ゴッドイーターでエロパロスレ保存庫 - ギル×9子
「あの…これ、ちょっときついんですけど…」
「……」
「おぉ!良いねぇ二人とも!」
フェンリル極東支部憩いの場であるラウンジには3人の神機使いが集っている。
上機嫌のハルオミと、お揃いの衣装に身を包んだカノンとブラッド隊長だ。
その衣装というのが胸元が大胆に露出したブラウスに、これまた大胆にスリットの入ったスカート。
サイズが小さいようで、カノンは胸元を気にしている。
隊長も、カノンと見比べながら胸元を気にしている。
「やっぱり最終的に、男は女の胸に帰るんだ…あぁ、大きさは好みが分かれるが優劣はないぞー?」
「……はぁ」
慎ましいバストを恨めしげに見下ろす隊長にハルオミがすかさずフォローを入れた。
豊満なバストのカノンがハルオミに尋ねる。
「えーと…それで、私たちこれからどうするんですか?」
「ん?あぁ、そろそろ来るころか…」
ハルオミがラウンジの入口に目をやったその時、ちょうど扉が開いた。
「ハルさん、何か用――…!?」
「!!」
その声に隊長は勢いよく顔を上げる。
「あれっ?ギルバートさん?」
「おっ!来たな」
現れたギルは戸口に立ち尽くしていた。絶句した彼の視線はそこにいる少女にくぎ付けになっている。
にやついたハルオミが少女の背を押しギルの前に差し出した。
「どうよ?隊長さん、いけてるだろー?」
「…へ、変、かな…」
恥ずかしげに俯いているが、隊長もギルの評価が気になるようだ。ちらちらと彼の表情を窺っている。
ギルはしばし唖然としていたが、みるみるうちに眉を吊り上げ――
「着替えてこい」
――固い声で、それだけ言い放った。
「……分かった…」
明らかに肩を落とし、とぼとぼとラウンジを後にする隊長の背中をハルオミは見送る。
「あーらら。がっくりしちゃって、可哀相に」
「…どういうつもりなんすか、ハルさん」
苦虫を噛んだようなギルの肩を抱き寄せ、ハルオミはバチンと音のしそうなウインクを決めた。
「いけるぜ」
「は?」
怪訝そうなギルにハルオミは続ける。
「彼女に惚れてるんだろ?彼女の方も脈あり…というか、まぁ確実だ」
「なっ!」
思わず声を上げてしまい、慌てたように声を潜めるギル。
「…なんで、そんなことハルさんに分かるんすか」
「俺を誰だと思っている」
自信たっぷりな口ぶりにギルはぐうの音も出ない。
「ま、この作戦で確信したんだけどな。あの彼女があんな格好をしたのはなぜか。
お前に見せるためさ。で、お前に対するあの反応だ。間違いないね」
「作戦って…ハルさん…」
ハルオミのお節介にギルは呆れつつ、内心嬉しくも思う。
確かに、ハルオミの推論には一理ある気がする。自意識過剰ではない、と思う。
しばらく思案して、やがてギルは心を決めた。
「…違ったら一生怨みますよ」
「分かった分かった。ほれ、頑張ってこい」
照れ隠しに睨みつけてくる視線を笑って受け止めながら、ハルオミはギルの肩に回していた手で背中をばしんと叩く。
それを合図にギルは隊長を追いかけ駆け出した。
「若いって、良いねぇ…」
「あのー…これはいったいどういう…?」
感慨深げに頷くハルオミと状況を飲み込めずに困惑するカノンがその背中を見送っていた。

目的の扉の前にギルは立っていた。
やけに動悸がするが、もちろん急いできたせいではない。
ハルオミを疑うわけではないが、不安が無いわけでもないのだ。
心を落ち着けるように深呼吸をし、中へ声をかける。
「隊長、ちょっと良いか」
「え、あ、うん…どうぞ」
返事を受けて、ギルは扉を開いた。
主の印象どおり小綺麗に片付けられた部屋だ。
彼女は先ほどの格好のまま姿見の前に立ち、少し困ったようにこちらをこちらを見ていた。
「…ごめん、まだ着替えてないよ」
