相互学習

日本語を勉強している中国人学生との相互学習について。
中国の大学、とくにほとんどの外国語大学では日本語を選考する中国人学生が学んでいて、留学生との相互学習が盛んに行われています。

家庭教師とはちがってお互いの言葉を教え合うので、費用もかからず、お互いに対等の立場でつきあうので友達としてつき合えるのもうれしい相互学習です。

フーシャン

相互学習は中国語で「互相学習(フーシャン・シュエシ)」といいますが、略してフーシャンと呼ばれています。

学校の掲示板などを利用して学習相手を探すこともできますが、一番手っ取り早いのは、以前からその大学に留学している日本人留学生に紹介してもらうこと。

たいがいの日本人留学生は一人や二人そうした相互学習の相手をもっているので、その友達経由で紹介してもらうのです。

中国人の学生さんもそうした学習相手を求めていて、結構簡単に見つかりますから安心してください。ただ、そのきっかけを作るのが難しいので、同じ経験をしている先輩の日本人留学生にお願いするのが一番の近道なのです。

お互いの教科書が役に立つ

さて、そうして見つけた学習相手とはどういうふうに勉強するのでしょう。
学習法は人それぞれですが、学校の食堂などでお互いの教科書を持ち寄りながら、わからないところを教え合ったり、とくにネイティブだからこそしっかり教えられる発音はお互いに学習効果が高いのではないでしょうか。

教科について以前に紹介していますが、その中の「会話」の教科書は役に立ちます。たとえば私が授業で使っていた会話の教科書は「北京大学教育出版」のものですが、留学生と中国人のごく普段使う日常会話が交互に出てくるので、それを読み合わせするだけでも効果抜群です。

中国語はすべて漢字なので、教科書を見てだいたいの内容がわかっても発音は日本語と全く違います。とにかく聴く。そして話してみることが上達の一番の近道です。

教科書に出てくるフレーズは、留学生活で常にふれるので、気がつくと漢字に頼らなくてよくなります。中国語を耳で聞いて、日本語に変換するのではなく、中国語のまま理解する。そうなれるようにみなさんもがんばってくださいね。
2006年10月04日(水) 01:31:36 Modified by gohandaisuki2




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