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区切りのニュースを発行しました
10月5日付けで議員辞職しました

議員辞職にあたり、発言の機会がありましたので要旨を掲載します。

このたび、辞職願提出にあたり発言の機会を与えていただいたことに感謝いたします。
私は9月11日に公職選挙法違反(文書頒布の疑い)で逮捕され、10月2日に略式起訴されて1日間の裁判で罰金50万円という結果を申し渡されました。
今後、仲間や弁護士の方々とどのような対応をするかということについて2週間の期限内に判断することになります。また、まだ一人逮捕拘留されている方がおられますので、詳細は述べられませんが、短く事実関係を述べます。

まず、今回問われたのは加古川市議会議員のニュースと国政の政策パンフレットを郵送したことが公職選挙法に反するということでした。そして、私はその活動を企画し、実施を指示したということで罪を問われたということです。
この活動について、私は事実として認めています。ただ、その内容が法律に反する物なのかどうか、反するとしたらどのようなレベルの罪に当たるのかを22日間の間取調べが行われ、調書となって裁判にかけられて10月2日に裁判所で罰金という一つの判断が下されたわけです。

ぜひ3つ申し上げたいことがあります。
一つは、逮捕・拘留に関し、私は今でも納得ができません。逮捕・拘留というのは逃亡や自殺の恐れ、証拠隠滅のおそれがあるような場合に適用されるものであり、今回の場合はまったく当たらないと考えるからです。私は逮捕された次の週に出頭することを約束しており、文書でも提出していました。弁護士さんにもその文書の写しを渡しています。当然、市議会議員という立場であるので逃亡のおそれはありません。天地天命にかけて私が証拠隠滅や口裏あわせなどの行為を指示した事実はありません。
また、仮に証拠隠滅のおそれというのであれば、資料提出の要求や今回でも実施した証拠保全の手続きをすればよかったはずです。私が逮捕された時点では現在拘留中の市議に一度も任意出頭の要請もせず、いきなり私や市民2人を逮捕・拘留するというのは不当逮捕といわざるをえません。実際、容疑事実に誤認もあり、22日間の間に修正するなどずさんな捜査が明らかになっています。
そして、今回の事件は別件逮捕で、それ以上の大きな「何か」を狙ったとしたら完全な的外れであり、過大な見込み捜査であるといえます。私自身、怒りは収まりません。
二つ目は、そうした怒りはありつつも、私の指示で作業をした市民お二人に対して巻き込んでしまったことについて責任を感じています。拘留がとけた日にお詫びに訪問させていただきましたが、今後も私のできる限りの謝罪を行いたいと思っています。
本当にこのことを考えると胸が痛み、苦しくてなりません。そうした意味で自分自身だけにとどまらない活動になる時に慎重の上にも慎重に行うという「何か」が抜けていたことに自分自身反省しています。
三つ目に、今回辞職願を提出したのは自分自身の道義的責任を明確にしたいと思ったからです。当初より弁護士を通じて皆さんにもお約束したように、進退を間違えないことが私自身の政治姿勢につながると考えるからです。さきほどにも述べましたように、他の方とも一緒に作業するのであれば、きちんとした法的な調査を行うこと、多くの方々の意見=特に慎重な立場からの意見を聞くこと が十分でなかったことは私のミスといえます。
今まで市政で行政などを追及する際に「責任をあいまいにせず明確にすること」ということを繰り返し述べてきました。他人に求めた姿勢を貫き、活動することが政治や行政に信頼を取り戻すためにも大事です。

さて、いずれにしても、このような形で市民の皆さんにお騒がせをしたことを率直にお詫び申し上げます。特に市議会の皆さんに対しては、一議員の活動に対して議会全体が問われるという重みを私自身も常に指摘してきましたので、厳しい指摘をされることは当然であると思います。身柄が拘束されている間、弁護士を通じてのみ外とのやり取りができる状態でしたので、説明が遅くなりまことに申し訳ありません。逆に、今までの高砂市議会の伝統に基づき、本人の発言の機会を与えてくださるまで待っていただいたことを大変ありがたく思います。拘束されている間は何ら活動ができませんでしたので、晴れて本日きちんとしたけじめの活動ができたこと、そこまで待っていただいたことに感謝します。

ただ、ただ、最後にぜひ二つ述べたいことがあります。
まず、今回の行動の動機についてです。
私自身はいい政策を多くの人々に知ってもらいたい、知ってもらって判断をするのは市民の自由だという立場からの活動として今回の活動を企画しました。そのことはぜひともはっきりと言っておきます。検事調書でも書いていただきましたが、私自身の利益や権力欲というものではいっさいありません。そのことはぜひともこの場などを通じて市民に説明したいと考えています。
長くなりましたが、最後の最後に今後の市政との取り組みについて発言します。
今回、辞職することにより議員を離れ、一民間人の立場となります。罰金の他に公民権停止という命令がでており、いわば選挙の免許停止期間が設定されています。判決を受け入れるとしたら5年間は選挙にかかわることができません。
しかし、政治活動は自由ですので、私として市政への取り組みは続けていきたいと思っています。おかげさまで11年間議員活動を続けてきましたが、実は私自身議員としての活動に一定の限界を感じていました。熱意が時には傲慢となり、厳しい言葉が過ぎる場面が多かったかと思います。また、市民との対話時間も十分取れていない状態でした。これではいけないと思いつつも、経験が逆に邪魔をして姿勢を根本的に変えることができませんでした。今回、大きな変化を余儀なくされたわけですが、議員から市民という立場は変わりますが、11年間の蓄積を生かして市民と行政や議会をつなぐ役割はより大きくできるのではないかと考えています。まずは職探しをして、落ち着いたら市政の情報収集や市政への提言も行います。そのせつにはまた皆さんよろしくお願いします。
長い間本当にありがとうございました。

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