新司法試験雑考〜４．論文編３(民事系)
みなさんこんにちは。
かなり今更感が漂いますが、メールアドレスを晒してみます。
gp009@libra.livedoor.com
です。質問等ありましたら、気軽にお寄せください。
質問はコメント欄に書き込んでいただいても結構です。
後輩への情報伝達についてロースクール側が何か行うには
いろいろと煩雑な事務があって、決定するまで時間が
かかるでしょうし。
さて、今回は民事系です。
民事系といえば３法で構成されているため、ココで良い点をそろえる
とかなり楽になるでしょう。少なくとも２勝１敗くらいの点数を
そろえたいです。勝ち負けがどこで分かれるかはともかくとして、
苦手を克服するのを優先しましょう。
１．民法
民法を制するものは司法試験を制するらしいです。
まずは基本書選びから。
お好きなものをお選びください。私は結局内田民法にしました。
結構厚い本ですので、薄い本が良い場合は大村先生の基本民法
でも良いのではないでしょうか。
というか、他の科目に比べて質のばらつきは少ないでしょうから
なんでも良いと思います。
とりあえず、例によってこれを何回か回してください。
続いて百選。これも他の科目と同様です。
�気鉢兇魏鵑靴討�ださい。さすがに他の科目に比べて解説も
質が高いですのでなるべく読むようにしましょう。
特に、内田民法を使っている場合は、既述が薄いところは
百選の解説で補いましょう。
また、判例知識が足りない場合は民法判例集を読むと良いと思います。
教材として購入している方も多いでしょう。もったいないので
使いましょう。択一対策としても有効です。
さて、民法を制するものは司法試験を制するらしいので、
私はそれを真に受けました。
辰巳の論点本の論点を、内田民法を見ながらノートにまとめました。
正直めちゃめちゃ時間がかかります。
全てではなくぱっと頭に出てこない論点だけで良いと思います。
アウトプットは過去問を解きましょう。
解き方、フィードバックについては既に憲法で書いたとおりです。
あんまり量が多いと感じる方は辰巳のえんしゅう本をまず
短時間でやってみましょう。
1.2家族法はどうしよう？
さて、どうしましょう。論文にはまずでないと思われます。
出るとしても財産関係くらいでしょう。代理で夫婦間の話が
出るかもしれませんが、それは代理でやるでしょう。
ただ、択一には出ます。
結局私は、内田�故�し読みと、大村先生の相続法の薄い本
(たぶん東大生協にしかない)流し読みで済ませてしまいました。
百選は買ってすらいません。
このあたりは、各自の判断にお任せしますが、家族以前に
民法自体に不安がある方はそちらの方にウエイトを割くべきでしょう。
穴は無いに越したこと無いですが、仕方ない面もあると思います。
しかし、あくまで自己責任でお願いします。
２．商法
2.1ウエイトを考える
さて、商法です。
商法は、大きく分ければ
会社法、手形小切手、総則・商行為に分かれます。
まずは、これらのウエイトを考えましょう。
第1回の新司法試験では、試験委員に会社法立法担当官がいたので
こりゃ会社法出るなという予想がつきました。
でも、2回目以降は正直分かりません。しかし、会社法重視で
手形軽め、総則・行為は流しでという姿勢で良いのではないでしょうか。
総則・商行為は旧試験でもそんなに出てませんし、
これがメインで聞かれることはまず無いと思います。
また、みんながやってないところが聞かれても、差はつきませんが、
やっているところで穴があると簡単に差がつきます。
このあたりに注意しながら、会社法重視でやるべきでしょうが、
あくまで自己責任でお願いします。
2.2会社法
さて、会社法です。
テキストは江頭先生のテキストがようやく出されたため、
江頭先生か、神田先生から選べば良いと思います。弥永先生という
手もあるでしょう。このあたりは趣味次第というところであります。
会社法百問
世の中にはこんなに便利なものがあります。
もう直ぐ2版も出るらしいです。
この本の優れているところはインプットとアウトプットの
両方に使える点です。ぜひ買うことを勧めます。
基本書を読んだあと、百問を地道にまとめて、
まとめノートでインプットするのが良いのではないでしょうか。
この点、会社法は基本書のウエイトを落としてもかまわないと
思います。
ただ、葉玉ブログの盛況ぶりを見れば分かるとおり、会社法百問
の既述は説明が足りないところがあったり、それでいいの？という
ところがあったりします。というか多々あります。2版でどれだけ
修正が入るかは分かりませんが。
でも、文句を言う前にとりあえず一通り覚えてから、自分の論理を
組み立てる方が良いと思います。最初の段階でアレコレ拘りますと
時間の無駄ですし、通して見ることが出来なくなります。
複数回よむ時間も減ります。
それはそれとして次に進みましょう。いつか分かったら、
それは自分のオリジナルの修正をかければ良いと思います。
会社法百選も読みましょう。私の時は、いつでるかとやきもき
していましたが。苦手なものについては個別にまとめれば良いと
思います。
とりあえず、今日はこの辺で。
＜10月2日追記＞
すいません。要件事実について書き忘れました。
自信のある人でも、1回類型別を読んでおいた方が良いでしょう。
自信の無い人は、きちんと復習しましょう。
私は、択一で出るくらいならなんとかなるやという気分で、
全く読まずに本番に臨み、民事系の一問目見た瞬間に大汗かきました。
このようなことがない様に、ぜひ時間をとってください。
