GIRLNESS! - 子役たちのログWiki

出演：稟華(今出川亜梨珠役)／古原悠莉(相沢愛役？)／池谷美音(野村イチゴ役)／一華(宇佐美絵里役)／古川凛(野村リンゴ役)／木戸理沙(園児役1)／吉澤梨里花(笹木綾子・幼少期役)／原菜乃華(上田ユカ役)／川島鈴遥(飯塚セイコ役)／藤野涼子(相沢サトミ役)／川島海荷(笹木綾子役)／太田陽羽／金井美樹／三木くるみ／杉山未央／本仮屋ユイカ／
制作総括：谷口卓敬／神戸明／
プロデューサー：稲葉有也
原作：「ベビーシッター・ギン！」大和和紀
演出：岩本仁志／麻生学／
脚本：泉澤陽子／嶋田うれ葉／
音楽：木村秀彬／堤博明／
https://www4.nhk.or.jp/P5822/

出演：太田陽羽／金井美樹／三木くるみ／

出演：池谷美音(野村イチゴ役)／古川凛(野村リンゴ役)／木戸理沙(園児役1)／ほか


ログ
(動画)
野村イチゴ役：「う〜ん、ともぐい！」
野村イチゴ役：「イチゴミーンズストロベリー、ぱく。う〜ん、ともぐい！ハッピー！」


(スタジオ)
野村リンゴ役：「イチゴ、スマイル！」


(楽屋)
野村リンゴ役：「お疲れさま、ジュース飲む？」
野村イチゴ役：「うん！」
野村リンゴ役：「ありがとうお姉ちゃん」
野村リンゴ役：「イチゴ、すごくかわいかったよ」
野村イチゴ役：「ほんと？」
野村リンゴ役：「うん！お姉ちゃん見てたんだよー。かわいかった」


(リビング)
野村リンゴ役：「う〜ん、ちょっと待って。今イチゴの動画アップしてるから」
野村イチゴ役：「お姉ちゃん行ってきまーす！」
野村リンゴ役：「いってらっしゃい！」
野村リンゴ役：「私、ベビーシッターなんていらないんだけど」
野村リンゴ役：「はいはい、もーう保育園遅刻しちゃうよ」


(路地)
野村リンゴ役：「ありがとうございます！イチゴのことよろしくお願いします！」
野村リンゴ役：「あのー、すいません！すいませんでした！イチゴのことよろしくお願いします！お願いしまーす！」


(リビング)
野村リンゴ役：「営業妨害です！ママから言われてるの。ファンには笑顔って。人気商売なんだから」
野村リンゴ役：「いいの。贅沢したらママに怒られちゃう」


(スタジオ)
野村イチゴ役：「ねえまだ？帰りたい」
野村イチゴ役：「いらない！」
野村イチゴ役：「ニッニッ！」


(リビング)
野村リンゴ役：「やりずらいんだけど」
野村リンゴ役：「私、いつも1人で磨いてるし」
野村リンゴ役：「そうなの？」
野村リンゴ役：「それ、変だよ」


(部屋)
野村リンゴ役：「保育園のお楽しみ会で『シンデレラ』の劇をやることになったの」
野村リンゴ役：「まだ決まってない。今度役決めの会があるの。絶対なんかの役しなきゃいけないの。でも、目立つのやだ。休んじゃおっかなー。私にいい役なんかできるわけないし」
野村リンゴ役：「私も最初、イチゴみたいに役決めの会受けてたの。でも、全然ダメ。才能ないんだ」


(公園)
野村リンゴ役：「もーう恥ずかしいよー」


(リビング)
野村リンゴ役：「え〜嘘だ」


(路地)
野村リンゴ役：「シンデレラ、かわいそう」
野村リンゴ役：「だって、シンデレラって、透明人間みたい」
野村リンゴ役：「誰もシンデレラのこと、見てないんだもん」
野村リンゴ役：「パパもママも、あのタワーマンションに住みたいんだって。だから、イチゴに有名になってほしんだ」


