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1はやってません。例によって弟がやり散らかしたやつをやりました。
TPSのホラーです。バイオの生みの親・三上真司氏が手掛けたゲームだけあって、非常にバイオっぽいです。モンスターのデザインにはサイレントヒルの影響が強くうかがえますし、異形の敵の中を隠れて進むゲーム性はThe Last of Usにも似通っています。色々なホラーゲームのいいとこどりをしたごった煮感には苦笑いするしかありません。
1は色々不満点も出ているようですが、2にはそういった細かい粗はほとんどありません。私は、主人公の移動時にやたら揺れるカメラが気になったぐらいです。
逆に言うとこのゲームならではの独自性もほとんどないのですが、手堅くでき上がっているのでバイオやサイレントヒルやラスアスが好きな人はやって損はありません。主人公が探索するのは"STEM"という精神世界のようなものなので、さっきまで研究所のようなところにいたのにいきなり地下墓地みたいなところに飛ばされたりするなど、舞台背景はコロコロと変わってしまいます。それを、「落ち着きがない」と見るか「新鮮味が常に保たれている」ととるかどうかは人それぞれだと思います。私は、あんまり肯定的に捉えることができませんでした。主人公・セバスチャンの目的は生きていたことが判明した娘のリリーを助け出すことなのですが、そのために何で精神世界にアクセスしなきゃならないのがイマイチピンと来なかったからです。敵は精神世界をある程度自由に動かすことができる奴ばかりなので、丸腰でそんな奴のホームグラウンドに突撃していったって返り討ちに遭うだけでしょうに。そのくせSTEMに入ったばっかりのセバスチャンは、(STEMを作った組織の依頼でやっていることのはずなのに)マジで一切の武器を持たされていません。ナイフすら持っていません。STEMの中には重武装した組織の関係者もたくさんいるのに、セバスチャンだけそういうことをやらされる展開には大きな疑問符がつきます。そのうえ、娘がSTEMの中のどこにいるのかもはっきり分からないのです。他方でSTEMの中で殺されると現実世界の生身がどうなるのかも分かりませんし、STEMの中にいる他の関係者の生身がどこにあるのかもよく分かりません。私がストーリーを斜め読みしていただけなのかもしれませんし、1をやっていればもう少し違ったのかもしれませんが、なんの用意もなしに砂漠を徒歩でうろつくような無計画で途方もないことをやっている主人公にイマイチ共感できず、ストーリーにも没入できませんでした。
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TPSのホラーです。バイオの生みの親・三上真司氏が手掛けたゲームだけあって、非常にバイオっぽいです。モンスターのデザインにはサイレントヒルの影響が強くうかがえますし、異形の敵の中を隠れて進むゲーム性はThe Last of Usにも似通っています。色々なホラーゲームのいいとこどりをしたごった煮感には苦笑いするしかありません。
1は色々不満点も出ているようですが、2にはそういった細かい粗はほとんどありません。私は、主人公の移動時にやたら揺れるカメラが気になったぐらいです。
逆に言うとこのゲームならではの独自性もほとんどないのですが、手堅くでき上がっているのでバイオやサイレントヒルやラスアスが好きな人はやって損はありません。主人公が探索するのは"STEM"という精神世界のようなものなので、さっきまで研究所のようなところにいたのにいきなり地下墓地みたいなところに飛ばされたりするなど、舞台背景はコロコロと変わってしまいます。それを、「落ち着きがない」と見るか「新鮮味が常に保たれている」ととるかどうかは人それぞれだと思います。私は、あんまり肯定的に捉えることができませんでした。主人公・セバスチャンの目的は生きていたことが判明した娘のリリーを助け出すことなのですが、そのために何で精神世界にアクセスしなきゃならないのがイマイチピンと来なかったからです。敵は精神世界をある程度自由に動かすことができる奴ばかりなので、丸腰でそんな奴のホームグラウンドに突撃していったって返り討ちに遭うだけでしょうに。そのくせSTEMに入ったばっかりのセバスチャンは、(STEMを作った組織の依頼でやっていることのはずなのに)マジで一切の武器を持たされていません。ナイフすら持っていません。STEMの中には重武装した組織の関係者もたくさんいるのに、セバスチャンだけそういうことをやらされる展開には大きな疑問符がつきます。そのうえ、娘がSTEMの中のどこにいるのかもはっきり分からないのです。他方でSTEMの中で殺されると現実世界の生身がどうなるのかも分かりませんし、STEMの中にいる他の関係者の生身がどこにあるのかもよく分かりません。私がストーリーを斜め読みしていただけなのかもしれませんし、1をやっていればもう少し違ったのかもしれませんが、なんの用意もなしに砂漠を徒歩でうろつくような無計画で途方もないことをやっている主人公にイマイチ共感できず、ストーリーにも没入できませんでした。
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