かなり今更感が漂いますが、メールアドレスを晒してみます。
gp009@libra.livedoor.com
です。質問等ありましたら、気軽にお寄せください。
質問はコメント欄に書き込んでいただいても結構です。
後輩への情報伝達についてロースクール側が何か行うには
いろいろと煩雑な事務があって、決定するまで時間が
かかるでしょうし。
さて、今回は民事系です。
民事系といえば３法で構成されているため、ココで良い点をそろえる
とかなり楽になるでしょう。少なくとも２勝１敗くらいの点数を
そろえたいです。勝ち負けがどこで分かれるかはともかくとして、
苦手を克服するのを優先しましょう。
１．民法
民法を制するものは司法試験を制するらしいです。
まずは基本書選びから。
お好きなものをお選びください。私は結局内田民法にしました。
結構厚い本ですので、薄い本が良い場合は大村先生の基本民法
でも良いのではないでしょうか。
というか、他の科目に比べて質のばらつきは少ないでしょうから
なんでも良いと思います。
とりあえず、例によってこれを何回か回してください。
続いて百選。これも他の科目と同様です。
�気鉢兇魏鵑靴討�ださい。さすがに他の科目に比べて解説も
質が高いですのでなるべく読むようにしましょう。
特に、内田民法を使っている場合は、既述が薄いところは
百選の解説で補いましょう。
また、判例知識が足りない場合は民法判例集を読むと良いと思います。
教材として購入している方も多いでしょう。もったいないので
使いましょう。択一対策としても有効です。
さて、民法を制するものは司法試験を制するらしいので、
私はそれを真に受けました。
辰巳の論点本の論点を、内田民法を見ながらノートにまとめました。
正直めちゃめちゃ時間がかかります。
全てではなくぱっと頭に出てこない論点だけで良いと思います。
アウトプットは過去問を解きましょう。
解き方、フィードバックについては既に憲法で書いたとおりです。
あんまり量が多いと感じる方は辰巳のえんしゅう本をまず
短時間でやってみましょう。
1.2家族法はどうしよう？
さて、どうしましょう。論文にはまずでないと思われます。
出るとしても財産関係くらいでしょう。代理で夫婦間の話が
出るかもしれませんが、それは代理でやるでしょう。
ただ、択一には出ます。
結局私は、内田�故�し読みと、大村先生の相続法の薄い本
(たぶん東大生協にしかない)流し読みで済ませてしまいました。
百選は買ってすらいません。
このあたりは、各自の判断にお任せしますが、家族以前に
民法自体に不安がある方はそちらの方にウエイトを割くべきでしょう。
穴は無いに越したこと無いですが、仕方ない面もあると思います。
しかし、あくまで自己責任でお願いします。
２．商法
2.1ウエイトを考える
さて、商法です。
商法は、大きく分ければ
会社法、手形小切手、総則・商行為に分かれます。
まずは、これらのウエイトを考えましょう。
第1回の新司法試験では、試験委員に会社法立法担当官がいたので
こりゃ会社法出るなという予想がつきました。
でも、2回目以降は正直分かりません。しかし、会社法重視で
手形軽め、総則・行為は流しでという姿勢で良いのではないでしょうか。
総則・商行為は旧試験でもそんなに出てませんし、
これがメインで聞かれることはまず無いと思います。
また、みんながやってないところが聞かれても、差はつきませんが、
やっているところで穴があると簡単に差がつきます。
このあたりに注意しながら、会社法重視でやるべきでしょうが、
あくまで自己責任でお願いします。
2.2会社法
さて、会社法です。
テキストは江頭先生のテキストがようやく出されたため、
江頭先生か、神田先生から選べば良いと思います。弥永先生という
手もあるでしょう。このあたりは趣味次第というところであります。
会社法百問
世の中にはこんなに便利なものがあります。
もう直ぐ2版も出るらしいです。
この本の優れているところはインプットとアウトプットの
両方に使える点です。ぜひ買うことを勧めます。
基本書を読んだあと、百問を地道にまとめて、
まとめノートでインプットするのが良いのではないでしょうか。
この点、会社法は基本書のウエイトを落としてもかまわないと
思います。
ただ、葉玉ブログの盛況ぶりを見れば分かるとおり、会社法百問
の既述は説明が足りないところがあったり、それでいいの？という
ところがあったりします。というか多々あります。2版でどれだけ
修正が入るかは分かりませんが。
でも、文句を言う前にとりあえず一通り覚えてから、自分の論理を
組み立てる方が良いと思います。最初の段階でアレコレ拘りますと
時間の無駄ですし、通して見ることが出来なくなります。
複数回よむ時間も減ります。
それはそれとして次に進みましょう。いつか分かったら、
それは自分のオリジナルの修正をかければ良いと思います。
会社法百選も読みましょう。私の時は、いつでるかとやきもき
していましたが。苦手なものについては個別にまとめれば良いと
思います。
とりあえず、今日はこの辺で。
＜10月2日追記＞
すいません。要件事実について書き忘れました。
自信のある人でも、1回類型別を読んでおいた方が良いでしょう。
自信の無い人は、きちんと復習しましょう。
私は、択一で出るくらいならなんとかなるやという気分で、
全く読まずに本番に臨み、民事系の一問目見た瞬間に大汗かきました。
このようなことがない様に、ぜひ時間をとってください。
2006年10月02日(月) 02:19:54 Modified by gp009