いたずらきかんしゃちゅうちゅう

著者バージニア・リー・バートン, むらおか はなこ 
出版社福音館書店 (1961/08)
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おはなし   真っ黒くて、ぴかぴか光っていて、きれいなかわいい機関車ちゅうちゅう。いつも小さな街の小さな駅から、大きな街の大きな駅へ走っていってまた戻ってくる。でもある日、ちゅうちゅうは考えた。もう、あの重い客車なんか引くのはごめんだ。ひとりの方が早く走れるし、みんなの注目も集められる。  (Amazonより)   きれいなかわいい機関車「ちゅうちゅう」のおはなし。機関車のちゅうちゅうはいつも、客車や貨車を引いて小さな町の小さな駅から大きな町の大きな駅へ走っていき、また戻ってきます。たくさんの人やたくさんの荷物を乗せ、長い道のりを走ります。    ある日ちゅうちゅうは考えました。もうあの重い客車なんか引くのはごめんだ。ひとりならもっとはやく走れるし、みんなの注目を集めることが出来る...   ついにちゅうちゅうはひとりで走り出します。勢いよく誇らしげに走るちゅうちゅうとはうらはらに、牛や馬やにわとり、そして人たちは驚き、逃げ惑います。踏み切りを無視し、跳ね橋を飛び越え、大きな駅の操車場を突っ切って走るちゅうちゅうにみんなは怒り出します。町を抜けて田舎へ走っていくちゅうちゅう。暗くなって道もわからず、石炭も水も少なくなり、もう何年も使っていない古い線路に迷い込んでとうとう止まってしまいます。   ちゅうちゅうの機関士たちは、最新式の汽車に乗ってちゅうちゅうを探します。みんながちゅうちゅうの走っていった方向を教え、ついにちゅうちゅうを見つけて鎖につなぎます。   ちゅうちゅうにケガはなく、機関士たちも一安心。そしてうちへ帰る途中、ちゅうちゅうは機関士たちに言うのです。   「わたしは、もうにげだしたりしません。にげても、あまりおもしろいことはないんですもの。」   そしてたくさんの人を乗せた客車や荷物を積んだ貨車を引いて走ります、と約束するのでした。    (絵本ナビより) 
感想
2006年06月22日(木) 14:27:32 Modified by hinoki_21




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