「.hack//G.U.」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」と「LAS(LMS)」と「ゴッドイーター」と「仮面ライダーディケイド」の荒唐無稽恋愛活劇SSサイト(のつもり)。

亮×千草(ハセヲ×アトリ)。スレに投下したエロパロ第2弾。
初めて亮×千草を投下したのは9スレ目(2006年の秋頃)であるが約1年後の2007年、15スレ目にて

197 :名無しさん@ピンキー:2007/11/20(火) 13:25:56 ID:sCctvXsS
千草がリスカしてるって公式設定なのか?
あんまメンヘラをコケにした内容にしない方が良くね?

と1年遅れの苦情が来た。
残念ながらハマタツの漫画の「.hack//G.U.+」で描写されているので公式設定です。漫画(G.U.+)の千草は貧乳具合が素敵。


「ハセヲさん、お肉はどっちがいいですか?
 こっちが国産、こっちが外国産なんですけど……」
「んなもん、どっちでも大差ねぇだろ」
「そんなことありませんよ! 
 私としては断然、国産牛がオススメです><
 値段はともかく、味と肉質は外国産とは比較にならない位に――――――――


……千草の話は、相変わらずだな。


「ハセヲさん、和牛でいいですよね? 買ってもいいですよね?」
「好きにしろって」


世の中には物好きな奴がいる。
わざわざ千葉から週に1〜2回、東京の俺んちまで食事を作りに来るお節介とか。
食事ってのは大勢で食うのが楽しいって奴もいるだろうけど、俺は1人の方が気楽でいいね。
……それなのにコイツときたら。


「ここのお店のポイントカードとかメンバーカード持ってます? 
 今日はポイント3倍の日だそうですよ、お得でしたね」
「(主婦かい……)」


リアルでもアトリのペースは変わらない。
或いは、リアルでもロールの延長として振舞っているのか。
別にコイツの笑顔が作り笑いだとか、そう言うんじゃねぇけど……
アトリのリアル、日下千草に対しての俺の率直な印象がソレだった……どーにもゲームん時のイメージが抜けきらない。


「ハセヲさん?」
「……何でもねぇって」


とりあえず、さっさと店出るか。
長い黒髪を揺らす年下の少女を伴って、俺は店を後にした。








**************************







「東京って物価が高いって言いますけど、あそこのお店は結構安かったですね」
「てか、千葉だってそんな変わんねぇだろ」
「ハセヲさんはいつも、あそこで買い物してるんですか?」
「(スルーかい……)」


千草は細い腕2本で夕食の材料が詰まったスーパーの袋を持っていた。
一応は「持ってやろうか?」と声をかけてみたものの「コレくらい平気です!」と断られた。
これじゃ俺が女に荷物持ち押し付けてるみたいでカッコ悪ぃだろうに……。


「ね。ハセヲさん」
「……リアルでハセヲゆーな」
「えっ?」


そりゃオフ会とかならそーいうのもアリだろう。
でもリアルでさすがにゲームの名前で呼ぶのは勘弁してほしい。
ただでさえ“死の恐怖のハセヲ”っつたらそれなりに有名になっちまってるし、
何処で《The World》のユーザーが聞いてるか分かったもんじゃねぇからな……。


「じゃあ……えっと……何て呼べばいいんですか……?」
「俺には三崎亮っつう親から貰った名前があんだよ、一応な」
「じゃあ、三崎クン?」
「どこぞのサッカー少年の親友みたいだからパス」
「じゃあ、亮さん?」
「葛飾の派出所のお巡りみたいだからそれもヤダ」


コイツ、狙って言ってるんじゃないだろうな……。
ジャンプ黄金期世代か……?


