少女剣士12

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受け入れてしまえば最悪の事態を認めざるを
得なくなってしまう悲惨な現実故に、どうしても生理不順だと
無理矢理思いこもうとするヒロイン。

しかし、実は今まで彼女の生理周期は時計にように正確で、
遅れを見せたことなど1度も無かったのだが。


サブヒロイン2
「少年くんは、いないわね」

ヒロイン
「??」

サブヒロイン2
「はい、これ今月分のナプキンね」

ヒロイン
「あ…」

サブヒロイン2
「ヒロインちゃんみたいに、周期が正確だと物資の補給も楽だわ〜」
「質の良い女性用品って、なかなか手に入らないのよねえ」
「それに、ほらヒロインちゃんも、まだ若いから、
 大事な部分も、まだデリケートでしょ?」

ヒロイン
「え…その…」

サブヒロイン2
「照れちゃって〜可愛いなあ〜もう」

こうして貯まっていく、使うアテのない生理用品が、
彼女にますますプレッシャーをかける。


仲間にも打ち明けられず、密かに思い悩むうちにも、
その身体では、本人の意思に関わりなく
最も残酷な事態が着実に進行していた。

彼女の持っていた極めて健やかな女性としての機能が、
今、逆に彼女自身を絶対引き返せない悲惨な状況へと
突き落とそうとしていたのだった。



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