プリンセス・プラスティック管理用用語集(β版) - 牧山佐生
 21世紀中盤に総理大臣まで上り詰めた女性政治家。
 高卒で看護師試験を受ける最中に衆院議員牧山孝雄と結婚、以来政治家の妻でありながら清廉な孝雄を助けるためにスーパーでコロッケを揚げるパートに出ていた。
 しかし次男の病死以来、厚生行政の改革を目指して孝雄とは別に政界入りを目ざし、福岡市議に出馬する。
 そこで建設業の牧山家の地盤を使わない手作り選挙を行い、無惨な敗北を喫する。
 だが、亡くした息子のためと吹っ切り、次期に牧山建設をバックに県会に打って出て当選、その後国政に関わる。
 特徴的なパワフルな活動でマスコミの注目を浴び、小河誠一郎を支えて小河内閣を樹立し、外務大臣となるが官僚の抵抗に遭い任期半ばで辞職、しかし無役ながら政治活動を続け、とくに防衛・文部行政も得意とし、第3次小河内閣で官房長官となる。
 そして官房長官を紫焔事件で辞した後、辞めっぷりの良さからさらに人気を得てついに日本初の女性総理となる。そして『極闘』では世界ではじめて時間の運行を維持しているシステムと政治の関係を明らかにしながら、それを鮮やかな手際で解決する。
 各分野に知己が多く、特に警察では鈴谷警部を警部補時代から連絡しあい、警視になった後も重用する。