当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

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バイオハザード RE:3

※動画も作ってみました。
https://www.youtube.com/watch?v=LK7c9-U8Sto&featur...

 2のリメイクに引き続く3のリメイクです。RE ENGINEを使っているところ、TPSであるところ、原作の基本は維持しつつも、ステージ構成やストーリー展開を大胆にアレンジしているところなどはRE:2と一緒です。

 ボリュームが薄い薄いとは散々言われていましたが、確かにその通りです。虱潰しに石橋を叩くタイプの私がやっても、最後に表示されたプレイ時間は6時間弱でした(※難易度はSTANDARD)。初心者が初見でプレイしても1周10時間もかからずに終わるのではないでしょうか。ただ、ボリュームが薄いというのは7RE:2も言われていたことです。なんで本作が先立つ2作以上に叩かれているのかを考えてみましたが、理由は以下の3点に集約されると思います。

●それにしたって薄い
7RE:2以上に薄い。
→原作3から端折られた要素も多い(時計塔の探索・公園の探索とグレイブディガーとの対決・ブレインサッカー・ライブセレクション・マーセナリーズなど)。
7RE:2でボリュームの薄さが批判されていたのに直っていない(それどころか上記のとおり悪化している)。
●追跡者から逃げるパニック映画的な内容がゲームの主要素であり、ホラー要素が稀薄
7RE:2と比べた時の新鮮味に欠けるのでは
→そもそも追われる恐怖自体RE:2のタイラントでもう散々味わわされている。本作は舞台が街中で、警察署という閉鎖空間が舞台のRE:2と比べて開放的なこともあり、あんまり怖くなくなってしまっている。
→追跡者も、しつこさが冗談のようなレベルになっているうえに、しゃべるので、若干ネタキャラ化してしまっている気がする。
→ジルの方も追跡者なみにタフであり、「こんなん死ぬやろ」レベルの仕打ちを何度も受けるのにしぶとく生き残る。そういうシーンを見せられるたびに、バイオ6に見られたような、B級アクション映画っぽい嘘くささが漂う。追跡者と同じで若干ネタキャラ臭がする。

 でもまあ、きちんとおもしろいはおもしろいんですよ。ロックマン11よろしく何周もして楽しむタイプのゲームだと思います。
 私は言いましたよ。変に細切れにしたらダメですよって。さすがにもう分かったでしょ。次のリメイクはