みんなの練習帳 - プロジェクト管理
肇ちゃんかわいい
康 城 / 木 原 進
高等学校二年なるまで
五十分距離を歩いて行き
それの合わせるのに母は
早朝五時に毎日起きなさった
釜の火を火種で起こして
昨夜洗った水に漬けた麦を
節約するつもりで薩摩芋を
一口サイズに切り入れていた
手のひら位の庭の畑に
紫蘇青唐辛子大根白菜
植え野菜は殆ど自家生産
たんぱく質だけ買っていらした
電話は隣の旅館に
頭下げ頼みこんで使用
通話後使用料払い他の
急な用件は電報で行ってた
家にて楽しい時間は
ラジオから流れ聞こえる
いろんな音楽と多くの歌で
瞳孔の別世界を夢見ていた。