「.hack//G.U.」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」と「LAS(LMS)」と「ゴッドイーター」と「仮面ライダーディケイド」の荒唐無稽恋愛活劇SSサイト(のつもり)。

『まちがうのは人間の特性であり、道理をわきまえぬ者だけが自分の過ちにこだわる。』                                       
                                                                             【マルクス・トゥッリウス・キケロ  古代ローマの哲学者】

「だぁ〜れが迷い込んで来たかと思ったら……アンタかぁ。朔?」
「カールねえさま……」


【Δ隠されし 禁断の 聖域】―――――グリーマ・レーヴ大聖堂。
かつて少女の像があったと噂される大聖堂の教壇の前に、黒衣の女は立っていた。
艶やかな銀色の髪も今では黄昏とも薄明とも区別のつかぬ陽光に照らされ、
まるで彼女自身が大聖堂に予め存在していたオブジェクトの様……ほんの刹那であったが、朔にはそう思えた気がする。
その後に感じたものは……まるでじわじわと針で全身を突付かれるかの如き、怖気と寒気。


「あたしが試合前、いつもここで瞑想してるのはアンタも知ってるだろう?
 ……何の用だ、朔」
「……ねえさまを」


―――止めに来たんです。
そう言おうとして、朔は思わず口を噤(つぐ)んだ。
カールとは彼女が碧聖宮の宮皇になってから彼女が一旦《The World》を引退するまでの
短い付き合いだったが、おっかけをしていた朔としてはエンデュランスや揺光ほどではないが
カールへの思い入れもちゃんとある。
ウザがられてはいたが、決して邪険にされることもなかった。
彼女が再び復帰して揺光やハセヲとパーティを組んで遊んでいたことは
朔も知っていたが、まさかこんなカタチで相対することになろうとは思ってもいなかったのだ。
それに加え大聖堂内を蠢く、この何とも言えない薄気味悪い気配。
死者の都エルディ・ルーでエンデュランスがAIDAと戯れてきた時でさえ、こんな寒気はしなかったのに。


「あたしを……なぁに?」
「カッ……カールねえさまを、止めに来たんや!」


やる気のない半開きの目でこちらを見つめていたカールの
瞳が文字通りカッと開き凄んだかと思うと、つられて朔も今言わなければならないことを
ありったけの声で、恐怖を払いのけながら大聖堂中に響く声で叫ぶ。
有り得ない程の緊張感と恐怖。
猛獣の入った檻の中に閉じ込められると言うのは、こんな気分なのだろうか。


「あたしを止める……? 
 朔、アンタが……? 冗談にしちゃ笑えないな」
「冗談ちゃう! 
 ウチは本気やねんからな……ねえさま、ハセヲを殺そうとしとるんやろ!?」
「……ふふん。大方の事情は知ってる、ってコト?」
「……ハセヲ本人から聞いたわ。
 ねえさま、ハセヲの中の楚良っちゅー奴を目覚めさせるために……ハセヲを……!」


楚良の再誕、それがカールの目的。
そのためにはまずハセヲに心的なショックを加えなければならない。
憑神を開眼した時と同様に、本人の精神(こころ)を揺さぶる程のショックを。
ならデータドレインがてっとり早い。
何しろ揺さぶるどころか精神自体をリアル(現実)から切り離し、この世界に溶け込ませてしまうのだから。
ハセヲが居なくなれば、きっと楚良が還って来る。
根拠はない、強いて言えば“女の勘”。
ハセヲがかつての楚良だったと判明した今、カールに躊躇はない。
楚良を取り戻す為ならば悪魔とだって契約するだろう。それを確信させる程の狂気が、彼女の全身から放たれている。


「じゃあ聞くけどさ……朔。
 アンタ、あたしと同じ立場だったらどーしてる?」
「なっ……」
「ハセヲでもエンデュランスでも、アンタの弟でもいい。
 もしあたしと同じ立場で、好きな人を取り戻せる方法がそれしかなかったら……アンタ、どうする?」
「ウ、ウチ、は……ッ」


