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バイオハザード ヴィレッジ

 バイオの最新作です。ナンバリング8作目ということになります。
 やったのは弟が手に入れたPS4版です。弟はまだPS5を持っていないのです。

 「74の間」とはよく言ったものでして、まさにその通りです。7と同じ主観視点で、主人公も7から引き続いてのイーサン・ウィンターズです。7は主観視点を採用したことでかなりホラーに偏った作風になっていましたが、本作ではホラー要素はマイルドになっており、代わりに武器や敵の種類が増え、4のようなガンアクション要素が強くなりました。ただ4ほどボリュームがあるわけでもないですし、4ほど敵やギミックのバリエーション豊富になっているわけでもありません。

 そんな感じです。悪く言えば中途半端ですが、良く言えばバランスがとれています。74が我々に見せてくれた革新性やそれに伴う感動はほとんどありませんが、このシリーズやこの手のゲームが好きな人はやってみていいでしょう。
 ただ昨今のバイオと同じでボリュームが本当に少ないことは注意してください。今後色々と追加要素もあるようですが、本編だけであれば何の攻略情報も見ずに1周しても10時間ちょいでクリアできてしまいます。「薄さ」が気になる人はもっと安くなってから買いましょう。7と8を合わせて1作でちょうどいいぐらいのボリュームだと個人的には思っています。

※オマケ要素として久しぶりにMERCENARIESが導入されています。
 無限に敵が湧いてくるわけではなく、出てくる敵の数はステージごとに決まっています。その敵をコンボをつなぎながらできるだけ素早く倒してハイスコアを狙うミニゲームになっています。
 各ステージは複数のエリアに分かれているのですが、各エリアの開始前にお店で持ち物を売り買いし、装備を整えることができます。ただ毎回200発以上は手に入るハンドガンの弾を売るのが面倒くさいです。自分のロードアウトを保存する機能や、売買の際にワンボタンで「全部売る」というのを選択できる機能が欲しかったところです。せめて10発ずつ売れるようにならないもんですかね。

 またステージ中に落ちている青いオーブを壊すと「アビリティ」を1つ取得できる(全22種類の中からランダムで3種類が表示され、その中から1つを選ぶ形式です。また、一部のアビリティは一定条件を満たさないと解放されません)のですが、このアビリティの引きが物を言う運ゲー的な側面があります。ハイスコアを狙う人からしてみればイライラする要素だと思うのですが、どうでしょう。

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