「.hack//G.U.」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」と「LAS(LMS)」と「ゴッドイーター」と「仮面ライダーディケイド」の荒唐無稽恋愛活劇SSサイト(のつもり)。

恋愛は永遠である。それが続いているかぎりは。


―アンリ・ド・レニエー



「三崎君は、永遠の命……不老不死に興味はある?」


「(; 0w0)……は?」


「だから、不老不死よ」


「花京院……。
 前々から頭のオカしな女だと思っちゃいたが……とうとうオカルトネタまで引っ張ってくるたぁな……。
 エロだけに飽き足らず、この21世紀に永遠の命だとか不老不死だとか……病院行けよ……頭の方の……」


「あら、失礼ね。真面目な話よ。
 だって、現代の医療は驚くべきスピードで進歩しているでしょう?
 何年か前に発表されたIPS細胞……いわゆる万能細胞のおかげで、人類の平均寿命は20歳は伸びると
 計算している科学者だっているくらいなのだし……このまま進歩が続けば、不老不死も決して夢物語ではないかもしれないのよ?」


「(; 0w0)うぐっ……そ、そーゆーニュースはあんま見てねーから分かんねぇんだよ……」


「三崎君は自身の無知を、もっと知るべきね。
 あなたの見ている、識(し)っている世界だけが、凡てではないのだから」


「哲学者か、オメーは……」


「……話題が逸れてしまったわね。
 それで、三崎君。もしも永遠に生きられるとしたら、三崎君ならどうするのか、知りたいわ。
 今のままの、17歳の姿で、永遠に生き続けるとしたら……」


「(; 0w0)そりゃな……まずは、死ねないって知って、最初の2〜3年は悲観して暮らしそうではあるな」


「ふぅん。……そうね、三崎君って、ちょっとナイーブなトコロがあるものね」


「まあ……両親とかダチとか、みんな俺より先に死ぬワケだろ? 
 不老不死って、長い目で見れば拷問じゃねーか……永遠に時間を彷徨って、刻(とき)の牢獄に繋ぎ止められるっつーか……」


「刻の牢獄……なるほど。上手い表現ね……なかなかの詩人だわ、三崎君」


「たまに『もし死んだらどうなるんだ?』ってコトは考えたりするけどな……(いや、あんま考えたくねーけどさ)
 『もし不老不死になったらどうするか?』なんて、フツーは考えねーと思うぞ……。
 俺も、花京院、オメーも……平穏無事に生きれたたしても、あと80年もしたら火葬場で焼かれて、墓の中にゴーすんだよ」


「くすっ……えぇ、そうね。
 その時は、三崎君と同じお墓がいいわ……三崎典子として、ね……?
 お墓の中でも大好きな三崎君と一緒だなんて……素敵だと思わない?」


「(; 0w0)どこがっ!? つーか、勝手に俺の親族になってんじゃねーぞ、花京院ッ!!!」


「ふふっ……真っ赤になって……可愛い」


「くだらねーコト言ってんじゃねーぞ、ったく……不老不死とか、馬鹿みてーだ……」


「ところがね、三崎君」


「あ……?」


「かつてヨーロッパで錬金術が大流行した頃、錬金術師達は大真面目に不老不死の研究をしていたのよ。
 錬金術の英知を以って、人々を影ながら救おうとしたと言われる『薔薇十字団(ローゼンクロイツ)』みたいな組織もあったし、
 18世紀から19世紀にかけてパリのベルサイユ宮殿で暗躍した、サンジェルマン伯爵の様な人も居たわ」


「(; 0w0)サ、サンジェ……? 何だそりゃ、パン屋か?」


「サンジェルマン伯爵は錬金術師で、不老不死だという噂があったの。
 彼は『賢者の石(エリクシール)』という物を発見して、それのおかげで歳をとらないと言われた。
 彼は優れた化学者であり、音楽家であり、芸術家であり、雄弁家でもあった。とても話上手な人だったのね。
 伯爵はあっという間にパリの人気者になったわ。彼の屋敷には王族、貴族、政治家、芸術家、あらゆる人達が訪れ、彼の話に聞き入った。
 サンジェルマン伯爵はフランス王家とも親密な付き合いをするようになり、とうとう政治経済のアドバイスまで請われるようになるの。
 そして18世紀後半に死んだと言われているけれど、その後も彼の目撃例は後を絶たない……今でも、ヨーロッパ史最大の怪人物と呼ばれているの。
 神智学の権威であるブラヴァツキー夫人も伯爵には強い興味を持っていた……とも聞くわね」


