「.hack//G.U.」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」と「LAS(LMS)」と「ゴッドイーター」と「仮面ライダーディケイド」の荒唐無稽恋愛活劇SSサイト(のつもり)。

《前回までのあらすじ》


突如として大量のアラガミの襲撃を受けたフェンリル極東支部(アナグラ)。


最終防衛ラインである防壁を突破され、更にはエイジス島への避難通路にもアラガミが押し寄せた。


アナグラの周囲では凶暴なアラガミ達が我が物顔で闊歩し、極東支部の神機使い達との熾烈な睨み合いが続いていた。


孤立無援にして脱出不可となった状況を打破すべく、榊支部長はフェンリル各支部に応援を要請。


しかし、ロシア支部を始めとした世界各地のフェンリル支部も同様の襲撃を受けており、


増援の神機使いが到着するのに一ヶ月はかかるという。


かくして、電気や食糧、水といった諸々の問題を抱えながら、神機使い達の長い籠城戦が幕を開けるのだった……。





コツ……コツ……コツ……。



「付き合わせちゃって、ホントにごめんね」


「ムツミちゃんが謝るコトないよ♪ 私、楽しければオッケーだし♪」


「ふふっ。隊長さん、いつでも明るくて楽しいから好きだなぁ〜」


「非常食を取りに行くのに、ムツミちゃん一人で行かせられないよ。護衛が居た方がいいもんね♪」


「……でも、手を繋ぐ必要、あるのかなぁ?」


「あるある〜♪ ムツミちゃんの手、ちっちゃくて可愛いしぃ〜」


「……みんなの御飯、非常食で何とかまかなえればいいんだけど」


「あー……やっぱり、そろそろ備蓄がマズいんだ?」


「うん。サテライトからの避難民の人達にも配給してるから……あと5日分くらいしかないの」


「そっかぁ。
 ……ムツミちゃんが一人でエイジス島への避難通路に行くって言い出した時は、何事かと思っちゃったよ〜」


「3年前のエイジス計画の時の非常食が、通路のあちこちにまだいっぱい備蓄されてるはずなの。
 それさえ持って帰るコトが出来れば……」


「他の支部の神機使いの人達が救援に来るまでの食糧問題は何とかなる、ってワケだね〜♪」


「……隊長さん、すごく元気だけど大丈夫? お腹、空いてないの?」


「私はこーゆーの、小さい頃から慣れてるから平気だよっ。
 ……何にも食べる物が無い時は、泥を食べたりさ」


「そ、そうなんだ……」


「スラム暮らしは悲惨だよ〜? 
 ……サテライトの人達はまだ恵まれてる方だと思っちゃうくらいにね」


「隊長さんは、どうしてフェンリルに入ったの?
 シエルさん達みたいにマグノリア=コンパスの出身じゃないって聞いたけど」


「私はラケル博士にスカウトされてフェンリルに入ったんだよ。
 フェンリルに入れば三食ちゃんと食べられるって聞いて、即答しちゃったっ♪」


「あはは。何だか、ナナさんみたい」


「う〜ん。
 さすがにナナちゃんみたいに出撃前に御飯を最低8杯もおかわりは、ちょっと無理かなぁ〜」 ※公式設定です。


「でも、非常食を持ちかえれば―――――――――――」


「……シッ!」


「んむっ……!?」


「(ムツミちゃん、静かに。ライトも消して)」


「(ど、どうしたの……?)」


「(……アラガミが居る。種類までは分からないけど……ずーっと奥の方で、気配がする)」


「(っ!)」


「(数は……1匹かな。
  この前の掃討戦の生き残りかもしれない……ムツミちゃん、私から離れないで。
  もしもの時は、おねーさんの指示に絶対従うコト……いい? 約束できる?)」


「(コクコクッ!)」


「(いい子)」




ガシャン……。




「(隊長さん、神機を……戦うつもりなの?)」


「(こんな電気も点いてないような暗い通路での戦いなんて、本当はやりたくないんだけど……やるしかないよね)」


「(だ、大丈夫なのっ!?)」


「(大丈夫。ムツミちゃんの護衛任務は、最後までやり遂げちゃうんだから♪)」


「(隊長さん……)」




カッ、カッ、カッ、カッ、カッ!!!!




「(! こっちに向こうも気づいたっぽい……足音が近づいてくる……)」


「(……ッ!)」


「(ムツミちゃん、私の後ろに隠れて。私に何があろうと、絶対に声を出しちゃ駄目だよ。
  ……あと、出来るなら目を閉じててくれると嬉しいかな)」


「(コクッ!)」


「(気配が近くなった! ……ッ、足音が……消えたッ!?)」




『■■■■■■■――――――――――――――!!!!!』




「(上ッ!? ……パイプを伝って、天井から奇襲ッ!? コンゴウ種!!!)」


『■■■■■――――――――――!!!!』


「(しまっ、やられるッ!? ……な〜んてね♪)」


『■■■……!?』


「スラム育ちは暗闇でも目が効くって……知らなかったかな?」





ズゥン……。





「ふぅ。……ムツミちゃん、もう大丈夫だよ」


「や、やっつけたの……? 隊長さん、ケガしてない?」


「へーき、へーき♪」


「アラガミは……?」


「ん? ……首、胴体から切り落としちゃった♪」


「……し、死んだんだよね?」


「コアは捕食済みだし、時間が経てば地面に吸い込まれて消えちゃうよ。
 ……そしていつか、また別のアラガミになって蘇るの。
 アラガミが地球に現れてから、ずーっとその繰り返しなんだって」


「……こ、怖かったぁ〜!」




ぎゅっ!




「ムツミちゃん、アラガミを間近で見るの初めてだったの?」


「うん……暗くてよく見えなかったけど……すごく怖い感じがしたのは、分かった……」


「怖い思いさせちゃったね。よしよし」


「……隊長さん達、いつもあんなのと戦ってるんだね」


「ん〜、確かにコンゴウとは嫌ってくらいに戦ってるかも。
 だって、ミッションに行く度、ほぼ毎回出て来るんだも〜ん」


「……怖くないの? 逃げ出したくなったり、しない?」


「ふふっ。
 ムツミちゃんみたいに可愛い子が、御飯を作って帰りを待ってくれてる場所があるんだからさ……
 そんなの思ったコト、一度も無いよ」


「隊長さん……」


「さ、他のアラガミが来る前に非常食を持って帰ろっ♪」


「……うんっ」

















《その後……》


「はぁ〜、ムツミちゃんの身体……すっごく軟らかくて、ぷにぷにで……クセになるぅ〜♪」


「隊長さん、くすぐったい〜。お料理が出来ないよぉ〜♪」


「くすっ……。
 おねーさんが毎日揉んでるせいか……最近のムツミちゃん、ちょっとだけ……♪」


「えっ? なぁに?」


「なんでもないよ〜♪ あ〜、心がロリコンになるぅ〜♪」


「あはは。隊長さん、変なの」


「「キャッキャウフフ♪」」


「……何だか、非常食を一緒に取りに行って以来……
 隊長とムツミさんの距離が更に縮んだように思えるのですが……ナナさんはどう思われますも?」


「え〜、そうかなぁ〜(も……?)」




【また見て  神喰い!!】

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