常用している「スーパー池上」で秋刀魚が一尾３８円。
ああ、腹いっぱい秋刀魚が食べたい、と思った。
七尾買い求めて、屋外のカマドに薪をくべ、片っ端から塩焼きにした。
那須の秋の夜は寒い。ぶるぶるするほど寒い。
薪の煙がもうもうとして目に沁みる。
僕らは腹ペコ。
酒などちびりとやる余裕なんてなくて、ただひたすら秋刀魚を、焼いては食べた。

炭火で焼くのは最高だけど、薪の火で焼くのもまたいいもんだ。
秋刀魚は油がのっていた上に、燻煙香がついて、なかなかワイルドな味わい。
コツは、薪が勢い良く燃えている間は、腹の虫をなだめてすかして眺めている事、
そして最初の頃の薪が熾きになって、足した薪の火も安定してきたころ、調理にかかる。
でないと、あっという間に真っ黒になっちゃうし、油も落ちちゃう。



食べ終わった秋刀魚の骨は、熾き火でしっかり炙って食べました。
かりかりしておいしい・・・・いや、まずくないよ。
生ごみは、なるべくなるべく、出さないように。