……同じことをしたかもしれない。
エンデュランスが榊側に付いた(と見せかけた)時、
朔は迷うことなくエンデュランスと共にハセヲから離反し、榊に組した。
別に後ろめたさも後悔も全くなく、裏切ったと言う感覚も皆無。
あの時はあれが当たり前、自分にとってベストな行動だと思った、だからああしたのだ。
では今回は?
もし朔がカールの立場だったらどうしただろう? ……好きな人を取り戻すために、世界中の人間を敵に回せるか?
……回せる。いつだって貧乏クジを引くのは女。女の性(さが)には逆らえない。
カールのやろうとしていること、それをが全に間違ったことだとは決して朔も言えなかった。


「アンタだって同じことをするだろ。
 これがあたしなりに考えに考え抜いた結果なんだよ。
 ハセヲは楚良だった頃のことを思い出そうとする気配もない……
 だったら、あたしが無理矢理にでも楚良を目覚めさせればいいだけのハナシ。
 ハセヲには悪いけどね、あたしは楚良さえ居てくれればそれでイイの」
「そんな……」
「朔だってそーだろ。
 弟とエンデュランスが居てくれれば、それで満足なんじゃないの?」
「前のウチやったら、そうやったかもしれへん……けど、今はちゃうねん!
 今は……今は、
 ハセヲが、エン様が、望が、皆が居ってくれる、この世界が好きなんや!
 一つでも欠けたらあかん……つまらんこと、ヤなこともあるかもしれんけど……皆と一緒がええんです、ウチはっ!」


ハセヲが、自分をこの世界に繋ぎ止めてくれたことが嬉しかった。
そのハセヲが今夜の試合でカールに殺されるかもしれない。
敵わぬと分かっていても自分にだって何かができはず。
今のカールを見ていると、まるで少し前の自分を見ている様で……朔の胸が痛む。
だから分かってほしかった。
当たり前であることが、本当はとても大切な時間だったことを。


「……馬鹿だ馬鹿だとは思っちゃいたけど、そこまで馬鹿とは思わなかったよ。
 このクソみたいな世界が好き? 
 皆と一緒がいい? 
 頭大丈夫?
 朔……アンタ、ハセヲ達に毒され過ぎたね。
 あたしを追っかけてた頃の方が、まだマシだ」
「あの頃のウチとは、もうちゃいます……!」
「話すだけ無駄だったな。
 アタシはハセヲを殺したい。アンタはハセヲを守りたい。さあ、どうする?」




















「……ッ! ゴレッ!!!」
『■■■――――――――――!!!』















先手を打ったのは朔。
全身に光の紋様が浮かび上がると同時に憑神を展開、
大聖堂内に通常のバトルフィールドとは異なった異空間……憑神空間を創り出す。
無論、朔とて同じ空間内に2体以上の憑神が存在していると暴走する確率が高くなるのは知っている。
朔も以前AIDAに感染し暴走の経験があるからだ。
碑文使いと言えどAIDAに完全な耐性があるワケではなく、
実に5人もの碑文使いがAIDAに侵食、感染されてしまった事実からもそれは見てとれる。
攻撃と防御、2つの顔を持つ第五相“策謀家”ゴレ……どこまで肉薄できるのか。


「へぇ。それがアンタの憑神か」
「……ここまでしとうなかったわ。
 ウチ、ハセヲもエン様も好きやけど……カールねえさまも好きやから」
「ふぅん。でもさ、ハセヲはこのコト知ってんの?」
「……知らへん。アイツは知らんでええねん!」


朔のありったけの強がり。
こうやって憑神を顕現させても、優位に立っている気分になどなりはしない。
逆に憑神を出してしまったことで逆に追い込まれてしまったような―――――そんな錯覚すら覚える。
それにカールのあの落ち着き様は何だろうか。
嫌な胸騒ぎは止まることを知らない。


