みどり・市民派をめざす 井奥まさきが収集した情報、書き込んだ情報を整理して公開するために作った公開用のウィキです。

◎年金からの保険料や住民税天引について

周辺の人と議論した内容について、まだまだ未整理ですがたたき台として論点整理します。みなさんのご意見をぜひ。

■年金から天引きされる種類が増加(調査中)
所得税(?)
介護保険料(介護保険導入時)
2008年4月〜 後期高齢者医療制度の医療保険料
       65歳〜74歳以下の国保加入者
2009年10月? 住民税(2007年12月与党税制大綱にて決定)

このように、かつては年金からの天引き(特別徴収)は所得税だけだったのが、介護保険料を期に一気に拡大することになりました。ただし、特別徴収の条件はいくつか設けられています。(簡単に言うと、各種の天引きに耐えられる額をもらっている年金者が対象)

1)メリットとして言われていること
・徴税業務も簡素化し、市民も行政も双方がメリットがある
(参考 最高裁判決 昭和31(あ)1071 所得税法違反被告事件 昭和37年02月28日)
・滞納が増え、徴収業務が複雑化する中、やむを得ない
・負担感が減る

2)私の考え 効率重視で自主決定権を損なうもの
 私の立場としては、所得税の源泉徴収も非常に問題のある制度と思っています。そもそも源泉徴収は戦費調達のために1940年に導入された制度です。
(恥ずかしいですが、ウィキペディアより引用=原典調査中)効率を重んじるばかりに市民の自主決定権を奪う制度といえます。

 しかし、100歩譲って「税は別」とします。税金というのは権力的に取るという要素もありますから、優先的に徴収されるから特別だという考え。例えば、時効にしても税なら5年、料金なら2年と区別されています。
 
 そうだとしても「保険料」を徴収するというのは、本来は「互助」の役割である保険の性質まで変えることにつながります。(日本の場合は、保険といいながら税と区別しにくい中途半端な位置づけですが)だからこそ、介護保険時には大きな議論となりました。現在は、あまりに安易に導入されています。

 そもそも、「自主決定権」の最大ともいえる「税を支払う」という行為は市民が判断するべき事項であり、天引きはその権利を奪うことになると考えます。メリットで言われているような「経費節減」というのは、「効率的に活動すればいい」という立場であり、「民主主義のコスト」を無視しています。

 また、労働の対価である報酬や給与と、社会保障の支給金である年金とは区別されるべきではという意見もあります。(私はこの部分は整理できていないですが紹介のみ)

3)具体的な改善対案 市民決定権、せめて市民拒否権を

 特別徴収を実施するにあたっては全国民的な議論をして、例えば国会で全会一致の決議をするくらいの納得が必要と思いますが、では議論の末、特別徴収を実施するとしても問題があります。

 まず、原理的には「市民の申請」があって始めて特別徴収を実施する方式にすべきです。これは現に口座振替の推進などで水道料金徴収などを簡易化していく方式の延長です。最高裁がいう「双方のメリット」の前に市民の決定がいると私は思うのです。

 次に、1000歩くらい譲って特別徴収を十分な形で議論し、導入を決め、しかし「申請主義による徴収率の低下」などのおそれから「申請主義」を取らないとします。
そうした場合にも「市民の拒否権」は認められるべきです。

 日本は「多数が便利だから」ということで「少数の異議申し立て」を無視しすぎます。「仮に全体がそうだとしても、私は嫌だ」という声をきちんと受け止める制度設計が必要です。

 ただ、その場合は「拒否権行使」にともなうエネルギー(拒否の申請手続きなど)が大変になりますが、エネルギーを使っても拒否したいという意向が完全無視されているのは民主主義社会といえません。[この部分、本当に拒否が不可能なのか精査が必要ですが、住民基本台帳と似た考えになります]

 以上、あまりに安易な天引き制度導入に私はこんな風に整理しつつあります。
 

■マスコミ資料
読売新聞
保険料・税の特別徴収…「年金から天引き」 拡大には説明必要
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kyousei/jiten/20070...
天引き年金、通帳見て高齢者怒り
http://www.asahi.com/health/news/TKY200804150153.h...

■資料 源泉徴収の歴史
日本では、戦費を効率的に集める目的で、ナチス・ドイツの制度に倣い1940年に給与への源泉徴収が始まった。(ウィキペディアより)
同じく所得税のウィキペディアによると、日本の所得税導入そのものも日清戦争時だそうです。

■双方にメリットがあるとした判例文

昭和31(あ)1071 所得税法違反被告事件 昭和37年02月28日 最高裁判所大法廷
http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/88D6FCAC97697B3...
「「源泉徴収制度は、これによつて国は税収を確保し、徴税手続を簡便にしてその費用と労力とを節約し得るのみならず、担税者の側においても、申告、納付等に関する煩雑な事務から免がれることができる。また徴収義務者にしても、給与の支払をなす際所得税を天引しその翌月一〇日までにこれを国に納付すればよいのであるから、利するところは全くなしとはいえない。されば源泉徴収制度は、給与所得者に対する所得税の徴収方法として能率的であり、合理的であつて、公共の福祉の要請にこたえるものといわなければならない。」(ウィキペディアより引用)

このページへのコメント

勝手に天引きされるのは認められない
選択性がないのです
年金は受給者に支払うべきですし
介護保険税や保険税は支払う義務があります
支払い方法は 振り込み書による納付
口座振替(希望者)
天引きは
給与所得者に課せられている源泉徴収と同じような
方法である

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Posted by 大瀬九一 2016年03月02日(水) 15:20:13 返信

まぁ,要するに

天引きってなんかムカつくから,ちゃんと窓口で対応せーよ
窓口対応となると,人件費とか余計にかかるけど,知ったこっちゃねーよ!若者が負担するんだし.

ってことですな.
いやぁ,大人って立派ですな.

今の若者の年金受給金はどんどん減り続け,その罪に対して大人たちは謝罪するでもなし,反省するでもなし,一方で自分たちのどうでもいい自尊心のために,天引きなんて嫌だ!と叫ぶんですから.

自分勝手意外の何者でもないですな.

0
Posted by yu 2010年02月26日(金) 23:04:20 返信

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