妊婦戦隊ボテレンジャー その3

書いた人:HRwikiの名無しさん

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調査の結果判明し、ほぼ無理やりといった方法で研究所に連れてこられた五人の女性たち。高校生、大学生、果てには小学生の少女達は、それぞれ赤、青、黄、緑、桃の色を基調とした、本来計画されていた戦闘服とは遠く懸け離れた、セーラー服にぴちぴちに食い込むブルマーにニーソという、機能性をまったく無視した「正義のヒロイン」のコスチュームを着せられ、体中を拘束されたうえで事情を説明されたが、侵略者達と戦う戦士に選ばれたと言われても、当然了承も納得もできるはずもなかった。

ミミ「・・・い、いきなりそんな事言われても・・・私分かんないよぉ・・・。ママ・・・助けてぇ・・・。」
サエ「有無を言わさず連れてきて、いきなり侵略者共と戦えというのか・・・。ふざけるなっ!!」
マリコ「そもそも知り合ってから半日も経たないような女の子達にそんな事頼むのもどうかしらね・・・。」
ミキ「大体何よ!この格好はっ!もっと軍服とか尤もらしい服くらいあるでしょっフツー!アンタ達本当にあんな虫みたいなバケモノ共と戦う気あるのっ!?」
レイ「・・・侵略者のことは前からニュースとかでよく知ってるし、このままじゃ地球が危ないって事も分かってるわ・・・でも、女の子を誘拐していきなりこんなコスプレさせて・・・ハッキリ言って付き合ってられないわ!とにかく、私たちをもう家に帰してよっ!!」

権力者A「・・・そうもいかない。”アレ”に対抗できるのは君達五人だけなんだからねぇ・・・」

ミキ「だからまずこの格好から・・・ヒッ!?」

彼女達の目に飛び込んだ、研究員達が抱える、肉の塊の様な・・・

ミミ「イッ・・・イヤァッ!!そ・・・それ・・・!?」
マリコ「寄生・・・虫。・・・な?んで正義の味方、それも元締めのおじ様達がそんなモノ持ってるのかしら・・・?」

権力者B「毒を食らわば皿まで、というやつだよ・・・。じゃあさっそく「変身」してみようか。まずは・・・黄、マリコ君からだ。」

そう言うと、研究者達が寄生虫を抱えてマリコににじり寄り、コスチュームのブルマーをずらして、マリコの子宮内に寄生虫を侵入させた・・・。

マリコ「えっ・・・ちょ、ちょっと冗談で、ひぎっ!?あ、あぁ、痛い、痛あアァアアァッ・・・!!アオォオォォォオーーーーッ!!!?アッ!アァ、ア、ア、アァ・・・ア・・・」
レイ「なっ!?い、いったい何が・・・!」

寄生虫は子宮内で限界まで肥大化し、マリコは誰がどう見ても、コスプレをした出産直前の妊婦そのものになってしまった。

権力者A「うむ、成功のようだな。じゃあ自己紹介といこうか、マリコ君・・・いや、ボテイエロー」

ボテイエロー「はイ・・・ワたシは・・・ボてレんジャーの一人・・・ぼテいエローでス・・・愛スるお腹の赤チゃんを守ル為・・・悪イ奴らと戦いマす・・・」

サエ「ボテ、レン・・・!?」
ミミ「そ、そんなぁ・・・マリコさん・・・どうしちゃったの・・・?」
レイ「ま・・・マリコさんが・・・!?」
ミキ「あ・・・アンタ達ッ!一体あの人に何したっていうのよ!?何をしたらあんな風になるっていうによぉ!!?」

さらわれた五人の中で最年長で、さっきまで落ち着きはらっていたマリコがありえない程のボテ腹にされ、ヘタなマニアでもまず口にしないようなセリフを言わされ、おおよそ正気とも生きているとも思えない虚ろな目と、ゾンビの様な緩慢な動きで、「正義の味方」がする様なポーズを自らの意思でしたのだ。残った少女達は錯乱しパニックに陥り、拘束具を解き一刻も早く逃げようともがくも、無駄な抵抗そのものだった。

権力者A「ほう・・・なかなかよくなったじゃないか・・・」
ミミ「いやっ!!いやあぁーーー!!!」
レイ「帰してぇ!!もう家に帰してよぉ!!あ・・・あんな風になるのは嫌あぁーーー!!」
権力者B「そうもいかない。ボテレンジャーは五人いないと成立しないんだからねぇ・・・」

残る四人の運命は如何に・・・                続く。


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