「あぁ、いや…」
改めて、ギルは見慣れぬ衣装の少女を見つめる。思えば制服以外の彼女を見たのは初めてだ。
女性らしいデザイン、というのか。
フリルやリボンの装飾があしらわれ、なんといっても目を引く胸元や腿の露出は女の色香を演出している。
とは言え、彼女の年齢からするとどうにも背伸びしている感が否めない。
自分のために着てくれたというのが、本当なら。
期待が不安を上回っていく。
「…やっぱり、胸が小さいからかな…」
ぽつりと呟く声にギルは我に返った。
彼女は鏡に映った自身を様々な角度から眺め、ぶつぶつ呟いている。
「カノンさんは似合ってたよね。…胸大きいし。…それとも、私が子供っぽいからかな…」
衣装が不評だと、勘違いしているようだ。
「いや…別に、似合わないとは言ってないだろう」
「…さっき怖い顔で着替えてこいって言った」
拗ねたような口ぶりが可愛らしい、とギルは思う。
頼りがいのある隊長ではあるが、年相応の少女なのだ。
それにしても――やはり彼女は自分の評価を気にしている。その事実に、期待と鼓動は否応なしに高まっていく。
「あれは、だなぁ…」
誤解を解こうにも素直に説明するのはなんとなく気恥ずかしい。
ギルが言葉を探しあぐねていた、その時。
「…あの」
緊張の色を帯びた少女の声。鏡の方を向いていて表情は見えない。
「ギルは、さ」
髪の隙間から見える耳が朱い。声は微かに震えているような。
「どういう服が好き?」
期待が確信に変わる。
込み上げる想いに任せて、ギルは少女を後ろから抱きすくめた。
「…服なんかなんだっていい」
腕に力を込めて、少女の耳元で告げる。
「お前が好きだ」
言葉にしたことで、胸のつかえが取れたようだ。心は晴れやかで、自然と笑みが浮かぶ。
少女の様子を鏡越しに窺うと、真っ赤な顔で目を真ん丸にしていた。
「……嘘…」
「嘘でこんなことするか」
笑って諭すが、どういうわけか少女は食い下がる。
「嘘!だ、だって、ギルは年上が好きだって…」
「はぁ?」
意外な言葉にギルはつい頓狂な声を上げた。
「どこからそんな…まさかハルさんか?でも女の趣味に関してそんなこと言った覚えないぞ」
「えっ!?そんな…」
ハルオミの仕業か彼女の勘違いかは分からないが、『ギルは年上好き』ということになっていたらしい。
特にそんな事実はないのだが。
少女は大きく嘆息し、うなだれた。
「それなら…こんな格好も意味なかったんだ…」
「…俺のために?」
ギルの問いかけに少女は顔を赤らめる。
「…大人っぽい、でしょ。ハルさんも、男の人はこういうのが好きだって言ってたし…」
ハルオミには他の思惑もありそうだがそれは今は置いておこう。
「…でもギルはあんまり好みじゃないんだよね」
「だからそうは言ってないって」
腕の中の少女がギルを見上げる。
「じゃあ、さっきのは?」
「…他の野郎に見せられるか、こんな危なっかしい格好」
こんな、のところで胸の谷間をなぞると、「ひゃっ」と短い悲鳴が上がった。
「え、えっち…」
赤い顔をもっと赤くして抗議する少女は、しかしギルの手を払おうとはしない。
「悪かったな」
抵抗の意思はないと見て、謝りながらも指先をブラウスの下に滑り込ませる。
「しかし…下着もつけずに、まぁ…」
呆れながらもその手はしっかり素肌をまさぐっていて、少女は羞恥に目を伏せる。
「し、仕方ないでしょ…こんなデザインなんだし」
「まったく、とんでもねえな…もう外で着るなよ」
「う、ん…っ」
固くなった乳首に指先が触れ、少女の声が艶めく。
その声色と指に伝わる感触に、ギルの中の劣情が頭をもたげる。
「……小さいでしょ」
されるがままの少女が恥ずかしそうに、申し訳なさそうに呟いた。
「ん?あぁ…」
