下水掃除

海龍教団その2

ハンスリームの地下には下水路がある。
何度かの無計画な拡張工事によって迷路のような構造を持つ中には、危険な生物の棲む区画や極端に汚染された区画もあり、全体を把握している者は誰もいないと言われている。


今回は衛兵隊の式典部長との約束で、下水道で活動しているという海龍教団の調査に来た。
「来たな。待っていたぞ。早速行こうではないか」
式典部長は明かりを持ち、何やら地図の書いてある羊皮紙を覗きこみながら歩いていく。が……。
「いいから先に歩け。ほら、ほら」
そろそろ危険な場所に来ているのか、明かり持ちよりも先に行かせたがり、歩きにくいことこの上ない。


いくつめかの角を曲がった頃だった……。
「そ、そろそろ、このあたりだな……。あれだ!」
式典部長が指差した先は行き止まりになっており、突き当たりのドアから、わずかに明かりが漏れていた。
「よ、よしっ、いくぞ……」
ドアには鍵がかかっておらず、簡単に開いた。中は狭い部屋で、5、6人の教団員が驚いて一斉にこちらを見た
後ろから式典部長が甲高い声で叫んだ!!
「衛兵隊のヴァファール部長だ! 街の平和を乱す奴等は全員逮捕する!!」


教団員は戦闘の心得もなかったようで、簡単に全員を捕らえることができた。
「ハハハハハ。海龍教団の支部を殲滅したぞ! お前達もよくやってくれた!!」
この程度の規模が本当に「支部」だとは、ちょっと思えないが……。上機嫌の式典部長から、感状と金一封を受け取った。


18Gp手に入れた。
13Exp手に入れた。
双剣の感状を手に入れた!


海龍教団

ハンスリームの地下には下水路がある。
何度かの無計画な拡張工事によって迷路のような構造を持つ中には、危険な生物の棲む区画や極端に汚染された区画もあり、全体を把握している者は誰もいないと言われている。


噂によると最近、街周辺で海龍リヴァイアサンを信奉する教団が暗躍しており、この下水路のどこかに拠点を持っている。今回はこの調査のため下水に入る。
降りてすぐの足下に、何かヌラリと輝く物体があるのに気付いた。
暗がりに目が慣れると、それが1フィートはある巨大ナメクジであることが分かった。恐ろしいことに、じわじわとこちらに擦り寄ってきている!


巨大ナメクジを思いきり蹴飛ばすと、派手な音を立てて汚水の中に落下した。
いきなり気持ちの悪いものを見てしまった……。気を取り直してランタンを灯し、調査を始める。


複雑に入り組んだ水路を、勘を頼りに調査する。
ひとつの角を曲がろうとしたとき、向こうからランタンの明かりが見えた。どうやら誰かがこちらに歩いてくるようだ。急いでこちらのランタンを消し、待ち伏せする。
来たのはひとりの中年男だった。見慣れない法衣のようなものを着ている。胸に大きく縫い付けられた龍の刺繍は、海龍リヴァイアサンだろうか。
急に行く手を塞がれ、男は目を白黒させている。手からこぼれたランタンが割れ、その音が水路に響いた。
「うわっ!? う、海!」
何のことか分からずにいると、男は震える手で短刀を抜いた!!
「クソッ! 侵入者めっ!!」


男の剣術は、まったくの素人のそれだった。突っ込んで来たところを軽くかわして鳩尾を突くと、あっけなく気絶した。
「あっちだ! 侵入者だ!!」
どこかから声がする。見つかってしまったようだ。いったん引き返した方がいいだろう。
その前に、男の装束を脱がせて持ち帰ることにする。ポケットを探ってみたら海龍神殿への地図が入っていた。これさえあれば、確実に神殿へ辿り着けそうだ。


4Gp手に入れた。
10Exp手に入れた。
海龍教団の法衣を手に入れた!



手ぶら

ハンスリームの地下には下水路がある。
何度かの無計画な拡張工事によって迷路のような構造を持つ中には、危険な生物の棲む区画や極端に汚染された区画もあり、全体を把握している者は誰もいないと言われている。


下水掃除するのは、奉仕として働かされる受刑者や、他の職にありつけない浮浪者が殆どだ。危険で汚いこの仕事を、好んでやろうとする者はいない。
冒険者は、主に彼らの監督役として雇われる。
掃除は危険を避けるため数人のグループごとで行われるが、彼らがサボったり、逃走したりしないように見張るのが主な仕事だ。
掃除する範囲が書かれた地図と明かりを受け取り、3人のならず者風の男達と一緒に下水に入る。
中は想像したほど汚くはなかった。けっこう広いレンガ作りの水路を、濁った水が静かに流れていく。
男たちを促し、指定された場所へ向かった。


「ぐぇっ……」
先頭を歩いていた男が、鼻と口を押さえてうずくまった。
指定された場所は特別に汚い場所だった。淀んだ水が堪えがたい腐臭を発している。
底に溜まった汚物を掬うと、得体の知れないゴミや小動物の死骸が上がった。
込み上げる吐き気をこらえながら、掬った汚物を地上に運び上げる。


汚物を地上に運び出そうとした時、上から何かが落ちてきた。
ボチャンと着水したのは、子どものボールだ。掬い上げて地上を見上げると、数人の子どもがこちらを覗き込んでいた。汚れを拭いたボールを子ども達に返す。
下水の蓋は重いが、作業中開けっ放しにしておくのは危険なようだ。ボールならまだ良いが、そそっかしい子どもがすっぽり落ちてしまったら……。
面倒だが、下水の蓋を閉め、汚物を運び上げる時にだけ開けるようにする。


こうして、なんとか無事に仕事を終えることができた。さあ、早く体を洗いに行こう……。


67Gp手に入れた。
1Exp手に入れた。
ランタンを手に入れた!
2005年09月27日(火) 08:25:02 Modified by lunatic_dog




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