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gurugurian 2011年02月19日(土) 10:52:49履歴
当時徴用に応じることは、朝鮮人のみならず日本人の義務だった。朝鮮人に対する徴用を「強制連行」と呼ぶならば、日本人に対する徴用もまた「強制連行」と言わなくてはならなくなる。戦時中は朝鮮人だけでなく、日本人もまた苦難に耐えなければならなかったのである。
同じ戦時動員でも、日本人と朝鮮人とは質的に大きな差があった
確かに戦時中の動員は多くの日本人にも苦しい生活を強いました。しかし、日本人に対する動員と朝鮮人に対する動員とでは質的に大きな隔たりがあります。朝鮮人の動員に際して物理的暴力を伴った連行や労働現場における暴力が顕著だったことはその一例です。
日本人と朝鮮人とでは賃金や労働条件にも大きな格差がありました。また朝鮮人労働者の労働現場における死傷率の高さからも、朝鮮人がより危険な作業に従事させられたことが分かります。
また、「日本人も苦労した(だから仕方がない)」と主張することは、「日本人の苦労」をも「戦争中だったのだから仕方がない」と片付けてしまうことにもつながります。戦時中は国のため、天皇のために身を捧げ、命を捨てることが美化・称賛(時には強制)され、人権や人命が軽んじられた時代でした。その中で、より不利な立場でしわ寄せを受けたのが朝鮮人でした。朝鮮人戦時動員の問題を取り上げ、それについて考えることは、「なぜ日本人が苦しまなくてはいけなかったのか」ということを考えることにもつながるのです。
参照・朝鮮人戦時動員の問題点
確かに戦時中の動員は多くの日本人にも苦しい生活を強いました。しかし、日本人に対する動員と朝鮮人に対する動員とでは質的に大きな隔たりがあります。朝鮮人の動員に際して物理的暴力を伴った連行や労働現場における暴力が顕著だったことはその一例です。
日本人と朝鮮人とでは賃金や労働条件にも大きな格差がありました。また朝鮮人労働者の労働現場における死傷率の高さからも、朝鮮人がより危険な作業に従事させられたことが分かります。
また、「日本人も苦労した(だから仕方がない)」と主張することは、「日本人の苦労」をも「戦争中だったのだから仕方がない」と片付けてしまうことにもつながります。戦時中は国のため、天皇のために身を捧げ、命を捨てることが美化・称賛(時には強制)され、人権や人命が軽んじられた時代でした。その中で、より不利な立場でしわ寄せを受けたのが朝鮮人でした。朝鮮人戦時動員の問題を取り上げ、それについて考えることは、「なぜ日本人が苦しまなくてはいけなかったのか」ということを考えることにもつながるのです。
参照・朝鮮人戦時動員の問題点
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