クラエソの日記 4 //ヘンリエッタ,リコ,トリエラ,クラエス,ヒルシャー
 //クラエソの日記作者さん// クラエソの日記// ,Crossover,Vignette/,Humor/ 9418Byte /Text// 2003-10-13


【○/×】 朝起きたらトリエラに向かって 「おはよう、ロリエロ」 と 
      心の中でつぶやいて見た、さすがにこのイタリアンジョークを面と向かって言う勇気はない。

【○/×】 眼鏡が見当たらない、廊下を探しながら歩いていたら、リコが駆け寄ってきた
      リコ 「ねえねえ、ジャンさんの物まねやるから見てよ」 
      あのね・・今私はそれどころじゃ・・と言う間もなく、リコはサングラスを出すと、
      ネクタイを適当に締めて口をきりりと結ぶ、
      リコ 「もし、仕事中に姿を見られたら・・必ず殺せ、 ・・・・似てる?」
      まあ少し・・・・ねえ?、そのサングラスどうしたの?
      「クラエソの眼鏡にマジック塗ったの、」

      さっきからトリエラが、ネクタイを相手に悪戦苦闘している、
      トリエラ 「普通、ネクタイはこま結びしないんだけどなあ・・・この・・全っ然ほどけない、」
      トリエラはまだましよ・・・私の眼鏡・・・・・油性で塗ってある・・・
 
【○/×】 演習から帰ったリコが、口元を血まみれにして戻ってきた。
      リコ 「ねえクラエソ、私のドラグノフに、いっぱいお花マークを描いたでしょ」
      知らない、多分トリエラでしょ、私はスコープのレンズにマジック塗っただけ。

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【○/×】  朝起きてから、涙が止まらない、
      どこかの湖で、お父さんみたいな人と、一緒に釣りをしている夢を見た。
      懐かしい声に促されて釣り糸をとばす、湖畔の風、懐かしい・・・・そして幸せな時間、
      垂れていた釣り糸に引きがあった、思い切り引いたら・・・トリエラがかかっていた。
      人に釣られた分際で、「ネクタイ締めてよ」 と言い放ち、私が嫌がっているのに
      大声で第九を歌うトリエラに、無理矢理、部屋に連れ戻されたところで目が覚めた。
      もう滅茶苦茶、朝起きてから涙が止まらない。


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【○/×】   みんなで大自然に触れたくなることもある、ヒルシャーさんに海水浴を提案した。
       ヒルシャー 「難しいな、バダーニャの活動は活発、アマルフィ海岸とかに連れて行く時間は無い、」
       クラエソ  「義体は潮風浴びると錆びるとか?」
       ヒルシャー 「そんなことはない ! !」
       クラエソ  「じゃあ、ヒルシャーさんはトリエラの水着姿なんて、小娘すぎて見たくないとでも?」
       ヒルシャー 「いや、そうではなくて、一度に義体が5人も待機を外れるのは・・・」
       クラエソ  「例えば・・泳ぎから上がってきたばかりの濡れた長い金髪が、べったりと華奢な肢体に腰まで
              絡みつくのを、トリエラが振りほどこうと切なく身をよじる光景には興味がないと」
       ヒルシャー 「・・・いや、課長が・・・・」
       クラエソ  「子鹿の様な太股を交差させるたびに、内股から水滴を滴らせて、陽光に艶っぽく光る
              褐色の肌の持ち主から 「ヒルシャー」と無邪気に声をかけられるなんてどうでも良いと」
       ヒルシャー 「・・・・・・・私は・・・・・・・・・・・・・」
       クラエソ  「白い水着のブラを外して首ネクタイ、小悪魔的な視線でショットガンを枕に寝そべるトリエラ
             なんて背徳的すぎて見たくないと、・・・・・・って、聞いていますか?、」

       ヒルシャーさんは毅然と顔面を押さえて遠ざかっていった、私に仕事にかける男の姿の素晴らしさと
       床の上に点々と続く血痕を残しながら。


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【4/1】  今日は座学の日だ、講師はヒルシャー先生、
      ヒルシャ−「では、今から義体の説明を述べる、正しいものを 一つだけ述べよ
            1.トリエラは近くに磁石があるとくっつく、2.トリエラは首を強く捻ると外れる
            3.トリエラは失敗作」
      リコ    「先生、3番です」
      さすがにジャンさんの義体は血も涙もない、
      トリエラが青ざめながらおずおずと手を挙げる 「先生・・・・それ・・本当・・?」
      ヒルシャー「・・・・あ・・・すまん、二つ設問を見間違えていた、 
            4.義体は市販の薬は飲んではいけない、 というのも入れてくれ」
      トリエラが、力が抜けたように椅子に座る、「あともう一つは?」
      ヒルシャー「正しいものじゃなくて、 「間違っているものを一つ述べよ」 だ、
            さあ難しいぞ、これは今日の宿題にしよう」     

       さっきからトリエラが部屋の隅で、床に「の」の字を書いている、
       トリエラ「私は・・・・失敗作?・・・私は・・」 トリエラ、あなたもおちつきなさい。

【4/2】  今朝、教室にいったら黒板に、
      「昨日の宿題はエイプリルフールでした、ごめんなさい」 と書いてあった、
      トリエラは・・・・コントラバスのケースを持っている・・・・今日は重武装ね。
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【○/×】 今日は洗濯の日だ、屋上は風が強い、みんなの個性的な洗濯物が
      風を受けてはためく。
      トリエラの服は男物が多いし、アンジェリカは可愛いけど数が少ない、
      リコは・・・普段着は地味で安い服だし数も少ない、担当官がいない私も
      似たようなものだけど、エッタは・・・・
      エッタ「あのね?私はよくわかんないけど、ジョゼさん[#原文:ジャンさん]が買ってくれたのはね、
          左の下着はニネッタ、パンツはmimi、靴下とハンカチはプラダ、あっち
          のコートはアルマーニジュニアの今冬の新作だって、右端のセーラー服は・・・」

      とりあえず、3人でエッタを屋上から放り投げることにした、本当に良く飛んだ、
      リコなんて涙目で思いっきり助走つけてたし。

【○/×】 今日は緊急に体のパーツの一部交換する事になった、お仕事とはいえ、
      生体部品を施術で入れ替えるのは辛い。
      でも私が新しいパーツを私がテストすることでみんなの負担が軽くなるのだ。
      徐々に麻酔が頭を朦朧とさせ、周囲の会話も途切れ途切れになっていく・・・
      「無免許医に手術を任せるだと?、そんな馬鹿な!!」
      「ブラックジャック先生・・・・」
      「ではピノコの体を・・・」

      手術はぶじ、おわったんだけろ、あたらしい体は、妙にディテールが甘いでちゅの、

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