「.hack//G.U.」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」と「LAS(LMS)」と「ゴッドイーター」と「仮面ライダーディケイド」の荒唐無稽恋愛活劇SSサイト(のつもり)。

もしも人から、なぜ彼を愛したのかと問い詰められたら、


「それは彼が彼であったから、私が私であったから」


と答える以外には、何とも言いようがないように思う。


―モンテーニュ―


「三崎君、聞きたいコトがあるのだけれど……ちょっと、いいかしら?」


「(; 0w0)……」


「三崎君? どうしたと言うの? 難しい顔をして」


「いや……何つーか……」


「?」


「なぁ、花京院……俺とお前……確か、戦ってなかったっけ。
 それも割とマジの、ガチの殺し合いっつーかさ……」


「戦う? 私が? 三崎君と?」


「あ、あぁ……そうそう。
 互いに、こう、感情をぶつけ合ってだな……記憶が曖昧なんだが……
 お前が俺に、何かカチンと来ると言うか、俺の危機感を煽って、コイツだけは生かしておいちゃダメだ、って感じの
 衝動に駆らせて……」


「……くすっ。おかしな三崎君」


「いや、だって……」


「きっと、夢でも見たのよ。
 授業中にいつもグースカ寝入っていた三崎君なら、そんな陳腐な夢を見たとしても不思議ではないし」


「何気に酷いコト言ってるぞ、お前……」


「……話を戻してもいいかしら。三崎君に聞きたいコトがあるのよ」


「(; 0w0)あん……?」


「三崎君、いつか私に言ったわよね?
『オメーの恋愛感は間違っている。もっと世間一般の常識的な恋愛をしろ』……と」


「言ったっけ!?」


「そこで私、本屋で恋愛小説を何冊か購入してみたのよ。
 最近は小説も表紙や挿絵が何だか……萌え、というのかしら?
 可愛い女の子ばかりが描かれていて、どれにしようか、それなりに迷ってしまって」


「(; 0w0)そりゃオメー、恋愛小説じゃなくて……ラノベじゃん……」


「そうそう、そのラノベ、という物よ。三崎君が好きな、えろげえ、という物とセットなのよね?」


「ちげーよ! それ以前に俺、17歳だから! エロゲー買えねーから!!」


「とりあえず、アニメ化決定などと描かれたポップの置いてある本を適当に選んでみたのだけど……
 ちょっと、理解し難い描写が幾つかあって、それを三崎君に聞いて確かめてみようと思って」


「聞けよ、ヒトの話をよぉ……で、何を確かめるって?」


「私の持つ恋愛観……ひいては、道徳観や社会的理念、と言ったトコロかしら」


「なんじゃ、そりゃ……」


「例えば……この本なのだけど……」


「(; 0w0)うへえ……タイトルからして、妹モノのラノベかよ……」


「そうなのよ。
 この小説、主人公はヒロインの実の兄、ヒロインは主人公の実の妹なのだけど……
 これは一体、どういうコトなのかしら? 私が知らない内に、日本の法律は改正されてしまったの?
 血の繋がった兄妹同士で恋愛なんて、あまりに非現実的だと思わない?」


「いや、まあ、それは……」


「それは?」


「い、妹が好きな読者へのサービスっつーか……」


「?」


「つ、つまりだなぁ……兄貴=読者なワケだ。
 読者は主人公の兄貴を通して、血の繋がった実の妹と恋愛するっつー、現実じゃ絶対にありえねーシチュを楽しむっつー
 システムというか……多分、読者の大半は妹が居ない環境で育ったヤツだろうし……」


「ふぅん……そうだったの」


「あ、あぁ……そうなんだよ。
 現実を忘れて、空想に浸る為の手段なんだよ、ラノベってのは……。
 花京院、お前にも妹、居るんだろ」


「えぇ。小学生の妹が1人」


「お前からすれば何とも思わなくても、妹が居ないヤツからしてみれば
 妹=絶対に手の届かない高嶺の花なんだよ……妹の居るヤツには、理解できねーんだろーけどな……」


「……じゃあ、この小説はどうかしら。
 主人公が不特定多数の女性達から、好意を持たれる……という内容なのだけれど」


「(; 0w0)ハーレム物か……今一番、玉石混合としてるジャンルだな……」


「ヒロインの性格も多種多様なの。
 主人公に対して素直に自分の好意を伝える子も言えれば、本当は好きなのに敢えて辛辣な態度をとったり……
 ヒロインの年齢も年上から年下まで、何でもござれ状態で、とても驚いたわ」


「そりゃな……あらゆる属性のヒロイン用意すりゃ、誰か一人に食い付いた読者が
 ずっとそのヒロインと主人公の恋の行方を追わんと、新刊出る度に買ってくれるようになるワケだし……」


「なるほど……確かに、一理あるわね」


「だ、だろ?」


「では、これはどう?
 クラスメイトの優等生のヒロインのとある秘密を知ってしまった主人公が、
 秘密をバラしたらタダではおかないとヒロインから脅されて幾多のトラブルに巻き込まれていく内に、
 ヒロインに対してクラスメイト以上の特別な想いを抱いていくようになる……という内容の小説なのだけど」


「あぁ、そういうのもよくあるわな……
 委員長だったり、お嬢様だったり、生徒会長だったりするが……大抵、優等生って設定で……」


「くすっ……まるで、私と三崎君みたいね?」


「(; 0w0)はぁぁっ!?」


「だって、三崎君は私の秘密をイロイロと知っているでしょう?
 私と三崎君はクラスメイト以上の関係なんですもの、当然と言えば当然なのだけど……」


「あー、はいはい。もうこの話、終わりな! はい、解散!!」


「で、私の疑問と言うのは……果たして、異常な状況で出会った男女の恋愛は、何処まで発展するのか、というコトなの。
 だって、互いの恥部を曝け出して見せ合うだなんて、既にクラスメイト以上の関係だとは思わない?」


「引き下がらなくていいから!」


「でも実際問題、私と三崎君も奴隷と御主人様という良好な関係を築けているワケだし……
 ……くすっ。
 事実は小説より奇なり、というのも、強(あなが)ち空事(そらごと)とも言い切れないのかもしれないわね」


「オメーはむしろラノベっつーより、エロラノベ読んでる方が似合ってるよ、絶対……」


「えろ、らのべ……?
 よく理解(わか)らないのだけれど、それはつまり、性的な描写のある恋愛小説……
 いわゆる、官能小説のコトかしら?
 ……嫌だわ、三崎君ったら。私がそんな、ふしだらで淫らな内容の小説を、嗜むと思って?」


「(; 0w0)存在自体がふしだらで淫らなヤツが、よく言う……」


「小説で読むより……くすっ。
 三崎君と“そういうコト”を実践する方が、わざわざ本を買う手間が省けて……
 何よりも、空想なんかより、もっと濃厚で、刺激的な快楽が得られる……そうじゃなくて?」


「く、来るなっ、舌舐めずりしてんじゃねーよッ!! あ、朝、あんだけ搾りとったクセにっ……!!!」


「さ、三崎君……
 いいえ、御主人様。午後の御勤めと参らせていただきます……ね。くすっ」




【また見て ハック!!】

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