少女剣士37

書いた人:35HR

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自分の意志とは正反対に、邪悪な教団の意志によって、
今度こそ本物の“母親”にさせられようとしている少女。

絶望の中、少女はせめて人間としての尊厳を守ろうと泣き叫ぶ。

「お、お願い、見ないで! 映さないでー!」

「はぁはぁ、もうすぐ…分娩、はじまっちゃう」

「こんなのイヤ…う、産みたくない…」

「イヤー! 赤ちゃん産むところなんて、
 男の人に見られたくないの!」

「男の人の前で、化け物なんて産みたくないー…うっ、あう、痛い!」

もちろん、少女の絶叫は聞き届けられる事は無い。
それどころか、映し出される映像は、
ますます鮮明に少女妊婦の様子を捉え、
無数の邪教徒達が、食い入るようにそれを見つめる。
そうしているうちにも、母胎に陣痛が始まる。

こうして邪教施設の最深部で、
少女にとって、本当の地獄が始まる。


【邪教ルート 終】
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