コネクションプロトコルは, シェルやコマンドの実行, sftpなどのサブシステムの実行, ポートやX11やエージェントの転送などを扱います. これらの実行や転送の1つ1つはチャンネルという単位で管理されます. 1つの接続上で複数のチャンネルを同時に扱うことができます.

以下は, クライアントがコマンドの実行を要求した際のシーケンス図です. このシーケンスは, 私の利用している環境である「SSH-2.0-OpenSSH_5.8p1 Debian-4」のsshdに依存しています. プロトコル上は別のシーケンスもありえます. サンプルプログラムはこのシーケンスを仮定した作りになっているので, 他の環境ではうまく動作しない場合があります.