(公園)
野村リンゴ役：「わけもわからずに連れ出され♪」


(公園)
野村リンゴ役：「ねえお芝居の練習しようよ。ギンちゃん魔法使いのおばあさん役ね」


(リビング)
野村リンゴ役：「あっ！」
野村イチゴ役：「お姉ちゃんただいまー！」


(玄関)
野村イチゴ役：「お世話になりました」


(保育園)
野村リンゴ役：「ありがとうございます！」
野村リンゴ役：「バイバーイ！」


(リビング)
野村リンゴ役：「うん。チンして食べるの」
野村リンゴ役：「どうして私の好きなものわかったの？」
野村リンゴ役：「こんなの贅沢すぎるよ」
野村リンゴ役：「いただきます…」
野村リンゴ役：「おいしい」
野村リンゴ役：「1人で平気だから」
野村リンゴ役：「聞かないの？」
野村リンゴ役：「脅迫状のこととか」
野村リンゴ役：「私じゃ、無理だから。イチゴならできる。それはうれしいんだ。でも…」
野村リンゴ役：「ママもパパも、イチゴのことばっかりなんだもん。だから脅迫状を書いたり、わら人形作ったりしたの。最低でしょ？」
野村リンゴ役：「怒んないの？」


(リビング)
野村イチゴ役：「ママ〜疲れた！」
野村イチゴ役：「いやだ！」


(保育園)
全員：「はーい！」
野村リンゴ役：「忘れ物って？」
野村リンゴ役：「でも、私本番でうまく笑えないんだ。ママも言ってたでしょ？今度もきっと無理だよ」
野村リンゴ役：「シンデレラに変わってる」


(リビング)
野村イチゴ役：「やったー！」
野村リンゴ役：「ただいまー！」
野村リンゴ役：「私、シンデレラに選ばれたの」
野村イチゴ役：「お姉ちゃんすごい！」
野村リンゴ役：「これギンちゃんが作ってくれたの」
野村リンゴ役：「土曜日？」
野村リンゴ役：「そっか…、しょうがないね」
野村リンゴ役：「イチゴのバカ！」
野村リンゴ役：「だってイチゴが私のドレス汚したんだもん！悪いのはイチゴだよ！なんでイチゴだけ心配するの！」
野村リンゴ役：「イチゴなんて嫌い！パパもママも大嫌い！イチゴへの脅迫状私がやったの。イチゴなんか大嫌い！生まれて来なければよかったのに！」


(路地)
野村リンゴ役：「えーん！」(；_；)
野村リンゴ役：「ギンちゃーん！」


(玄関)
野村リンゴ役：「よろしくお願いします」


(リビング)
野村リンゴ役：「お邪魔します」
野村リンゴ役：「ギンちゃんにも妹いたんだ」
野村リンゴ役：「どうぞ」


(リビング)
野村リンゴ役：「私、『シンデレラも『三匹のこぶた』も『美女と野獣』も嫌い。どのお話も、下の子がかわいくて最後に得するの。上の子ってつまんないよ」
野村リンゴ役：「ふふふ！こんなに楽しいご飯初めて。ここんちの子になれたらいいのになー」
野村リンゴ役：「ほんと？」
野村リンゴ役：「あっドレス…」
野村リンゴ役：「龍之介さん、ありがとう！」


(玄関前)
野村イチゴ役：「がんばるぞ」


(スタジオ)
野村イチゴ役：「・・・」


(保育園)
園児役1：「ねえ、イチゴちゃんも来てるの？」
園児役1：「なーんだ」


(スタジオ)
野村イチゴ役：「いらない」


(玄関前)
野村イチゴ役：「ん〜！」
野村イチゴ役：「助け…」


(社内)
野村イチゴ役：「助けてー！」


(路地)
野村イチゴ役：「イチゴ行く〜！」


(保育園)
野村イチゴ役：「お姉ちゃん！」
野村イチゴ役：「なんでここにいるの？撮影でしょ！」
野村イチゴ役：「お姉ちゃん！ハァハァ…帰ってきて！イチゴ、悪いとこ直す！だから、帰ってきて！お姉ちゃん！お姉ちゃん！お姉ちゃん！」
野村リンゴ役：「ごめん。ひどいこと言ってごめんね。お姉ちゃん、本当はイチゴのこと大好き」
園児役2：「美しい少女にな〜れ」
野村リンゴ役・園児役3・園児役4：「行ってきまーす」
野村リンゴ役：「ありがとう！魔法使いさん」
野村イチゴ役：「お姉ちゃんすごい！」
野村リンゴ役：「ありがとう」
野村リンゴ役：「ギンちゃん？」
野村リンゴ役：「ありがとう、魔法使いさん」

