県会議員 西野 将俊
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inakakisya 2009年01月01日(木) 14:37:58履歴
新年あけましておめでとうございます 
兵庫県議会議員 西野 将俊平素は、県政ならびに県議会に対しての格別のご理解ご高配を賜り、有り難く厚く御礼申し上げます。
さて、昨年一年を表す漢字が「変」であったように、国内外を問わず、政治ならびに社会で様々な「変化」があったように思われます。
私には、この「変」という言葉から危惧されるのは、やはり兵庫県の財政です。一昨年の歳入欠陥を受けて、一次・二次と行財政構造改革に会派としても一丸となって取り組んできたところではございます。他県には見られない震災の復旧と復興による影響や、三位一体改革による交付税の削減などの影響で、ここ数年は１０００億程度の収支不足が続いており、その不足財源を基金の取り崩しと借金で凌いできた訳ですが、ここ一年の経済状況の劇的な変化に対して、歳入である税収の落ち込みが、行革プランにどのように影響を与えるかが懸念されるところです。
しかし、歳出の削減努力とともに、同時にこれからは、例えば、公園施設などにも「ネーミングライツ（施設命名権）」を導入していき工業立地法に絡む緑地の緩和というインセンティブを与えることにより、施設維持管理費を捻出するといった具合に、削減策ばかりでなく具体的な歳入増加策を議会側から当局へ提案していき、こうした厳しい財政事情だからこそ、議会と行政が本当に両輪となって、歳入の増加策を真剣に考えていく時代であろうと思います。
そして、財政状況の厳しい時代を歴史的に振り返ってみましても、例えば、藩政改革で有名な米沢藩の上杉鷹山などは、厳しい行財政構造改革に取り組んだ一方で、次代の藩を担う人材の育成、つまりは「教育」にも尽力されています。少子高齢化の真っただ中で、予想だにしない社会問題の根本的には、私はこれまでの「教育」にも一因があると考えています。教育基本法の改正により、各地方では「教育振興基本計画」作成作業に取り掛かっているところです。
議員提案による基本計画条例に則り、郷土を愛し誇りに思える兵庫の次世代の人材の育成のための議論を深めていく所存でございます。
先の大統領選挙でオバマ氏が発した「Change」という言葉が有名になりましたが、「Yes We Can」とセットで「Change（変化）」がもたらされるのであると思います。そして先々の「Change」をいち早く読み取り、一人が成すのではなく、「We」つまり我々が出来ると信じて進んでいくことが肝心と思います。
今年度は、例年になく厳しい状況となると予測されますが、私も兵庫県議会の自由民主党県議団の一員として、県政課題に果敢に挑んでいく所存でございますので、本年も昨年同様変わらぬご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
最後になりますが、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
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