「それじゃ、ま……ちょっとだけ遊んであげようか。
 でもこれだけは最初に言っておく。
 あたしはかーなーり――――――――強いぞ?」


大聖堂の中を蠢いていた、
あの薄気味の悪い気配は憑神空間の中であっても健在だった。
その嫌な気配がどんどん収束していき、やがてカールの背後に浮かびあがってカタチを成して行く。
この世界のあらゆる不吉と悪徳と毒を孕んだソレは、彼女の呼びかけに応え――――――――――――


「おいで……おいで……。
 あたしを……追いかけてこいっ!!! スケェェェェェィィィス――――ゼロッ!!!!」
『■■■■―――――――――!!!』


朔の憑神空間をブチ破り、全身を渋柿色……
見様によっては血塗られているかの様にも見て取れる、渋柿色の布で拘束された巨人が、踊り出てきた。
闘牛の如く突き出た巨大な角とギランと紅く輝く3つの眼球。
差異はあれど、確かにハセヲが使役するスケィスそのものである。
だがハセヲのスケィスが彼のXthフォームへのエクステンドによって
白い荘厳な姿へと進化したのに対し、カールのスケィスはまさに“死の恐怖”を体現、死神か悪魔を連想させるに十分な風体。
ただそこに“居るだけ”のはずなのに。
凄まじいまでの威圧感と恐怖を感じさせる化け物。
こんな化け物を使役するカールは……もはや異常だ。
朔にとって、不可解以外の何者でもない。


「(これが……大聖堂の中に居った、薄っ気味の悪い気配の、正体……!?)」
「可愛いだろ。あたしのスケィスゼロは……?」
「(ま、まさか……い、いや、でも……似とる!
  AIDAに感染しとった時のウチに……! これは、この気配は……ッ!!)」


何もかもが負の方向へと導かれる、あの何とも言い難い感染時の気分。
それにこの気配……嫌と言う程にAIDAの相手をしてきた碑文使いのとしての朔の直感が告げている。


「これは……AIDAの気配とちゃうんかっ!?」
「ご名答」


ボコボコと憑神空間内を飛び交う無数の黒点。
黒点が収縮を行う度に何処かの空間へと軌跡が繋がっているのだろうか。
溢れる黒点はグルグルとカールと紅いスケィスの周囲を廻り、彼女と憑神に溶け込んでいく。


「ねえさま、アンタ……AIDAに感染しとったんかっ!?」
「あれ、知らなかった? あたしはAIDAを制御することにおいても……頂点に立つ女だ」


AIDAはオーヴァンが起こした再誕によって全て死滅した。
なのに、どうして彼女が……カールがAIDAに感染を?
少なくとも彼女はAIDA騒動が起こっていた時期、《The World》にログインしていなかった。
ログインしていないPCが感染するはずがない。
では何時、カールはAIDAに感染した……!?


「(AIDA……!
  スケィスの気配にばっか気ィ取られて、全然気づきへんかった! 
  な、なしてAIDAが今頃になって……っ!?)」


朔もネットワーククライシスの解決に一枚噛んでいる以上、AIDAについては
多少の知識はある。
何よりも碑文使いとしての本能が敵の正体を悟らせるのだ。
けれど今眼前に佇む黒衣の少女はこれまでに遭遇した数多くのAIDA感染者達と全く別物に感じられるのだ。
ボルドー、天狼、太白、榊の様に己の欲求に素直な所は似通ってはいるが、妙な落ち着きがあるのが合点がいかない。
確かに狂ってはいる……ハセヲの中の楚良を求め、どんなことでもやってのけるという決意も感じる。
だが、もしかすると。
その強靭な決意がAIDAの侵食を押さえつけ、逆に完全に制御できているとしたら?
榊がAIDAを80%制御出来ていたと仮定した場合、カールの制御率は120%を超えているだろう。
つまりはオーヴァンがAIDAを「危険な友人」と比喩しながらアイナ救出まで耐えたように、
カールもまた「楚良を取り戻す」という強い精神によって、AIDAを“飼い慣らしている”と考えれば……。


「朔、アンタは運が良い。
 あたしのスケィスゼロを間近で視たのは、ハセヲに続いてアンタが2人目だ」
「(ハセヲはXthフォームやったから何とか勝てたらしぃけど、ウチは……!)」


無理だ、絶対に勝てっこない。
ただでさえ狂気染みた強さを感じるスケィスに加えAIDAまでもカールの味方をしているのは想定外。
策謀家として知略を駆使した戦いといきたい所だが
冷静な判断をするにはあまりに異常な事態が多すぎる……!


