最終更新: greenland4 2009年01月26日(月) 12:41:34履歴
フロイスの日本覚書とは、ルイス・フロイスが1585年に記した、日欧の風俗・習慣を簡潔に比較考察した文化比較論。
15章よりなる。
15章よりなる。
当時の日本の男女の風采・衣類・住居、僧侶の風習、食事や飲酒の習慣、武器や芸能などについての詳細な観察にもとづき、
など、日本とヨーロッパの風俗・習慣の違いを事細かにとりあげ、そのひとつひとつを対比させて先入観なしに列記している。すべてがフロイス個人の見聞によるもので、正確さにはやや疑問ののこる点もあるが、西洋人からみた当時の日本文化が具体的にわかる貴重な資料であると同時に、16世紀のヨーロッパ文化の特徴も把握できる出色の文化比較である。
- 「ヨーロッパ人があご髭で表す名誉と優美さとを、日本人は後頭部に結びつけて小さな髪(ちょんまげ)で表す」
- 「我々においては、顔に刀傷があるのを醜悪とみなす。日本人はそれを誇り、よく治療しないので、一層醜さを増す」
- 「我らの水夫は漕いでいる間は座っており、しゃべることはない。日本の水夫は立ち上がり、ほとんどいつも歌っている」
など、日本とヨーロッパの風俗・習慣の違いを事細かにとりあげ、そのひとつひとつを対比させて先入観なしに列記している。すべてがフロイス個人の見聞によるもので、正確さにはやや疑問ののこる点もあるが、西洋人からみた当時の日本文化が具体的にわかる貴重な資料であると同時に、16世紀のヨーロッパ文化の特徴も把握できる出色の文化比較である。
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