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亡国の王女13
背後からぴったり寄り添った男がヤニくさい口を近づけてささやく
「城から逃げて来たんだろ。騒ぐと憲兵に突き出すぞ?」
船内にも敵がいるかもしれず、目立つ動きはできない・・・
男は抵抗がないと決めつけて更にずうずうしく指を伸ばしてくる。
「嬢ちゃんの顔どこかでみたような・・・」
髪の色を変化させる髪留めで最低限の変装はしているが、王女であることがバレたらおしまいなので必死に顔を背けるヒロイン。
「嫌・・やめなさい!」
「その声も聞いたような気がするぞ・・・もっと聞かせてくれよ」
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亡国の王女14
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