「どした? 来なよ。遊んであげるから」
「うっ、うわああぁぁあああぁぁぁぁああぁあああぁぁぁッ!!!」


堪り兼ねず、声にならない声を上げながらゴレを疾らせる朔。
恐怖とかそんなも感情はとっくに枯れ果て、ただ「カールを止める」という気迫だけが
彼女を突き動かすのだ。
……絶対に勝てないと分かっていながらも。


「ガトリングゥ―――――ブリッドッ!!!」


攻撃モードの赤いゴレの身体から一斉放射される無数の光弾。
降り注ぐ光弾の雨が、スケィスゼロを穿ってくれると、信ずる他はない。
ハセヲのスケィスもこの技を全て回避することは出来なかった。
カールは!?


「スケィスゼロ」
『■■■――――――――――――!!!』}
「なッ……なんやてっ!?」


全弾命中したかと思った瞬間。
スケィスの全身を拘束していた紅布の一部、腕部の布がシュルシュルと解け、
そのままムチの如く撓ったかと思うと。


「くるくる、くるっ……ってね」


全てのガトリングブリッド、光弾の礫を、あらぬ方向へと弾き返してしまう。
勿論、カール自身も全くの無傷。
全く無駄のない統制のとれた完全防御……彼女は、憑神を完璧なまでに使いこなしている!


「っぅ……これならどうやっ!?」


ゴレの周囲をクルクルと回転していた日輪がチャクラム状に変化、
ブーメランの様に飛び、対象をズタズタに切り刻む「因縁の大輪」。
カールのスケィスの武装もハセヲのスケィス同様に鎌ならば、鎌でチャクラムを弾き返すために多少の隙が生まれるはず……
そうなれば即接近して、突進しながらの痛恨の一撃を!
だが―――――――――――――――


「子供の戯れと書いて……児戯?」


てっきり朔はスケィスが攻撃を弾き返すとばかり思っていた。
だが実際に鎌を顕現させ、前に進み出てチャクラムを弾き返したのは……カール!


「そぉ〜〜〜〜〜〜れっとぉっ!」
「!?」


それもただの一振りではなく、チートとAIDA、
そしてスケィスからの力の供給による渾身の一振り!


「(アホなっ! 憑神の攻撃を、直接弾き返すやなんてッ……!?)」
「つまらない固定概念は捨てろ朔。あたしにアンタの常識は通用しない」


チャクラムで攻撃、間髪いれず格闘戦に持ち込み、
スケィスを殴ろうと接近していたゴレは堪らない。
カールに弾き返されたチャクラムをモロに喰らい、遥か後方に吹き飛ばされてしまう。
腹部にチャクラムが突き刺さったまま身体は大きくバウンドし、憑神空間の中でのたうち回るのだった。


『■……■■■―――――――――――――――――!!!』
「あぐっ! いっ、痛ったぁ……ッ!!?」


途端に朔は腹部を押さえて倒れ、苦痛の叫びをあげる。
その貌(かお)に浮かぶのは苦悶。
どうやら先程のカウンターで弾き飛ばされたゴレのダメージが、憑神とリンクしている朔にも回ってきたらしい。
攻撃を回避できないと判断した刹那、ゴレをとっさに防御モードに変更(主人格は望ではなく朔のまま)
していなければ、もっと手痛いダメージを受けていたに違いない。


「……おんやぁ? 
 さっきと憑神の色が違うな。戦闘中に形状を変化させるタイプか……面白いね」


カールの方は全然余裕。
いくらチートやらAIDAやら巫器(アバター)の力でステータスを強化しているとは言え、
PCが憑神の攻撃を受け、跳ね返すなどという芸当をするとは朔の想定外だった。
故に生じた隙が仇となり、ダメージを受けるに至ってしまう。
憑神は心の強さが形作る、《The World》でのもう1人の自分。
故にこれは意地と意地の張り合いでもある。
楚良を手に入れたいというカールの想いと、ハセヲを守りたいという朔の想い。
……女の闘い!