彼女の乳房はギルの掌にやすやすと収まるサイズだ。
どういうわけか巨乳が多い同僚女性たちの中では確かに小さい。
彼女はコンプレックスに感じているようだが、ギルにとっては些末な問題だ。
「…まぁ、揉めばでかくなるかもな」
指に力を込めながら言うと、鏡に映った少女は恥じらいながらも期待するように瞳を輝かせた。
「ほんとに?」
「いやすまん嘘」
「!!酷、ひゃっ…!」
抗議の声が途中で悲鳴に変わる。
ギルの左手がスカートのスリットの隙間から見える腿を撫でたせいだ。
ギルの指先はスカートをたくし上げながら腿を撫で上げ、少女の下着に到達する。そこからはその縁に沿って内側へ。
「やっ…ちょ、ギル、待って」
「っと、嫌か」
少女の制止にギルはあっさり手を引く。
正直もう堪らないところまできてはいるのだが、年下の少女を慮る冷静さまでは失っていない。
「嫌じゃ…ないんだけど、ただ…」
真っ赤な顔で言い淀みながらも少女は言葉を搾り出す。
「…まだ、その…キス、もしてないし…こんな、立ったままじゃ…その……やだ…」
最後は尻すぼみになってしまった少女の訴えにギルは思わず吹き出してしまった。
「わ、笑わないでよ…」
「いや、すまん。ごもっとも」
「きゃっ」
少女をギルは軽々と抱き上げ、傍らのベッドへエスコートする。
横たえた少女に覆いかぶさり、キスをしようと顔を近づけて――すんでのところで「そう言えば」と口を開いた。
「俺からも注文」「??」
困惑した様子の少女にギルはからかうように笑う。
「そっちからは、まだ聞いてない」「!」
それだけで、彼女には通じたようで。
戸惑いが消え、代わりに少し潤んだ瞳で少女は真っ直ぐギルを見つめ、ただ一言。
「好き」
じわりと暖かい感情がギルの胸を満たしていく。
今度は想いを伝えるように優しく笑って、ギルは少女に口づけた。
唇が軽く触れて、離れる。
「…これで良いな?」「…うん」
二人で照れ臭そうに微笑みあい、もう一度。
「……っ!……ん…んっ…」
触れ合うだけではなく、唇を軽く食み、吸い、舌を挿し入れ口内を侵す。
そのたび少女はびくりと硬直し、ギルにしがみつく指に力を込めた。
存分に味わって、唇を離す。
少女はぽうっと目元を染め、蕩けるような表情を浮かべていた。
初めて見るその表情にたまらなく欲情し、ギルは少女の服を脱がしにかかる。
ブラウスのボタンを上から順に外す。徐々に素肌の面積が広くなっていく。
少女は視線を避けるように顔を背け目を閉じている。その間に、ギルは彼女のスカートと下着を下ろし、自らの服も脱ぎ捨て裸になる。
袖を通しただけのブラウスと腿丈のソックス以外の衣服が取り払われ、晒された少女の素肌は火照り紅潮している。
華奢な鎖骨。桃色を頂く白い双丘。薄く浮いた肋骨。くびれた腰。
腹部のなだらかなライン、臍。体毛に覆われた陰部。柔らかそうな腿の付け根。
その全てを目に焼き付けてから、ギルは再び少女に覆いかぶさった。
触れ合う肌から互いの熱が伝わる。
遠慮がちに、少女の腕がギルの背中に回された。
ギルは少女の首筋に口づけた。唇に触れる脈がおそろしく速い。それを辿るように何度も啄み小さな痣を残す。
二人の身体の間、下腹部の辺りで熱く猛ったモノが存在を主張していたが、そちらの出番はまだ先だ。
少しだけ身体を横にずらし、ギルは右手を少女の下腹部へ伸ばす。
全身を強張らせる少女を安心させるように額にキスしながら、股間を一撫でする。
汗ばんではいるが、さすがにまだ濡れてはいない。
「あ、あの」
黙っていた少女が唐突に声を上げた。ギルが視線で先を促すと。
「…私は、どうしてたらいい…?」
ギルは再び吹き出した。
「また笑った…」
そっぽを向いてしまった少女の頬にキスをして、謝る。
