糊屋

海苔屋ではなく糊屋。
飯からつくった姫のりを売ります。
ほとんどがお婆さんの仕事で、糊を入れた桶をつって売り歩いていたそうです。
糊屋のばばあは聞いても、糊屋のじじいは聞きませんね。

今でも着物の洗い張りは本の修繕などに姫のりが使われるそうです。

登場する噺

富久, 唐茄子屋政談, 駒長?, 酢豆腐?

志ん朝の落語より

  • 「ふぅ、糊屋のばばあ?そういうばばあだ、ありゃぁ。普段から爪に火をともすようにしたやがった。その火から火事んなったんだ」(富久久蔵)
  • 「ハア、どうも(と出て来て頭を深く下げ)。いえいえ、まあ、ね、あたしはねえ、隣にいる糊屋のばばあなんですよゥ」(唐茄子屋政談, 本人自ら登場する珍しいケース)
  • 「冗談言っちゃいけねえ、誰が…コンチキショ(とまた滅多打ち)コンチキショコンチキショコンチキショコンチキショコンチキショ、コンチキショ、本当にィ!ええ!もう勘弁ならねえぞォッ、本当にィ、ええ?んん、ほん…(足音が素通りしたので)…すまねェ、糊屋の婆さんだ」(駒長?長兵衛)
  • 「張り倒すぞ、くだれねェこと言ってると。早くから釜出しなよ。匂いがうつっちまうから。で、(豆腐は)裏へ持ってって捨てちゃいな。ええ?下手な捨て方ァするってェと、また糊屋の婆さんにがり食うぞォ」(酢豆腐?)
2006年01月22日(日) 22:58:28 Modified by koichiwb




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