SharePoint 2010における管理、開発、ユーザそれぞれの立場で使用方法を纏めます。情報がさまざまな場所に分かれてしまっているので、まとめる役割にしたいと思います。分かれてると検索もできないですし。また、実際に使用可能なサンプルを多く載せたいと思います。

InfoPath 2010

InfoPath 2010 は電子フォーム作成ツールである。InfoPath 2010にはフォームのデザインが可能な InfoPath Designer 2010 と入力のみができる InfoPath Filler 2010 の2種類がある。

InfoPath 2010 は単体でも利用できるが、SharePoint と連携させることで SharePointの様々な機能を補完し強化することも可能。たとえば、次のような用途がある。
・カスタムの入力フォーム作成
・InfoPath Form Servicesを利用したWebブラウザー ベースの入力フォームの作成
・SharePoint リストフォームのカスタマイズ
・ドキュメント情報パネルのカスタマイズ
・カスタム ワークフローにおける対話フォーム

また、InfoPath 2010には標準でデータベースとの連携機能や入力フィールドの妥当性検証機能なども備えているためリッチなフォームを手軽に作成することが可能。

InfoPath 2010の一般的な事柄

・beta版自習書が分かりやすいです。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/sharepoint/ff38...
1〜51ある一連の手順の概要は下記の通りです。

1 〜15 フォーム作成
16〜29 SharePoint Serverへ発行
30〜47 動作の定義
48〜51 SharePointにおける確認

フォーム作成
1. InfoPath Designer 2010 を起動。[ファイル] メニューから [新規作成] を選択し、テンプレートとして “空白(InfoPath Filler)”を選択し、[このフォームのデザイン] ボタンをクリック。
2. [ページ デザイン] タブをクリックし、お好みでデザインを選択。
3. フォーム タイトルを入力。
4. 表を挿入するために、[挿入] タブをクリックし、テーブル表示を拡大。
5. テーブルの最下部にある [ユーザー設定の表] から大きさを選択。
6. フォームに内容を記述。
7. 画面右下にある [フィールドの追加] をクリック。
8. 名前、種類、データ型 、必須チェックを設定し、[OK] をクリック
9. 7〜8を繰り返しフィールドを設定。
10. フィールド定義を各々フォーム内にドラッグ アンド ドロップし、レイアウトなどを整える。
11. [ホーム] タブをクリックし、コントロール一覧からボタン コントロールをフォームに追加。
12. 追加したボタンをダブル クリックします。すると、[コントロール ツール]バーが表示される。
13. 一旦 SharePoint に発行。[ファイル] メニューから[発行] をクリックし、[SharePoint Server]ボタンをクリック。
14. ダイアログが表示されたら、[OK] をクリック。
15. 任意のローカルの保存先に保存。

SharePoint Serverへ発行
16. 保存が終わると [発行ウィザード] が起動。発行先となる SharePoint サイトの URL を指定し、[次へ] をクリック。
17. [フォーム ライブラリ] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリック。
18. [新しいフォーム ライブラリを作成する] が選択されていることを確認し、[次へ] をクリック。
19. 名前にと説明を入力し、[次へ] をクリック。
20. [追加] ボタンをクリック。
21. 追加したい列名を選択し、[OK]をクリック。
22. 20〜21を繰り返し、追加する列を設定。
23. [次へ] をクリック。
24. 発行が正常に完了すると、発行先フォーム ライブラリのURLが表示される。このURLをメモする。 [閉じる] ボタンをクリック
25. フォームに配置したボタンをダブルクリックし、[動作規則] メニューをクリック。
26. 画面右側に表示される [ルール] ウィンドウで、[新規作成] をクリック。
27. ドロップ ダウン メニューから “動作” をクリック。
28. [追加] リンクをクリックし、[データを送信する] をクリック。
29. 動作規則の詳細ダイアログ ボックスが表示される。[追加] ボタンをクリック。
30. 新しいデータ接続先として "データの送信" が選択されていることを確認し、[次へ] をクリック。

動作の定義
31. "SharePoint サイトのドキュメント ライブラリに送信" を選択し、[次へ] をクリック。
32. ドキュメント ライブラリのURLに先ほどメモしたフォーム ライブラリのURLを指定。続いてファイル名フィールドの隣にあるボタンをクリック。
33. 数式の挿入ボックスが表示されます。[関数の挿入] をクリック。
34. 関数から “concat” を選択し、[OK] をクリック。
35. concat の最初の引数を削除し、代わりに フォーム名を入力します。第2引数の "ダブルクリックしてフィールドを挿入してください" 部分をダブルクリック。
36. フィールドを選択し、[OK] をクリック
37. 3引数も一旦削除し、代わりに "-", と指定。 "," の次にカーソルを挿入し、[フィールドまたはグループの挿入] をクリック。
38. 申請日フィールドを選択し、[OK] をクリック。
39. [数式の確認] ボタンをクリック。
40. 数式にエラーはないと表示されたら [OK] をクリック
41. [OK] をクリック。
42. “既存のファイルに上書きする” チェックボックスをオンにし、[次へ] をクリック。
43. [完了]をクリック。
44. [OK] をクリック。
45. 再び [追加] をクリックし、[フォームを閉じる] を選択。
46. "変更が保存されていない場合、ユーザーに保存確認のメッセージを表示する" チェックボックスをオフにし、[OK] をクリック
47. 画面左上部にある保存アイコンをクリック。続いてクイック発行アイコンをクリック。

SharePointにおける確認
48. 発行が正常に行われたら [SharePointライブラリをブラウザーで開く] リンクをクリックし動作確認。
49. [ドキュメント] タブの[新しいドキュメント]をクリック。
50. 先ほど作成したInfoPathフォームが表示される。日付、名前、報告内容などを入力し、[送信] ボタンをクリック。
51. フォーム ライブラリにファイルが保存されたことを確認。
InfoPath Designer 2010で作成したフォームは、SharePoint Server 2010 Enterprise Edition に搭載される InfoPath Forms Services を利用することで、クライアントに InfoPath がインストールされていなくても利用できる Webブラウザベースの入力フォームとして発行することができる。

1. 「基本的な入力フォームの作成」の手順でローカルに保存したxsnファイルを右クリックし、[デザイン]メニューをクリック。
2. [ファイル]メニューから [情報] をクリックし、[フォームのオプション] をクリック。
3. フォームのオプション画面のカテゴリから [互換性] をクリックし、フォームの種類を [Web ブラウザー フォーム]を選択。[OK] をクリック。
4. クイック発行アイコンをクリックし、正常に発行が完了したら[OK]をクリック。[このフォームをブラウザーで開く]をクリック。
5. 先ほど作成したInfoPathフォームが、Webブラウザ上で表示される。任意のコンテンツを記述し、[送信] ボタンをクリック。
SharePoint リスト フォームをInfoPath Designer 2010でカスタマイズできる。InfoPath に搭載されている入力値の妥当性検証機能を実装することなどが可能。

1. InfoPathでカスタマイズする必要のあるリストにアクセス。[リスト]タブの[フォームのユーザー設定] をクリック。
2. 電子メール アドレスの入力フィールドを選択。
3. [動作規則の追加] をクリックし、[電子メールでない]-[入力既存のエラーを表示] をクリック。
4. クイック発行アイコンをクリック。

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Posted by ygmszgii 2013年11月15日(金) 07:45:45 返信

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