「むー……なら、亮クンで良いですか?」
「……それが妥当か」
「はいっ。じゃあ亮クンで決まりですねっ♪」


亮クンねぇ……。
小さい頃にゃそう呼ばれてたけど……何か懐かしい響きだ。
最近じゃもう誰も俺をそんな風にゃ呼ばなくなっちまったな……。


「亮クンは牛丼に七味とか入ってても平気ですか?」
「また牛丼か……。
 牛肉と玉ねぎの組み合わせだったら他にも作れるモンあるだろ?
 カ、カレーとかシチューとか肉じゃがとか……」
「牛肉と玉ねぎの味を最大限に引き出す至高の料理こそ牛丼なんです!
 まさに肉と野菜のコラボレーション、ruby&(パーフェクトハーモニー){完全調和}!」
「矢車か! ……てか、お前野菜嫌いだったろ?」


だから千葉からいつも飯作りに来る割に……千草のレパートリーって少ねェんだよな……。











**************************










「あ、ちゃんと台所キレイにしてますね。偉いです」
「親は滅多に使わねぇし、俺も朝と晩しか使わないからな」
「でもこの前は私がお掃除してあげたじゃないですかっ><」
「ぐっ……。
 あ、あの時はたまたまだ……片付ける暇なかったんだよ」


家主を差し置いて、千草が台所を支配する。
まぁ念のために昨日の晩、キレイにしといたんだが。
汚しておいた方がコイツ的には仕事が増えて嬉しいんだろうが、それは俺のプライドが許さん。
「ハセヲさんって台所のお掃除できないくらいゲームに没頭してるんですか?」と素で言われかねねーしな。


「ご飯は炊いてあるんですよね?」
「ああ」
「じゃ、あとは私が全部やりますから。亮クンは新聞でも読んでてください」
「うちは新聞とってねーっての」
「とにかく……亮クンはあっちで待っててくださいっ!」
「へーいへいへい」


何つーか……いや、やっぱいい。
家人がこういう扱い受けるってのが何か納得いかねぇ気もするけど仕方ねぇ。
晩飯までテレビでも見て暇潰すか……夕方6時ってロクな番組やってないけどな。
ニュースとか見ねぇし。テレ東は戦争始まっても相変わらずアニメ流してるし。


「(……無駄にデケェよなぁ、うちのテレビ)」


確か、父さんが何年か前に買い換えた大型のプラズマ液晶テレビだ。
アナログ放送が終わってデジタル放送になってから、3台目くらいのテレビになるのか?
俺も朝飯の時と夕飯の時くらいしか見ない。両親も仕事で帰って来ないから、このテレビで何を見るってワケでもなし。


「フ〜ンフフン〜フ〜ン♪」


調子が良いのか、千草が鼻歌交じりで料理をしていた。
自前のエプロンを付けて料理している姿はさすがに様になっていると思う。
「料理ができる家庭的な女子高生」とか言ってたくらいだしな……。
でも、もうちょい千草は栄養をとった方がいいかもしれない。
手足や腰とかは細いっちゃ細いけど、健康的と言うよりは栄養不足に感じられる。
特に腰は、俺の両腕にすっぽり収まるくらいに細……って何言ってんだ。


「アト……千草、手伝おうか?」
「へーきですよ。もうちょっと待っててくださいね」
「……」


何か、同棲してるみたいだな。
千草が飯作りに来るのは大抵土日、日帰りだから同棲ってのはおかしいけど。
アイツも両親が共働きで夜遅いらしいし、帰ってこない日もあるっぽい。
……やっぱ、どっか似てんだな俺とアイツ。
俺は気が付いたら鍵っ子になってた。多分、千草もそうだろう。
誰も居ない我が家に帰った時の安堵感と同時に訪れる、どうしようもない虚無感……酷く懐かしく思える。





**************************





「いただきまーす」
「……」
「亮クン、いただきますは?」
「い、いただきます……」


小学生か……。


「料理っていうのは、作った人に感謝して食べなきゃいけないんですよ。
 勿論、牛を育てた人や野菜を作った農家の人達にも感謝を云々……」
「わーったから、食わせてくれ」


これさえなきゃ良いんだけどな、コイツとの食事は……。
まぁ、よく出来てる方なんじゃないのか? 
牛丼には豆腐やシラタキ入ってるし、味噌汁にはシジミ……って、前作ったのとほぼ変わんねぇじゃん! 
……美味いけどな。


「どうせなら、ご飯も私が炊けば良かったですね。
 やっぱり昨日炊いたお米だと、牛丼のつゆがうまく染み込んでないかも……」
「そんなことねぇと思うけど……」
「あの、亮クン。おいしいですか?」
「……あぁ。美味いよ」


【 TO BE CONTINUED... 】

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