剣』と名が付く故に、その技も当然剣によって繰り出されるであろうと油断している敵の顔面に、
無慈悲なまでの千本蹴りを食らわせる事で、安全かつ確実に標的を沈黙させる、人類の歴史に於いて最高峰の呼び声高い暗殺技である。
当時は隆盛を極め『これをやらねば侍にあらず』とまで言われたが、そのあまりの危険さに、江戸時代には時の将軍・徳川家光によって禁止令が発布されている。
後に15代将軍・徳川慶喜が、大政奉還と同時に禁止令撤回も行ったが、その頃すでに野球剣継承者はほぼ絶えていたという…
なお、現代野球に於いて『千本ノック』なる修行法が存在するのは、この技を避けんとした佐々木小次郎の特訓を研究・発展させた物であるという説が支配的である。

フォーゲルヴァイデ書房刊 『熱狂パワフル侍道 第13巻決定版』より

リーダー君が放った技が直撃したディアウス・ピターは、あっという間に倒れたのでした…


「じゃ、今日は解散!お疲れ様でした!!」
「は〜い」
アナグラに帰った後、自由解散となり…私は何を血迷ってか、リーダー君の神機に話しかけてました
「ねぇねぇ、君のご主人様はどう言う特訓したんだろうね?」
「わぅ??ぅ〜」
な、なんと…リーダー君の神機がターミナルを操作して、一冊の本を取り寄せたのです!!

「こっ……これは!!?」

しょっ、衝撃的です…今度シュンさんやカレルさんと一緒に出撃するので、試してみます!!!



検証結果:報告者
『私が極東支部支部長、ヨハネス・フォン・シックザールである!!!!!』:故・シックザール前支部長(就任演説より引用)

「なんだ、カノンのあの構え…!?」
「あ、あれは…まさしく銃戦車大車輪(がんたんく だいしゃりん)!!なぜ彼女があの奥義を!?」
「なにぃー!?知っているのかジーナ!?」

このページへのコメント

jDO5Ru Thank you for your blog.Thanks Again.

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Posted by awesome things! 2014年01月22日(水) 14:57:50 返信

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