出演：古原悠莉(相沢愛役？)／原菜乃華(上田ユカ役)／川島鈴遥(飯塚セイコ役)／藤野涼子(相沢サトミ役)／杉山未央／


ログ
(公園)
飯塚セイコ役：「うわ〜かわいい！元気でちゅか〜」
上田ユカ役：「この子おばさんの子ですか？」
相沢サトミ役：「円是留？すごい名前」


(スーパー)
飯塚セイコ役：「誤解だって！」
上田ユカ役：「この子が超かわいいからおもちゃ買ってあげようかなって」
飯塚セイコ役：「円是留って、そのキラキラネームないよね〜」
上田ユカ役：「今はシワシワネームが流行ってるんだよ」
上田ユカ役：「ナニーって何？」


(リビング)
飯塚セイコ役：「おばさん、この辺じゃ超有名らしいじゃん」
上田ユカ役：「坊ちゃま？おばさんじゃないの？」
飯塚セイコ役：「申し遅れました！高凛高校2年、小柄だけど夢と希望は大きい飯塚セイコでーす！」
上田ユカ役：「同じく高凛高校2年、上田ユカです。ユカリンって呼んでね！」
飯塚セイコ役：「実はウチら、ベビーシッターになりたいの！」
飯塚セイコ役：「ウチら結構センスあると思うよ。保健体育だけはみんな5だし」


(リビング)
飯塚セイコ役：「えっ…お熱って」


(回想・屋上)
飯塚セイコ役：「妊娠!?まさか、石田の子？」
上田ユカ役：「石田には伝えたの？」
上田ユカ役：「じゃあどうすんの？8か月じゃもうおろせないし！」
飯塚セイコ役：「産むしかないじゃん」
飯塚セイコ役：「大丈夫。こう見えても家、お母さんの出産全部立ち会ったから。妹3人分」


(公園)
飯塚セイコ役・上田ユカ役・相沢サトミ役：「ベビーシッターギン！」
上田ユカ役：「みんなで一緒に愛を育てよう！」

出演：稟華(今出川亜梨珠役)／本仮屋ユイカ／


稟華ちゃんのログ
(廊下)
白の花柄ノースリーブワンピース。
「はーい！」


(ダイニング)
「こんにちは。今出川亜梨珠です」
「はいギンちゃん、よろしくお願いします」
「おばあちゃま、民代さん、いってらっしゃい」
「部屋に来て」


(部屋)
「どうぞ」
「あはは！」
「グミよ。食べる？」
「馴れ馴れしい。亜梨珠様でしょ」
「ギン、馬になりなさい。早く！」
「早く進め！」
「早く！あいたじゃなくてヒヒーンでしょ！」」
「あーつまんない。次は鬼ごっこよ。ギンが鬼ね」


(廊下)
「邪魔！」
「あはは！ざまあみろ！」
「フン。お前なんかさっさと出て行け」


(玄関)
ピンク色の花柄ノースリーブワンピース。
「デーモン」


(部屋)
「亜梨珠のエステサロンへようこそ。ギン、お肌すべすべになりたくない？」
「でしょう？パックしてあげる」
「やめてよバカ！」


(公園)
ピンク色のノースリーブワンピース。
「ねえこれできる？」
「どうしてできるの？」
「嘘だ！」
「はぁ？」
「何言ってんの？」


(キッチン)
「誰が天使よ」


(ダイニング)
「意味わかんない」
「これなんの野菜が入ってるの？」
「全部嫌い」
「まだ熱い」
「お肉が硬い」
「お代わり持ってきて」


(部屋)
白の半袖ワンピース。
「発音が全然ダメ」
「待って。ギンはもう帰っていいわ」
「民代さん、これ読んでよ。パパが送ってうれたやつ」
「役立たず」
「フン。おばあちゃまが言ってた。民代さんは何を読んでも棒読みだって」


