台湾の日本事務所にペンキ 慰安婦記念碑のシールも
台湾の日本事務所にペンキ 慰安婦記念碑のシールも
台湾の日本事務所にペンキ 慰安婦記念碑のシールも【台北共同】日本の対台湾窓口機関、交流協会台北事務所で8月31日夜、石碑型の表札にオレンジ色のペンキがかけられ、「慰安婦記念碑」と書かれたシールが貼られたことが1日、分かった。
8月15日には同事務所前で、台湾人の従軍慰安婦問題で日本に抗議する団体がデモをしており、こうした関係者の可能性もある。
交流協会台北事務所は台湾側の交流窓口、亜東関係協会に抗議、真相究明などを求めた。亜東関係協会側は遺憾の意を表明したという。
防犯カメラには、31日午後9時半(日本時間同10時半)ごろ、ペンキをかけたとみられる3人組の男が写っており、警察当局が行方を追っている。
台湾、慰安婦で日本に謝罪要求 立法院が決議
台湾、慰安婦で日本に謝罪要求 立法院が決議【台北11日共同】台湾の立法院(国会)は11日、第2次大戦中の旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐって、日本政府による公式謝罪と被害者への賠償などを求める決議案を全会一致で採択した。
決議案は超党派の立法委員(国会議員)らが提出。同委員の1人は「決議が現在の日台関係に影響するとは思わない。慰安婦だった女性はいずれも高齢で、1日も早く日本政府に謝罪してほしい」と述べた。
決議に法的な拘束力はないが、米下院が昨年7月、日本政府に公式謝罪を求める決議を可決したほか、カナダや欧州連合(EU)、韓国が同様の決議を採択している。
慰安婦「水曜デモ」は千回目、台湾でも
慰安婦「水曜デモ」は千回目、台湾でも(台北 15日 中央社)全世界に住む元従軍慰安婦が日本政府に問題解決を求める抗議集会「水曜デモ」が千回目を迎えた14日、台湾では参加者らが交流協会前にアラビア数字「1000」を形取る蝋燭を灯した。
「水曜デモ」は韓国の元慰安婦が日本の謝罪と賠償を求め、1992年から毎週水曜日にソウルの日本大使館前で抗議行動を始めたのが発端で、台湾では女性保護団体の「台北市婦女救援基金会」が主催している。
通算千回目の「水曜デモ」となった昨日、台北市内の「交流協会」(日本政府出先機関の役割を担う財団法人)前に集まった参加者らは、全世界が従軍慰安婦問題に注目するよう呼びかけた。
台湾の慰安婦問題を巡っては、元慰安婦が1999年に日本政府に対して公式謝罪と賠償を求める訴訟を起こしたが、2005年に最高裁で棄却され、終結している。
婦女救援基金会の康淑華執行長の話では、台湾の元慰安婦達はアジアの女性人権国際運動で活動を続けてきた。日本からの謝罪を待ち続けてきたが、生存者数は現在10名、平均年齢87歳と高齢化しているという。台湾で初めて顔と名前を公表した劉黄阿桃さんは今年9月、90歳で逝去。日本で訴訟を申し立て、今年2月には馬英九総統が激励に訪れた盧満妹さんも、今年8月に86歳で亡くなっている。
康執行長は「生存する10名の方々の日々の生活を手助けしたり、旅行を企画したりして、尊厳ある平穏な晩年を過ごしてもらえれば」と語っている。
2012年09月05日(水) 02:48:22 Modified by ID:OoXDiKeoMw