「ん、悪かった。…何もしなくていいよ、お前は」
「…そうなの?」
「まぁ、しいて言えば…嫌なときは嫌だと言ってくれ。良いときは色っぽい声出してくれたら俺が興奮する」
冗談めかしたつもりのリクエストに少女は表情を引き締める。
「…が、頑張る…」
真面目な彼女には逆効果だったか、とギルは苦笑いして。
「頑張らなくていい。リラックスしてろ」
言いながらギルは右手で茂みを掻き分け、すぐに柔らかい肉の谷間の入口にそれを見つける。
「あ…」
少女が甘い声を上げる。演技ではなく思わず洩らしたもののようだ。
その小さな突起に中指を宛てがい、くにくにと優しく刺激してやる。
「あっ、ん…やぁ…っ」
指の動きに合わせてぴくん、ぴくんと身体を痙攣させ、短く喘ぐ少女。
眉をひそめ、涙と情欲を瞳に浮かべ、みるみるうちに少女は高まっていく。
感じやすい質のようだった。
「ギル…っ、きもち、い…」
甘く呼ばれて湧き上がる衝動を必死で堪え、代わりにいっそう激しく少女を攻め立てる。
ぶるぶると腿が震え始める。
そろそろか、とギルはクリトリスを虐めていた中指を更に奥、少女の秘所へと進める。
「は…っ、ぅ…」
そこは既にたっぷりの蜜で溢れていてギルの指は抵抗なく呑み込まれたのだが、異物感に慣れないのか少女は苦しそうに呻いた。
ギルは構わず、狭い膣内を解すように中指を動かす。と同時に親指でクリトリスを弾いた。
「ひゃん!」
少女の身体が、膣が、突然の快感に引き攣る。
親指で先ほどの快楽を少女の身体に呼び起こさせながら、膣内に入れる指を一本ずつ増やし拡げていく。
「あっ、ん…あぁ…」
快感の方が勝っているようで、少女の洩らす声にもはや苦痛の色はない。
少女の喘ぎの合間に、くちゅくちゅと卑猥な水音が繰り返される。
まもなく少女の膣は指三本の侵入を許し、しかも新たな感覚に目覚め始めていた。
「ぅ、ん…そこ…だめぇ…」
『そこ』がクリトリスでないことも、『だめ』が拒絶の意でないことも、ギルには分かっていた。
濡れそぼった蜜壷の中で指先の感覚に集中し的確に少女の性感を攻めつづける。
「ひ、あ、あぁ」
内と外を同時に責められ、少女は上り詰めていく。
その腰ががくがくと痙攣し出したかと思うと――
「あっ、あっあぁっ!!」
嬌声とともに少女の膣が激しく収縮した。
絶頂を確認したギルは愛液に濡れた指を抜き去り、少女の膝を持って脚を広げさせる。
未だ快感の余韻にひくつき涎を垂らしているそこは淫靡としか言いようがない。
いい加減限界だった。
「…少し痛えぞ」
それだけ告げて、ギルははちきれんばかりに勃起したペニスを少女の中に沈めた。
「…っ!…あぅ…っ!」
痛みに腰を浮かせる少女を押さえ付けながら、熱く狭い隧道を貫き進む。
指で解されたとはいえ、それとは比ぶべくもない存在感に少女は慄く。
最奥を押し上げながら根本までをすっかり埋めると、快感と幸福感、満足感がギルの全身を満たした。
本能的に腰を動かしたくなったが、少女の苦悶の表情に踏み止まる。
「…しんどいか」
「う、ん…ちょっとだけ…」
ギルが声をかけると、少女はぎこちなく笑う。
この様子では、いきなりピストンは辛いかもしれない、と判断し。
むらむらと込み上げてくるものを必死で堪えながら、繋がったまま軽く腰をゆする。
恥骨部分を密着させ、振動を伝えると少女がギルに縋り付いてきた。
「あ…それ、きもちいい…」
既に一度達した少女の身体に燻る快楽は再び燃え上がろうとしているようだ。
「あっ…ん…ん…っ」
耳元でよがる少女の声が心地好い。
強張った表情も膣も、徐々に解れていった。
「…あ、待って…なんか、変…」
「…どうした」
少女の言葉にギルは顔を上げる。
「なんか…奥の方、じんじんする…」
「奥?」
