留学期間と上達レベル

今日の話題は、中国語を勉強したらどれくらいではなせるようになるのか。
「留学期間と上達レベル」の関係について。

留学生はほとんど初心者

中国の留学は全くそれまで中国語を勉強したことがない人でもスタートできることは、以前にお伝えしました。もちろんすでに学習経験がある人はもっと上達は早いかもしれませんが、今日は0からスタートの場合を例にして紹介しましょう。

そういう私も0からスタート組。中国語の発音を表すピンインを少しかじったくらいで留学をスタートさせました。もちろん入門クラスからの開始です。

実はそういう人が留学生の中でももっとも割合が多くて半分以上ですから安心してください。

話せるレベル?

さて、中国語がはなせるようになるといっても、どのくらいが「話せるレベル」といってよいのかは難しいですが、ネイティブが日常会話か少しゆっくり目に話をしていて、それがわかって返事ができるというところをひとまず目標にするならば、中国留学半年。つまり1年が2学期に分かれていますから、1学期終了程度がこのレベルに相当します。

まったく0からのスタートですから、結構たいしたものだと思いませんか?それもこれも留学は「耳」を鍛える効果が高いからといえると思います。

半年の場合

半年の耳チカラならば、ネイティブの日常会話の40%位が理解できるでしょう。もちろん知らない単語はたくさんありますが、40%あれば知らないところはおおよそ会話の流れで検討がつきますし、
「それどういう意味?」と聞き返すことができます。

そうそう、中国語で中国語の意味を教えてもらったり、説明したりすることは授業でも、相互学習などでも頻繁に登場します。これもチカラをつけますね。

そうやって、相手がナニをいいたいかが理解できれば、お返事は
「YES」「NO」でもできますよね。これでしっかり会話が成り立ちます。

これが留学半年のレベルです。

中国語の学習レベルを知るには中国語のTOEICにあたるようなHSKというテストがあります。1級から始まって、最上級は11級。
留学半年ならば4から5級を頑張ってとれれば大したものです。

1年の場合

さて、さらに学習を続け、2学期目を終了。留学1年を経過すると、中国語のほとんどの文法は終了し、ここから先はボキャブラリーと発音、微妙な表現のニュアンスなどをマスターしていきます。

先ほど半年の学習では40%だった理解が60%くらいにアップ。「YES」「NO」で応えていた質問に対して、今度は自分の言葉で訊ねたり、返事をしたりがだんだんできてくるようになります。

つまり、半年で「聴いてわかるレベル」。1年で「話せるレベル」という感じです。HSKでいうと6級くらいがこのレベルと考えてよいでしょう。

HSKを知っている人は、6級ときくとすごいと思うかもしれません。
日本ではまだまだメジャーになっていないHSKですが、留学中も現地で1年に3回受験のチャンスがあります。留学生事務室などで出願を代行してくれている学校も多いですので、ぜひチャレンジしてみましょう。

参考:HSKとは
2006年10月13日(金) 04:58:21 Modified by gohandaisuki2




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