「神智学……!?」


「あら……三崎君は、神智学に興味があるのかしら?」


「……いや、知り合いがちょっと……な」


「そう……知り合いが、ね」


「あ、あぁ……」


「……一説には19世紀後半に台頭した秘密結社『黄金の夜明け団』の設立にも伯爵が関与しているとか、いないとか。
 サンジェルマン伯爵と親しくなった人達の記録によれば、伯爵は梵(サンスクリット)語やチベット語にも堪能だったそうだし……
 いわゆる、東洋思想に傾倒していたのかもしれないわね。伯爵の目撃例は、彼がインドに旅立ったのを最後に途絶えているし」


「(東洋思想……神智学……不老不死……ま、まさか、な……)」


「……ところで三崎君は、フランスの生態学者ドミニク・ド・ミラボーという女性が1986年に発表した、
『地球環境における人類の包括的影響に関して』という論文を御存知?」


「(; 0w0)ド、ドミ……? シ、シド・ミードなら知ってるけどな……(∀のMSデザイン担当の……)」


「ドミニク・ド・ミラボーは、自身の論文内で、こう述べているわ。
 現在の人類の生活活動が続けられた場合、二酸化炭素の濃度が劇的に上昇し、酸素濃度が劇的に低下すると予測される。
 1000年以内に待機中の酸素濃度は現在の21%から14%へ低下。酸素濃度が16%下回ると人類は現状の肺器管では正常な呼吸は行えない。
 急激な酸素濃度の変化に生物の進化は追いつかず、人類を含む、地球上の凡ての動植物が死滅する。
 その死滅を回避する為には、全人類の生命活動を何らかの形で休止する以外にない……とね」


「全人類の生命活動を……何らかの形で休止……!?」


「論文を発表した1986年当初、あまりに荒唐無稽な内容で学会からは相手にされなかったわ。
 でも……それから1996年までの10年間に起こった地球の環境的変化は、凡てがドミニクが論文で指摘していたコトと一致していた」


「……」


「……そしてドミニクの思想に共感して、世界各国の権力者や富豪達が1989年に設立した、
 環境保護団体の隠れ蓑を被った……かつての薔薇十字団や黄金の夜明け団の流れを汲む、
 『mama』という秘密結社を……三崎君、貴方は“識(し)っている”かしら……?」






ズ  ズ  ズ  ズ  ズ  ズ  ズ  ズ  ……  ! ! ! ! ! 







「(; 0w0)花京院ッ……テメェ……まさかっ……!?」


「くすっ……。
 どうしたの、三崎君。私を、まるで怪物を見る様な目で見て……」


『阿亜唖亞吾あアァァァ……!!!!』


「っ……“偽神(デウス)”!!」


「三崎君。
 怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せねばならないわ。
 貴方が長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しく、貴方を覗き返すのだから……ね?」


「う、うぁあぁあああぁあぁあぁぁぁあぁあぁぁぁぁあああぁぁああぁぁあぁっ!!!!!」








憑   神   鎌   (  ス  ケ  ィ  ス  ) ! ! ! ! ! ! 








「花京院ッ……それ以上近寄ると、マジでテメェの首根っこ―――――ぶった斬るぜッ!!!!」


「ええ、どうぞ。御自由に。“三崎君には無理”だから」


「んだとっ……!?」


「今まで楽しかったわ。
 ありがとう、三崎君。……辛いものなのね、お別れって」


「っ……くっ、来んじゃねーよっ!!!」


「“オリジン”程ではないけれど……貴方の中の“黄昏を開く鍵(キー・オブ・ザ・トワイライト)”も貴重なサンプル。
 きっと母なる地球を救済(ぐぜ)へと導く希望の光の一端となる……」


「……キー・オブ・ザ・トワイライトのコトまで識(し)ってるのかよ!?」


「貴方と色眼鏡の魔術師の確執は、こちらでも把握していたから。
 彼のおかげで、少々プランは狂ったけれど……興味深い、新たな発見もあったわ。
 そう、例えば……異邦の女神―――――AINA、とかね?」


「……テメェェェェェ!!!!」


「彼女もきっと、いいサンプルになりそう……くすっ」


「ざけやがってェェェェェェェェェェェェェェェェェェ―――――――!!!!!!!!!!」




【また見て ハック!!】 

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