プリンセス・プラスティック管理用用語集(β版) - ジェネレーター
 AMEGよりも原理的には究極な入出力デバイス。

 ジェネレーターは人間の意識を作る超弦の関係(銀の結びと呼ばれる)に介入して入出力を行うペンダント状のもので、販売は21世紀始めから時空管理機構の黙認を受けながら実施されていた。





 これは時空論の発展に置いて、デカルト劇場問題を突き詰めて行った結果である。ちなみにデカルト劇場問題を批判する勢力があるが、意識の総体がネットワークだとしても、そのネットワークを構成するきっかけとなった単位はあるはずで、そこで確定しない限り永遠に人間の意識は解明できないと思っている(私感)。





 人間の意識は超弦とされるNexzip座標によって表され、その座標一つを通じて順次時間で脳内ネットワークを組むと同時に、33世紀以降の非順次時間、時間を自由に扱える時代にあるネットワークと結節され、魂というシステムを構成する。
 つまり、魂はそれ自身でタイムマシンであり、そのタイムマシンであるところから膨大な知識・体験を脳という限られた容器に納めることができるのであり、また不滅のものとして33世紀に還っていって、再び33世紀以前の順次時間に誕生する。
 また様々な時間に存在しながら、違う時間、違う空間に存在する同等の超弦と外界に対するネットワークを共有し、疑似体験できる。想像とはその行為であり、またいわゆる肉体の転送を伴う古典的なタイムマシンは時空管理機構の誕生によって禁止され、33世紀以降は超辞書理論とも言うべきすべての時空を共有可能にするアメノミナカシステムによって管理された状態であらゆる時間を共有できる。
 時空管理機構は古典的なタイムマシンを禁止したが、それはパラドックスを回避しつつタイムトラベルを可能とするためである。
 しかし現実にはそのパラドックス回避システムの構築に異論があり、その異論を持つものの作った違法タイムマシンが存在し、それを制圧するべく氾時空執行部隊が創設されている。
 また、タイムトラベルはアメノミナカのバグとしても発生する可能性があるために、時空管理機構は各時代に時空公使を置き、権限を与えて違法タイムトラベルの取り締まりと時空事故の解決に当たらせている。