ストーリー(公式HPより)
幼くして孤児となったヴェノムは
アサシン組織に拾われ、その一員となる。
しかし彼の繊細な内面は暗殺者として才能を開花することなく、ただ自分の価値を感じる事もできぬままに、月日を重ねていた。やがて組織からは役に立たぬものとして、処分の命が下されたのであった。しかしその時、新たなる首領として
ザトーが目の前に現れ、彼の才能に目をつけ、手を差し伸べたのである。自らの存在に価値を得た彼は、それを必要と認めてくれた
ザトーに深く恩を感じ、忠誠を誓ったのであった。
前大会にて、次元牢から解放された
ザトーのその後の消息を知る者は、組織の中にはいなかった。しかし、少なくとも再び投獄された記録はなく、大会においても死亡結果を出しているわけではない。
機能を停止した組織内では、深手が災いした、または立場を放棄したなどの噂が広まっていたが、長年
ザトーの忠臣として仕えてきたヴェノムにとっては、それらの憶測がまずありえないことをよく知っていた。しかしそれならば、牢獄の中からでさえ指令を下していたほどの者が何故、連絡のひとつもよこさないのか、何故帰還しないのかという疑問が生じる。
そんな時、
ザトーと思われる人物の確認情報が舞い込んだのである。