(05年6月)
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3つの提言 公共建設事業の抑制/人件費の抑制/事業の見直し
高砂市の財政は小手先の施策で解決できる状態ではありません。だからこそ、全体を見通して現実的な提言をしなくてはいけないのです。
前回より厳しい提言ばかりですが、私は「どうせしなければいけないのなら、しっかり議論を」という気持ちを込めてこれを書いています。
さて、今回の提言は施設の統廃合です。これを唱えると市民から厳しい声があがりますが、誤解をおそれずにいえば、そこには「うちの地域から施設が消えるのはけしからん(さみしい)」という考えが潜んでいるように思います。
特に高砂市は「村」という考えが根強く残っており、施設整備にあたっても旧村同士のバランスを取るようにした結果、人口比や利便性を無視した配置になってしまいまし
た。かつての豊かな時代の高砂市ならまだしも、現在の高砂市にこのような余分な施設
を維持する余裕はありません。さらに、補修や建て替えの問題があります。
特に学校施設では、数を絞ることがあっても、きちんと手入れが行き届き、職員が配
置された方が良いと思いますが。みなさんの意見を聞かせてください。
このニュースは、環境に優しい再生紙と大豆インクを使用しています。
井奥の提言 こうすべき▽旧村意識を捨て、合理的に施設配置を
私は日頃はバタバタとあちこちを飛び回る毎日ですので、時間がある時には「子連
れポスティング」をしています。最近の抱っこヒモはうまくできていて、顔を見ながら
両手が自由になります。
娘とのコミュニケーション不足を埋め、ニュースを皆さんのもとに届けられるという一石二鳥です。
さらに、道行く人も「カワイイね」「子(孫)の時を思い出す」とのぞきこんでいきます。
娘も部屋の中でグズっていても、外に出るとゴキゲン。
そして、ゆらゆらされるのが気持ちいいのか、すぐに寝てしまいます。
もし、そんな「子連れポスティング」の姿を見かけたら、ぜひ声をかけてください。
5 月21 日にまちづくり協議会で県の職員、市の職員を招いて勉強会が行われました。20 名以上の市民が参加。
まず、県の職員からは「医薬分業の法的な意味」と説明され、「かかりつけ薬局を市民がつくり、薬に関心を持って欲しい」と締めくくられました。
市の職員からは、市民病院の院外処方実施後の状況が報告されました。
その後の市民との議論を私の視点で整理すると
・医薬分業は法律の流れではあるが、強制力はなく地域実情に合わせた実施が可能
・患者に負担増があることを市はきちんと説明すべき
・これからでも遅くはないので、広報などに掲載すべきという意見がありました。
私は医薬分業について総論では賛成ですが、きちんと市民に説明することなく見切り
発車したことに強い疑問を持っています。
韓国の女性国会議員もステキでした
2月13 日京都にて 井奥も水野も参加しました
手始めとして、5月中旬に韓国の「みどりの政治グループ」との交流会を行ってきま
した。さまざまな交流や討論の場を用意してくれました。
その中で印象に残っているシーンがあります。超党派の国会議員との「竹島問題」についての討論会で「竹島は平和の領土として両国のものにしては」という発言が韓国の国会議員からあったことです。
それは私の考えと全く同じで、「北方領土」など国境紛争地帯はそうしていったらと
常々考えていました。国の利害を超えて気持ちを同じくできた瞬間でした。
これからも「みどりの国際ネットワーク」で平和を創りたいと思います。
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3つの提言 公共建設事業の抑制/人件費の抑制/事業の見直し
高砂市の財政は小手先の施策で解決できる状態ではありません。だからこそ、全体を見通して現実的な提言をしなくてはいけないのです。
前回より厳しい提言ばかりですが、私は「どうせしなければいけないのなら、しっかり議論を」という気持ちを込めてこれを書いています。
さて、今回の提言は施設の統廃合です。これを唱えると市民から厳しい声があがりますが、誤解をおそれずにいえば、そこには「うちの地域から施設が消えるのはけしからん(さみしい)」という考えが潜んでいるように思います。
特に高砂市は「村」という考えが根強く残っており、施設整備にあたっても旧村同士のバランスを取るようにした結果、人口比や利便性を無視した配置になってしまいまし
た。かつての豊かな時代の高砂市ならまだしも、現在の高砂市にこのような余分な施設
を維持する余裕はありません。さらに、補修や建て替えの問題があります。
特に学校施設では、数を絞ることがあっても、きちんと手入れが行き届き、職員が配
置された方が良いと思いますが。みなさんの意見を聞かせてください。
このニュースは、環境に優しい再生紙と大豆インクを使用しています。
井奥の提言 こうすべき▽旧村意識を捨て、合理的に施設配置を
▽豊かな自治体ではなくなった高砂市。それにあわせた施設数を。 ▽民間を入れた「施設統廃合委員会」 で議論し、統廃合を
施設 | 理由 |
