ガリバー友達の輪 #19 2021.01.10 山田泰介
ガリバー友達の輪 #19 山田泰介
年が明けて、新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからず、皆さん不安で不自由な日々をお過ごしのことと思います。
自分が住んでいる愛知県もいつ非常事態宣言が出てもおかしくない状況で、もっと緊張感を持たねば、と気を引き締めているところです。
そんな中で、うちの会社のCEOは当初、「これを機にわが社は一気にテレワークにシフトする!」と息巻いていましたが、未だ1日も実現していないばかりか、そのCEOが「家に帰っても仕事をするのがテレワークだ!」と、訳の分からない持論を展開し出して、社員はますます会社と仕事に縛られるという最悪の状況に陥っています。
コロナ禍によって、うちの会社が中小企業であることを改めて認識することになりました。
話の順序が逆になりましたが、現在は、名古屋に本社がある宅配ボックスのメーカーで、社長室長という肩書を頂いて仕事をしています。
室長といっても部下はおらず、取引銀行との対応や取締役会や株主総会の運営や議事録などの書類作成はそれらしい仕事と言えますが、日々の業務は営業の実積の集計を初めとする雑多な事務作業がほとんどで、それに加えCEOからの指示事項がランダムに降ってきます。
CEOから社長室は経営の中枢だと言われ、もっとレベルの高い仕事を求められるのですが、事務処理を放棄する訳にもいかず、自身の能力と資質の問題も相まって悩み多き毎日です。
自分だけではないのですが、何をやってもCEOの期待値にはなかなか届かず、その度にお説教です。
この会社に入ってから、人生の中で間違いなく一番叱られています。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、大学卒業後シャープに入社、同社の販売会社に出向となり、千葉と新潟で24年半、家電販売の営業一筋にやって来ました。
正直営業の仕事は自分には向いていないと思っていましたが、周りの人に恵まれたことと、面白い新製品が次々出てくるワクワク感で、時に苦しみながらもながらも20年以上勤め続けることが出来ました。
望んだわけではない転勤も、いずれの土地も長く住んだだけに、今では第2、第3の故郷みたいな感覚です。
千葉は初めて関西を離れての関東での生活で、最初はホームシックにもなりましたが、寮生活も含め何もかもが新鮮で楽しく、東京にも車で気軽に遊びに行けたなんて今考えると夢のようです。
新潟も思いの外住みやすいところで、14年間いたのでまだ名古屋よりホームな感覚です。長岡の冬は雪深くて本当に大変だったけど、異次元過ぎて結構楽しんでいました。普通なら一生行くこともない土地だっただろうと思うと、そこでの人との出会いも奇跡のように感じるし、転勤のおかげで貴重な経験が出来ました。
4年半前に父が亡くなり、その時は長岡にいたのですが、親戚の勧めもあり母のいる名古屋に移り、それまで会ったことのなかった親戚(前述のCEO)が経営する今の会社に転職しました。
叔母の紹介で、先方からも歓迎されて、あれこれ深く考える間もなくすんなり入社出来てしまったことのツケが今回ってきているのだと痛感しています。
とはいえ、せっかく縁あって入った会社だし、先日、CEOから今のままでは難しいと言われた昇格の内示と共に前向きな異動の内示もあって、最大限期待に応える努力はしたいと思っているところです。
異動は、一定期間営業部門に行って勉強を、というものになりそうです。
転職サイトの募集を見て履歴書を送ったくらい少し前から本気の辞めたいモードに突入していたのですが、社長室でのCEOからの異常な干渉とプレッシャーから一時的にでも解放されるなら、もう少し頑張れるかも、とかなり前向きに考えています。
今も会社自体には正直あまり魅力はないのですが、周りは本当に優秀で皆いい人達ばかりなので、それだけでも実は十分いい会社なのかもしれません。
入社の条件がゴルフをやることだったのをきっかけに、入社後正式にゴルフを始めました。
とはいえ、何年たってもびっくりするくらい上達しないのですが、週1回のレッスンは毎回わずかな進歩を実感できるのが嬉しくて続けています。
幾つになっても、何であっても、進歩することは喜びですね。
ゴルフが十分上達して余裕が出来たら、テニスのスクールにも通いたいな、と密かに夢見ています。
次は、年末のオンライン忘年会でご夫婦揃って変わらない元気な姿を拝見できて嬉しかったです、ということで、同じ28期の池ちゃん、よろしくお願いします!
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2021年01月10日(日) 07:24:16 Modified by gulliverwiki