カ行

かじ(舵)付きフォア
 報道(一般紙、放送)において慣用的に「舵手付きフォア」を示す用語。
→舵手付きフォア(4+)

かじ(舵)付きペア
 報道(一般紙、放送)において慣用的に「舵手付きペア」を示す用語。
→舵手付きペア(2+)

かじ(舵)なしフォア
 報道(一般紙、放送)において慣用的に「舵手なしフォア」を示す用語。
 「舵」が常用漢字表にないこと、正式な種目名称が身体の一部を表す文字(手)+なし(無し)となる不快表現に該当すること及び舵手(コックス)のことを「かじ」と慣用的に表記することもあることから報道においては、慣用的に当該種目を示す用語として使用されている。
 なお、当然のことながら艇に舵がついていないわけではなく、通常は整調が足で舵を操作している。
→舵手なしフォア(4-)

かじ(舵)なしペア
 報道(一般紙、放送)において慣用的に「舵手なしペア」を示す用語。
 「舵」が常用漢字表にないこと、正式な種目名称が身体の一部を表す文字(手)+なし(無し)となる不快表現に該当すること及び舵手(コックス)のことを「かじ」と慣用的に表記することもあることから報道においては、慣用的に当該種目を示す用語として使用されている。
 なお、当然のことながら艇に舵がついていないわけではなく、通常は整調が足で舵を操作している。
→舵手なしペア(2-)

関東学生漕艇連盟
 関東学連。日本ボート協会と東京都ボート協会のレース運営を全面受託している団体。設立は1973年。構成員は、東京都ボート協会など関東7都県の協会に加盟している大学ボート部。主体は、早稲田、慶応、東京、一橋の四つの大学。事務局は東京都ボート協会内。
 設立当初の主な任務は、1、日本ボート協会と東京都ボート協会の主催レースに担当スタッフをアサイン、2、東京都ボート協会事務局に固定スタッフをアサイン、3、関東学連主催レースの運営―の3点。
 関東学連は1954年から続く「当番校制度」の問題を、抜本的に改善する策として誕生した。「当番校制度」とは、東京都ボート協会の理事長を輩出する大学ボート部が当番となり、協会運営する仕組み。スタッフは単一校による構成のため、スムースに統制することができた。しかし、組織負荷が集中しやすく、特に部員の少ないボート部が当番になると、選手がスタッフに充てられ、レースに出れないケースも少なくなかった。
 1979年、水路作業や計測システムが高度化し始め、日本ボート協会と東京都ボート協会だけではレース運営が困難になった。この解決に向けて、関東学連は組織基盤を強化、水路やレース運営のノウハウを組織に蓄積できるようにした。また、ノウハウ継承が支障なくできるよう、関東学連のOBやOGを東京都ボート協会の役員へ送り込み、関東学連の幹部に着任する制度を本格化した。結果、レース運営の合理化が一挙に進み、今日の「戸田におけるレース運営システム」が完成した。この課程で、北海道、東北、中部、関西、中国、四国、九州の各学連とともに「日本ポート学生連盟(当時、日本漕艇学生連盟)」を設立された。同連盟規約(1998年10月1日改正版、初版は1980年8月11日作成)によると、その活動目的は、1、学生ボート界の振興、2、ボート界との連携、3、オアズマン間の親睦、4、全日本大学選手権(イインカレ)の主管―の四点が挙げられている。しかし実際は、幅広くノウハウを集め、その高度化と平準化を進めることが真の目的だったといわれる。
 現在の課題は、大学ボートの人口減少により、各ボート部に対して、学連スタッフ輩出をあまり強く依頼できない点。少なくとも選手がいれば大学ボート部は継続し、余力があれば指導者やマネージャーをおくこともできる。しかし、関東学連スタッフをアサインしなければ、中長期的にはレース運営スタッフが不足し、レースそのものの運営が不可能となる。ひいては、対校戦さえも開催できなくなる危険もある。
 一方、慶応大や筑波大といった伝統校も部員不足に直面している。一般的なボート部はエイトクルーの編成が困難となり、また、学習院大など選手がほとんどいない団体も増えている。さらに東京理科大など廃部するケースも増加傾向にある。
 大学ボート界は、レース運営体勢を抜本的に見直し、新たな「モデル」と「システム」を生み出す時期に直面している。

ガンネル
gunwale。ボートの船べりの事。補強のため、他の部分より頑丈になっていることが多い。こことハンドルの間に指をはさむと悲劇。

キャッチ
ストロークの中で、ブレードを水中にいれ、引き始める動作のこと。ブレードで水を掴むイメージからこう呼ばれる。

キール
keel。竜骨。船首から船尾まで通っている補強用の部材。

クォドルプル
4x。クォドルプルスカル。quadruple scull。4人で漕ぐスカル艇。マスコミでは「4人スカル」、「フォアスカル」とも呼ばれる。私はシングル、ダブル、トリプルの次がクォドルプルであることをこれで知った。ちなみに欧米ではトリプルスカル(3x)もある。

軽量級
社団法人に本ボート協会主催「全日本軽量級選手権競漕大会」。軽量といってもそんなに軽いわけではなく、1人の体重72.5kg以下、クルー平均70kg以下であることが条件。ただしシングルスカル(1x)は平均体重制限がなく、72.5kg以下ならOK。
蹴り出し
出艇する時に岸をけって艇を出すこと。
コックス
舵手。cox (coxwain)。舵を取り、クルーに司令を出す人のこと。唯一前方が見える存在なので、レースで相手に先行された際には艇差などを漕手に伝える役目も持つ。また、練習中はコーチの代わりも勤める。一見なにもしていなさそうだが、結構忙しいのだ。
コックスはレース前に軽量があり、55kg以下だと55kgになるまで重りをのせられる(ちなみに私が現役だったころは50kgだった)。逆に55kgより重いとその重さのぶん不利。このためレース前には55kgまで減量することになるので、小柄で体重の軽い人が多い。漕手との体格差は明らかで、戸田界隈を歩いていてもすぐに見分けがつく。
2014年07月07日(月) 21:06:59 Modified by ID:89UjiVNwsw




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