勤労青少年ホーム | 生石研修センターで代替え可能 |
サービスコーナー(荒井・中筋・曽根) | 公民館の職員でも「住民票」は出せます。本庁の時間外に人員を回せば? |
青年の家 | 赤字施設。廃止か民間移管を |
みのり会館 | 直営は時代にあわない。廃止か民間へ |
勤労体育センター | 高砂市に二つも施設はいらない 廃止 |
幼稚園/保育園/小学校/中学校 | 小子化と地域格差が大きすぎる。数を絞って良い施設を。 |
私は日頃はバタバタとあちこちを飛び回る毎日ですので、時間がある時には「子連
れポスティング」をしています。最近の抱っこヒモはうまくできていて、顔を見ながら
両手が自由になります。
娘とのコミュニケーション不足を埋め、ニュースを皆さんのもとに届けられるという一石二鳥です。
さらに、道行く人も「カワイイね」「子(孫)の時を思い出す」とのぞきこんでいきます。
娘も部屋の中でグズっていても、外に出るとゴキゲン。
そして、ゆらゆらされるのが気持ちいいのか、すぐに寝てしまいます。
もし、そんな「子連れポスティング」の姿を見かけたら、ぜひ声をかけてください。
5 月21 日にまちづくり協議会で県の職員、市の職員を招いて勉強会が行われました。20 名以上の市民が参加。
まず、県の職員からは「医薬分業の法的な意味」と説明され、「かかりつけ薬局を市民がつくり、薬に関心を持って欲しい」と締めくくられました。
市の職員からは、市民病院の院外処方実施後の状況が報告されました。
その後の市民との議論を私の視点で整理すると
・医薬分業は法律の流れではあるが、強制力はなく地域実情に合わせた実施が可能
・患者に負担増があることを市はきちんと説明すべき
・これからでも遅くはないので、広報などに掲載すべきという意見がありました。
私は医薬分業について総論では賛成ですが、きちんと市民に説明することなく見切り
発車したことに強い疑問を持っています。
食い止めるのは政治家の役割
日中韓の関係がぎくしゃくしています。そして、悲しいことにマスコミも含めてそれを
増大する方向で報道がされています。
「政治」の末端にいる私にとってさらに悲しいことがあります。
各国の政治家が自国市民を説得するのではなく、ナショナリズムを煽り立てるような行動や発言をすることです。
「その方が選挙(統治)に有利」「他の政策を通すのに有利」というような薄っぺらいスケベ心がミエミエです。
政治家は目先の損得にとらわれず、今こそ勇気を持って平和のための構想を示すべきだと思うのです。
未来を見すえた、みどりの国際ネットワークづくり
私は全国の仲間と共同で「みどりの国際ネットワーク」づくりに取り組んでいます。
環境・平和・多様性を特徴とした「みどりの政治」に取り組む人々が世界中にいます。ヨーロッパでは「緑の党」という政党があり、政権を担っている国もあります。それらの人たちと一緒にネットワークをつくろうとする試みです。
アジア太平洋レベルでは、今年2月に京都で発足総会があり、私も実行委員として参加しました。
そして、その会合で「北東アジアレベルでも会合を」との声があがり、韓国・モンゴル・
台湾のグループと交流を深めています。
私たちの夢はEU のような北東アジア共同体です。
日中韓の関係がぎくしゃくしています。そして、悲しいことにマスコミも含めてそれを
増大する方向で報道がされています。
「政治」の末端にいる私にとってさらに悲しいことがあります。
各国の政治家が自国市民を説得するのではなく、ナショナリズムを煽り立てるような行動や発言をすることです。
「その方が選挙(統治)に有利」「他の政策を通すのに有利」というような薄っぺらいスケベ心がミエミエです。
政治家は目先の損得にとらわれず、今こそ勇気を持って平和のための構想を示すべきだと思うのです。
未来を見すえた、みどりの国際ネットワークづくり
私は全国の仲間と共同で「みどりの国際ネットワーク」づくりに取り組んでいます。
環境・平和・多様性を特徴とした「みどりの政治」に取り組む人々が世界中にいます。ヨーロッパでは「緑の党」という政党があり、政権を担っている国もあります。それらの人たちと一緒にネットワークをつくろうとする試みです。
アジア太平洋レベルでは、今年2月に京都で発足総会があり、私も実行委員として参加しました。
そして、その会合で「北東アジアレベルでも会合を」との声があがり、韓国・モンゴル・
台湾のグループと交流を深めています。
私たちの夢はEU のような北東アジア共同体です。
韓国の女性国会議員もステキでした
2月13 日京都にて 井奥も水野も参加しました
手始めとして、5月中旬に韓国の「みどりの政治グループ」との交流会を行ってきま
した。さまざまな交流や討論の場を用意してくれました。
その中で印象に残っているシーンがあります。超党派の国会議員との「竹島問題」についての討論会で「竹島は平和の領土として両国のものにしては」という発言が韓国の国会議員からあったことです。
それは私の考えと全く同じで、「北方領土」など国境紛争地帯はそうしていったらと
常々考えていました。国の利害を超えて気持ちを同じくできた瞬間でした。
これからも「みどりの国際ネットワーク」で平和を創りたいと思います。