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KB207931 の状況

自称、Seagate の中の人がリークした情報によると、
HDD の log メモリが 320 個分用意してあるらしいが、使い切ると 0 番目から再利用するらしい。
その際 320 番目まで使った状態で、HDD を起動すると firmware が正常に働かず PC から認識できなくなるらしい。
HDD 背面にシリアルポートが存在するので PC と接続する事でシリアルコンソール経由でファームウェアの操作が可能。ここからログをクリアする事で問題を一時的に解決できる模様。
従って、原因についての情報はほぼ正しいであろうことが伺われる。

ところが、問題のあるファームウェアとされる SD15 を搭載した ST3500320AS, ST31000333AS を KB207931 にあるシリアル番号確認ツールで確認してみると not affected と診断されるものが存在する。
Seagate の見解では、問題を生じるのは問題の firmware を搭載した製品でも一部の P/N だけだということらしいのだが、原因の情報が正しいとすると、同一の firmware を搭載しておりながら firmware 以外の要因で、この問題が回避できるとは考えづらいものがある。

とにかく、この件に関する Seagate の対応は酷く Knowledge Base の情報は、不定期に予告もなしに更新されているのだが、更新したことについては一言も記述がなく、更新前の内容や、更新日時さえも表示されない始末である。
更に、問題解決用にリリースしたファームウェアも、数回内容が更新されており、同一のファームウェア番号でありながら複数の ISO イメージが存在している。しかもこれについても更新したと事についての明記は一切ない。

ファームウェア番号に現れない、マイナーなバージョン番号で問題が解決されているならそれでも良いのだが、ユーザーには、その事を判断する材料が一切与えられていない。
このため、現在のところ SD15 でありながら not affected とされる明確な理由がわからないため not affected の HDD に、問題解決用のファームウェアを適用すべきかどうかと言う点で非常に悩ましい状況となっている。

メーカーは affected / not affected という大雑把な情報だけではなく、なぜそのように判断されるのか、きちんとユーザーが理解し納得できるだけの明確な判断材料を提供してもらいたい。
でなければユーザーは安心して当該の製品を使い続けることは出来ないし、今後、同社の HDD を安心して購入することはできない。

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