「(ハッ、ハァッ……あかん! 
  防御モードのゴレじゃあ、ねえさまには勝てへん……こうなったら!)」
「あっはぁ〜ん? ……もう逃げるの?」


青い防御モードのゴレはシャボン玉を次々と発しながら距離を置き始める。
防御モードのゴレ唯一の技・シャボンショット。
目くらましと幾ばくかの時間稼ぎにしかならないけれどカールは自身でそれを追わず、スケィスに追わせて様子見。
が……。


「(青い時は赤い時程のスピードもパワーもない……。
  恐らく完全な防御タイプの憑神だろう……網にかかってみるか)」


カールに促されるようにして、スケィスゼロはゴレを追って突進する。
スピードは完全にスケィスの方が有利、だがあえて攻撃せずに相手の出方を待つ。
切り札と言うのは、最初に見せた方が大抵の場合、負けるのだから。


「今や! ゴレッ!!!」
『■■■■―――――――――――――――!!!!』


いつの間にか紅いスケィスの周囲をシャボン玉が覆い尽くし、結界とも呼ぶべきシャボン空間が出来上がっていた。
追い込んだと思わせておいて、逆に敵を追い込む……策謀家としての朔の知略が試される時。
朔の叫びに呼応し、ゴレも本来有るべき姿に戻る!


「ゴレ、攻防一体モードッ!」
『■□■□――――――――――――!!!!』


赤と青の攻撃モードと防御モード。
どちらか1つの戦闘形態でしか戦えなかった従来のゴレ。
だが朔がこれからも望を守り、この世界で生きていくと決意した結果、新たな戦闘モードがゴレにも備わる。
本当の意味での姉弟の絆が生み出すに至った、新形態のゴレが。
シャボン玉の壁によって逃げ場の無くなった紅いスケィスに、渾身のパンチを放つ!


「いてかましたれぇぇぇぇぇぇっ!!!」
『■□■□―――――――――――――――!!!!』
「……スケィスゼロ」


おおきく振りかぶって、
絶妙のタイミングで繰り出される攻防一体モードのゴレの拳。
剛腕にして神速。
この距離ならば絶対に外さない。
致命傷とまではいかないが、確実にスケィスにダメージを―――――――――与えるはずだったのに。


「……ど、どないした!? ゴレ、動かんかい! ゴレッ!?」
『■□■□――――――――!!!???』


ゴレの拳はスケィスまであと少しの所でピタリと止まっていた。
拳だけではない。
ゴレの身体全体が麻酔でも打たれたかの様に麻痺し、全く動こうとしない。
朔が動け、はよ動けと何度叫んでも、結果は同じだった。
何だ? 
何が起こった? 
どうして憑神(ゴレ)は動かない? 
何か攻撃を受けたのか? 
朔の頭に、動揺が駆け巡る。


「機能停止(フリーズショット)」
「ッ……!?」


フリーズショット。
朔の記憶が確かならば、Xthフォームへと改造されたハセヲが有していた反則技。
文字通り対象を完全凍結させる禁断のチートアーツ。
何故、Xthフォームでもないカールが……!?


「ハセヲだけの専売特許だと思ったら大間違い。
 あたしもXthフォームの強さは身をもって知っている。
 だからあたしもXthフォームに対抗できる力を手に入れた。
 ……楚良を取り戻せる力……刻印の獣の力をッ!」
「(AIDAが……ねえさまとスケィスに……更に侵食していきよる……! 
  い、嫌な予感がさっきからしっぱなしや……な、何が起こるっちゅーねん……!?)」                                          【 TO BE CONTINUED... 】

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