県会議員 釜谷 研造
最終更新：
inakakisya 2009年01月01日(木) 14:33:32履歴
今年は県会の議長職に徹します 
兵庫県議会 議長 釜谷 研造平成２１年の新春を心からお祝い申し上げます。昨年は皆様の平素の力強いご支援で、歴史と伝統を誇る兵庫県議会の議長に就任させて頂きましたことを、厚くお礼申し上げます。
さて、この一年の県政を振り返りますと、９２万人もの来場者を迎えた姫路菓子博や、皇太子殿下をお迎えした日伯交流年・ブラジル移民１００周年記念式典などの開催により県外からも多くの方が来訪され、地域間の交流の輪が大きく広がった一年でありました。
中でも５月に開催されたＧ８環境大臣会合でコウノトリ野生復帰事業など兵庫の環境への取り組みを世界に発信できたのは意義深く、環境の２１世紀にふさわしい循環型社会のモデルとして全国的にも注目されているところです。
折しも、本年４月から６月にかけて大型観光交流「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」が展開されます。コウノトリをはじめ、国内最大級の草食恐竜丹波竜、世界文化遺産姫路城など県内には全国的に注目度の高い魅力ある資源が数多くあります。この機会を捉えて兵庫の多様な魅力をさらに全国にアピールしていきたいと思っております。
他方、昨年から続く世界的な金融危機に伴う景気の後退により、県内の経済状況は厳しく経済・雇用情勢の先行きは一段と不透明さを増した厳しい経済情勢ですが、震災からの創造的復興や、三位一体改革に伴う地方交付税の減少等による本県の危機的な財政状況を立て直し、持続可能な行財政構造を確立するため、昨年９月の定例県議会では「行財政構造改革の推進に関する条例」を制定し、新行財政構造改革推進方策（新行革プラン）を議決したところであります。県議会といたしましても、新行革プランを着実に推進するとともに、時代に即した行財政需要に的確に対応し、県民サービスのより一層の向上を図りながら、元気で安全・安心な兵庫の実現に向けて全力で取り組む所存であります。
また、簡素で効率的な行政運営を確立するためには、一層の地方分権を進めなければなりませんが、現在、設立準備が進められている関西広域連合をはじめとした地方分権推進の取り組みに対して、県民の皆様の意思を的確に反映した政策提言とその実現を通じて議会の責任を果たしてまいりたいと考えております。
どうか皆様方には県議会の活動について一層のご理解とご協力をお願い申し上げますとともに、本年が皆様にとりまして幸せで実り多く、大いなる飛躍の年となりますことを心よりお祈りし、新年のご挨拶といたします。
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