藤沢周平

キンキンの尊敬する小説家のひとり。
時代小説を数々執筆した。

戦国大名などの歴史的偉人が登場する作品はほとんどなく、
名もなき下級武士を主人公とした武家社会の不条理な運命、
町人たちを主人公とした、結ばれぬ悲恋、温かな夫婦愛など、
人生の哀愁に満ちた側面を描いた作品が多い。
卓越した風景描写、手に汗握る殺陣シーンなど、いぶし銀のごとき味わいのある文体は、老若問わず多くのファンを魅了してきた。

自らの出身地である山形県庄内地方を舞台とした小説も多く、
山田洋次らによる数々の映像化作品では、同地がロケ地として使用され、
現在では庄内映画村として数多くの映画が撮影されている。
そのうちの一本として、「勇者ヨシヒコと魔王の城」は記憶に新しい。

藤沢作品にありがちなこと（執筆中）