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アサシン クリード リマスター

 オデッセイのDLCのシーズンパスに入ってたやつをやりました。その名の通り、2012年に発売されたアサシンクリード3のリマスター版です。

 舞台は独立戦争真っ最中の18世紀アメリカで、主人公はイギリス人の父とネイティブアメリカンの母の間に生まれたコナーというアサシンです。現代編の主人公がVR装置みたいなものでこのコナーの人生を追体験しているという設定も一緒です。そして、現代編のストーリーがよく分からないというのも丸々一緒です。

 今作ではボストン・ニューヨークの2都市と、ゲーム内で「フロンティア」と呼ばれているまだ都市化されていない地域がオープンワールドとして再現されています。前述のように原作は2012年発売なのでオープンワールドは狭めですが、なかなか気合は入っています。
 メインストーリーは全12章構成ですが、主人公のコナーが使えるようになるのは4章からです。3章までは、コナーの父で後に敵役になるヘイザムを操ることになります。ストーリーに深みが出ていると見るか、なかなかコナーが使えるようにならなくてイライラすると見るかは人それぞれかと思います。
 オープンワールドにはイギリス兵とアメリカ兵が大量にウロウロしており、ちょっとしたことですぐGTAのように追い回されます(例えばフロンティアでは敵兵に見つかるだけでダメですし、街中でも建物の屋根に登ったのを見つかるとダメです。そして、屋根の上にも大量に敵兵がいます)。敵兵がそこら中にいるのでいったん上がった手配度を下げるのも難しく(やられて死ぬのが一番簡単です)、自由に街をふら付くこともままなりません。敵拠点への潜入やメインミッションでも、メタルギアのようなきちっとしたバランス調整もされておらず、アサシンらしくずっと隠れたまんまゲームプレイをするのは極めて難しいです。気を付けて進めても割と早い段階で見つかってしまい、無双的な立ち回りを強要される局面がかなりある(そして、無双的な立ち回りもそこまで難しくないバランス調整になっています)ので、あんまり暗殺ゲームらしくはありません。シリーズファンにはそこが不評だったようですが、私はシリーズの過去作をやっていなかったのであんまり気になりませんでした。無双的な立ち回りを余儀なくされるゲームバランスはオデッセイに近かったので、そこも違和感なくゲームに入れた要因ではないかと思います。

 オデッセイとの違いは、登れる場所が結構限定されていることでしょうか。出っ張りや溝みたいな掴むところがないと登れません。それを見つける作業にはパズル的な楽しみがあるので、私は別に良いと思いました。
 また、やり込み要素の種類はオデッセイよりも豊かだと思います。船を使っての海戦もありますし、弟子を育てたり自分の村を発展させたり交易をして儲けたりといった要素もありますが、説明がほとんどなく分かりにくいのが難点でしょうか。

 ちなみに原作のDLCであった「ワシントン王の圧政」という追加コンテンツが一緒に入っていますが、ゲームを終了してPS4のホーム画面に戻るとこのDLCのサイドミッションの進行状況のデータが全て吹っ飛ぶ(メインミッションのデータはきちんと保存されます)という恐ろしいバグがあります(100%発生するっぽいので、もしかしたら仕様なのかもしれません)。「ワシントン王の圧政」は3つのエピソードに分かれており、エピソードごとにメインミッションとサイドミッションをコンプリートするとトロフィーがもらえるので、このトロフィーがとりたい場合はゲームを終了せずに少なくとも1エピソードをぶっ通しでやる必要があります(バンドルメニューに戻るだけで消えるのかといった細かい検証はしていません。少なくとも3のメニューに戻るだけでは消えません)。なかなかに、心を折ってくると思います。このDLCではファストトラベルも極めて限定的な形でしかできなくなっているので、吹っ飛ぶと面倒くさいですよ。気を付けてください。

 原作はバグだらけだったようですが、私は普通にやる分には上記のバグにしか遭遇しませんでした。ただ、色々起きているらしき報告もあるので、ちょいちょい外部にデータのバックアップをとりながらやるのが安全かと思います。完全オートセーブのゲームなので、バグが不可避のデータをセーブされてしまってはたまったもんじゃありません。

 あ、日本語訳は結構適当なところがあります。「ファストトラベル」を「高速移動」と訳す必要があったんでしょうかね。

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