酒場「マーメイド」

小夏の思い出

大通り沿いにある「マーメイド」は、ハンスリームで最も大きな酒場である。
街に伝わる人魚伝説にちなんで、この名前が付けられたそうだ。


酒や料理が安くてうまいのと、ときどき店内のステージでショーをやるのが好評だ。ひと仕事終えた街の人々の憩いの場であり、商船の乗組員のたまり場でもある。また、冒険者には宿の紹介や依頼の斡旋もしてくれる。


今日もユキとシャオチィアのふたりのショーをやる予定だそうで、シャオチィアはすでに楽屋に来ていたが、ユキは来ていなかった。
「どうしたんだろ? ユキちゃん、今まで遅刻なんてしたことないんだけどな。ちょっとそこらへんを見てきてくれないか?」
支配人に頼まれ酒場を出た。ユキの姿を探して、交差する路地を覗きながら大通りを歩いていくと、いくつ目かの路地で、後ろを気にしながら歩いてくるユキを見つけた。
「あっ……!」
こちらの姿を認める、彼女は駆け寄って腕を掴み、後ろに隠れようとした。何かから逃げているような様子だ。支配人が心配していたと話すと、
「ごめんなさい。最近、変な人がずっと着いてくるみたいな気がして……」
それが気になってあちこち遠回りをして、遅くなってしまったそうだ。ユキを先に酒場に行かせ、路地の奥を見に行ってみる。角の向こうで誰かが走り去る足音を聞きつけ、急いで後を追ったが、もう怪しい人物を見つけることはできなかった。
酒場に戻ると、ユキとシャオチィアのショーが始まるところだった。一応支配人に報告する。
「何だろう? 気になるな……。とりあえず有り難う」
その後は何事もなく、一日の仕事を済ませた。


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別パターン

大通り沿いにある「マーメイド」は、ハンスリームで最も大きな酒場である。
街に伝わる人魚伝説にちなんで、この名前が付けられたそうだ。


酒や料理が安くてうまいのと、ときどき店内のステージでショーをやるのが好評だ。ひと仕事終えた街の人々の憩いの場であり、商船の乗組員のたまり場でもある。また、冒険者には宿の紹介や依頼の斡旋もしてくれる。


臨時雇いの仕事は、フロアを掃除したり、大皿を運んだりと地味なものが多い。
客が帰った後のテーブルを片づけていると、
「ご注文、どうぞアル」
どこかで聞き覚えのある声がした。目の前で客から注文をとっていたのは、カ商人ハウマン氏に引き取られた密航者の少女――シャオチィアだった。とても嫌な予感がする。
やがて彼女は、注文された物らしい酒のビンとカップをお盆に載せて持って来た。しかし、途中で客の足にでもつまづいたらしく……、
「キャァァァァーーー!?」
嫌な予感の通りだ! 素早く飛び出し、酒のビンを空中でキャッチする! しかしカップの方はどうしようもなく、派手な音を立てて床に落ち、粉々になってしまった。
その後もシャオチィアの方ばかり気になって、いつもの倍は疲れた。酒場で働くにしても、もうちょっと彼女向きの仕事があるような気もするが……。


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土曜日?

大通り沿いにある「マーメイド」は、ハンスリームで最も大きな酒場である。
街に伝わる人魚伝説にちなんで、この名前が付けられたそうだ。


酒や料理が安くてうまいのと、ときどき店内のステージでショーをやるのが好評だ。ひと仕事終えた街の人々の憩いの場であり、商船の乗組員のたまり場でもある。また、冒険者には宿の紹介や依頼の斡旋もしてくれる。


今日は客ではなく仕事をしに来た。フロアを掃除したり、大皿を運んだりと、地味な仕事をこなしていく。
日も沈み、店内が大入りになった頃、支配人がステージに上る。常連客から拍手が起きた。
「レディース、アンド、ジェントルメン! お待たせしました。本日は、大陸一の歌姫、カレン嬢のステージをお楽しみ下さい!」
ステージに現れたのは彫刻のように美しい女性だった。豪奢な金髪に、どこか虚ろな青い瞳が印象的だ。楽団が控え目にイントロを奏で始めると、騒がしかった店内が嘘のようにシンと静まり返る。
高く澄んだ、よく通る声をしている。旅に出た恋人の帰りを待つ女の歌だった。
歌い終えた彼女が深々と頭を下げると、それまでうっとりと聞き入っていた人々から一斉に拍手が起こった。
その後数曲を歌って、カレンのステージは終った。
しかし、何故どれも悲しい歌ばかりだったのだろう……。にぎやかな酒場に、あまりそぐわないような気もした。


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カレンの思い出を手に入れた!
2005年10月06日(木) 21:51:06 Modified by lunatic_dog




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