(部屋)
茶色のパフスリーブクァンピース。
「嫌！あの人の風邪がうつった！もう最悪！」
「どこが？私のほうがかわいそうでしょ？」
「別にいいし」


(庭)
「デーモン」
「ギンが辞めると言うまでやめない！」
「デーモン何してるの！やれ！」
「デーモン！デーモン！」


(エントランス)
「おばあちゃま！ギンをクビにして」
「私に草むしりさせたの。あのベビーシッター変よ」
「おばあちゃま…」
「嫌！嫌！嫌！」


(部屋)
水色の半袖ワンピース。
「ねえギン」
「どうして銀歯意地悪されても辞めないの？」
「何それ〜」
「大人ってめんどくさい」
「私は変じゃない」
「なあに？」
「会いたいけど」
「アメリカ？」
「触んないで！」


(部屋)
「これ、読んでくれる？」


(部屋)
白とピンク色の花柄ノースリーブワンピース。
「民代さんは？」


(庭)
「・・・」


(部屋)
「デーモン」
「私じゃない、私のせいじゃない」
「違う私は悪くない」
「私じゃない。ギンが」
「ベビーシッターなんかいらないっ！」
「なんでそうなの？」
「私を一人にしていつもほったらかしで」
「知らないベビーシッターが側にいて、お料理も知らない人が作って。もう全部嫌なの！ベビーシッターなんか嫌い！コックも嫌い！一人でお風呂入るのも全部大っ嫌い！」


(リビング)
「ごめんなさい。お茶碗私が割りました」
「やめてよママ〜」
「ママ、ママー！」(；_；)
「うん！」

出演：一華(宇佐美絵里役)／ほか


一華ちゃんのログ
(路地)
「ばばちゃん！」
「おばちゃんタッくんのところ行くんでしょ？」
「絵里のお手紙タッくんにあげて！」
「はーい！絶対に渡してね。バイバーイ」


(公園)
「タッくん！」
「お手紙見てくれた？」
「タッくんと遊びたい！」
「なんで？」
「タッくーん！タッくーん！」


(幼稚園・庭)
「タッくんご飯できたよー」
「絵里ちゃんも！」


(幼稚園・庭)
「はいタッくん。タッくんが好きなハンバーグですよ」
「タッくんちょっといい？」
「こいびと？」
「恋人ー！」
「えっほんと？」
「うん！」


(結婚式場)
「結婚って好き同士がするんだよ」
「きれいだね〜」


(部屋)
「えーん！」(；_；)


(ベランダ)
「タッくん！」
「どうして絵里ちゃん、うさまる屋の子なのかな。およその子ならタッくんと遊べるのに」
「タッくん」
「すーき！」
「タッくーん！」


(リビング)
「タッくん病気なの？絵里ちゃんお見舞いに行く！」
「やーだ！」


(結婚式場)
「うん！結婚したい！」
「やったー！」

出演：吉澤梨里花(笹木綾子・幼少期役)／川島海荷(笹木綾子役)／ほか

出演：高松咲希(山谷つぐみ役)


高松咲希ちゃんのログ
(居間)
「これで冷やして」
「シッターさんあんて必要ないのに」
「どうも。さっきはすいませんでした」
「萌さん、今日検診って言ってなかった？行かなくていいの？」


(ダイニング)
「ダメだよ休んでなきゃ」
「氷、あとで新しいの持ってくね」
「あー実はね、私と萌さん、本当の親子じゃないの。本当のママは、死んじゃって」
「半年前にパパが再婚して、萌さんと一緒に暮らし始めたんだけど。パパも死んじゃって」
「萌さんは引っ越して、東京に帰るの。私は夏休みが終わったらおじさんの家に行くことになってるんだ」
「別に。ときどきこっちに来て畑の世話するつもりだし」
「そう。うちの畑でね。しかも無農薬」
「まあ、ただの趣味だけどね」
「ギンさん、お昼ご飯パンケーキでいい？」
「私も作るよ。さっきぶつかっちゃったお詫び」
「重曹を少し入れたの」
「こっちも食べてみて」
「ふふふ」
「さあ、何をいれたでしょう」
「いいよ。当たったらね〜」
「へぇ〜絶対わからないと思ったのに」
「これ当てたのギンさん初めてだよ」