まさかとは思いつつ、意識を先端に向け、少女の言う奥――子宮を亀頭で抉るようにしてやると。
「は、あっ…ん…それ…いい、かも…」
初めてだろうに少女は奥で感じているらしい。
「…へぇ。なら、これは」
先端で円を描くように責める。
「はぁ…ん…っ」
「これは?」
小刻みに子宮を小突く。
「ふぁっ!?」
「…っ…これが、良いんだな…」
当然その振動はギルにも伝わってくる。
敏感な先端が絶えず刺激され、近づく限界に耐えながら細かく腰を動かす。
「ぅ、ぁ…!…ぁ…っ!」
声も出せないほどの快感が少女を襲っているようだ。
シーツをきつく握りしめ、何かを振り切るように激しく首を振る。
緩急を付けながら子宮を揺らし続けると少女は更に乱れていき。
「…………っ!!」
静かに激しく少女は絶頂した。
限界まで弓なりに反らせた上半身。声も吐息すらも漏れず空虚に開いた唇。
全身がふるふると細かく震えるなかで、膣だけが狂喜したようにびくびくと激しく痙攣していた。
それに呼応するように精液が放たれる。
蠢く膣にペニスを扱かれ、何度も何度も射精した。
だというのに、ギルの衝動は解消されない。未だペニスも漲ったままだ。
焦燥に駆られギルは腰を振るった。
「ひっ…!」
少女が目を剥き短く叫んだ。
ギルの背筋に電撃のような快感が走る。
もう、止められなかった。
「はぁっ!はぁっ!」
激しく打ち付けるたびに獣じみた声が洩れる。
奥に当たる衝撃、攣縮する膣壁、抽送による摩擦。
それらが甘美な責め苦となりギルの理性を奪っていく。
「や、や…っ、だ、め…っ、もぅ…無理…っ!」
逃れるように強い力で押し返してくる少女の腕を搦め捕り、押さえ付ける。
一層深く抉り、ごりごりと奥を犯す。
「ひぃああぁ!!」
跳ねる肢体を力ずくで押さえ込み、ただただ本能のままに少女の身体を貪った。
心ゆくまで愉しんで、ギルは絶頂した。
「……っ!……ぅあ…っ!…あぁっ……!」
全身を駆け巡る強烈な快感とともに、堰をきったように精液が吐き出される。
大量のそれが、どくどくと少女の膣奥へと注がれていく。
今度こそ深い充実感がギルを満たしていった。
やがて役目を終えて萎えたモノを少女の膣から引き抜く。
ぶるりと震えて、ギルは大きく息を吐いた。
精液やらなにやらで汚れたペニスには赤いものが混じっていた。そして、はたと気づく。
組み敷かれた少女は放心していた。
涙に濡れた瞳は虚ろ、だらしなく開いた唇の端からは涎が伝っている。
「……おい…大丈夫か…?」
返事がない。少女の瞳は虚空に向けられたまま動かない。
先ほどまでの高揚が急速に引いていく。
「………なぁ……おい…?」
軽く頬を叩いてやると、ようやく視線が揺らぎ、宙をさ迷ったあとギルに焦点を結んだ。
ほっ、と安堵の息をつく。
「…その……すまなかった…」
初体験としてはハードすぎただろう。
少女への気遣いを忘れ行為に没頭してしまった自分をギルは情けなく思う。
「……すごすぎて…おかしくなりそうだった…」
少女がとろりと笑った。
その表情に、呆れたことに下半身が反応してしまってギルはそっと舌打ちをする。
「……もうすこし…ゆっくりしてほしいかな…」
下半身から意識を反らし、気を取り直してギルは微笑む。
「…あぁ、そうだよな…今度からはそうしよう」
今度から。
そうだ、これから何度も愛し合うことになるだろう。
そう思ったら幸せな気持ちが込み上げてきて、ギルは少女にキスしようと顔を近づけた。
その時。
「……こんどじゃなくて」
少女が切なげに見つめてくる。
濡れた瞳が怪しく光る。
「いま、して」
ぷつん、とギルの理性が途切れた。

その後部屋に響き渡った少女の悲鳴は、しばらく止むことはなかった。
『もう少しゆっくり』とは、いかなかったようだ。