(ダイニング)
「晩ご飯作るね」
「いただきます」
「ギンさんのサラダ超おいしい。あとでドレッシングの作り方教えて」
「もしもしつぐみです」
「はい元気です」
「えっ、来週？わかりました。準備しておきます。失礼します」
「転校の手続きとかあるから来週中には家に来なさいって」
「うん。急いで準備しなきゃ。ごちそうさま」
「萌さん。私、そしたら施設にでも行くよ」
「萌さんだってこれから大変でしょ」


(部屋)
「どうぞ」
「ありがとう」
「遅くまですいません」
「プロの農業家？無理だよ。考えたこともなかった」
「遠いからしょっちゅう来れないし。私はあの畑が守れればそれでいい」
「私、パパとママとしりとりしながら畑のお手伝いするの大好きだったんだ」
「そう。きれいでしょ」
「まあね」
「えっ？」
「私強いよ」
「芽キャベツ」
「キャベツ」
「ああはギンさんの負け」
「バス乗り遅れちゃうじゃん」
「ちょっと待って。これ持ってって」
「バイバイ」


(畑)
「みんな、もうすぐ収穫だからねー」
「ギンさんどうしたの？」
「ありがと。そこ置いといて」
「それは嫌。私あとで食べるから、ほっといて」
「うわっ」
「うわ〜すごーい」
「いただきます」
「サトイモ」
「ヤ、ヤングコーン」
「負けた〜」
「おいしかった。特に野菜の煮物」
「ねえ、畑仕事してみない？」
「特別に特訓してあげるよ」
「こうやって耕すんだよ」
「ギンさんもやってみて」
「ねえ腰入れなきゃ腰」
「ふふふ」
「だっておかしいんだもん」


(庭)
「これは、パパとママが私が7歳のお誕生日に植えてくれたの。桃栗三年っていうでしょ。今年、初めて実をつけたんだ。収穫したら一番にお墓にお供えするの」
「この景色ももうすぐ見納めか」
「目にゴミが入っちゃった。ありがとう」


(庭)
「おじさんどうしたの？」
「大事な話？」


(居間)
「えっ、話が違うじゃない。畑だけは守ってくれるって約束したのに」
「そんなのやだよ。やだよ…」
「何言ってんの！そんなの無理だよ！」
「萌さんがそう思っても私が無理なの！」
「だって萌さんは赤の他人だもん！ママじゃないもん！私たち家族じゃないんだよ！」
「萌さんはお腹の子のことだけ考えればいいじゃん。私一人でここで暮らす。萌さんが出て行くまで私小屋で寝泊りするから、心配しなくていい。おじさんも出てってください。さようなら」


(小屋)
「嫌！帰って！お願い帰って！」


(小屋)
「ツルムラサキ、キャベツ」
「ギンさん？」
「ほっといて」
「ありがとう」
「そうだけど」
「やだ、ずっとここにいる」
「なんのこと？」
「もういいからあっち行って。畑は誰にも渡さない」


(小屋)
「やだってば！私のことはほっといて！」
「嫌！台風なんて慣れてるし、大丈夫だから！」


(庭)
「私が守るからね。がんばって」
「桃は私が守るの！」


(夢・森)
「パパ、ママ、どこにいるの？」
「桃の実がなったの。パパとママに受け取ってほしいの」
「私の家族はパパとママだけだよ」
「ギンさんどうしたの？」


(部屋)
「ギンさん、私どうして…」
「萌さん？」
「桃の木、桃の木が」
「そんな…」
「やめて。萌さん、私おじさんの家になんて行きたくない。ずっとここにいたい。でも、どうしればいいかわからなくて。私、本当は…。萌さん!?」
「タクシー呼ばなきゃ」
「ギンさん！」
「タクシー来られないの!?」
「お願いします！子どもが産まれそうなんです！萌さんの赤ちゃんを助けてください！お願いします！お願いします！お願いします！」
「ギンさん、ダメだって…」
「萌さん、萌さん」


(部屋)
「萌さん？」
「ほんと無事に産まれてよかった。ギンさんがここで赤ちゃんを取り上げるって言ったとき、私すっごく怖かった」
「萌さん、あの…」
「夢の中でパパとママに言われたの。『桃は家族になる人にあげなさい』って」
「やっとわかったんだ。この子は、私の弟なんだよね？」
「ねえ見て。私と同じ場所につむじがあるんだよ」
「お母さん」
「私、ずっと意地張って、ごめんなさい」
「うん。ありがとう、お母さん」

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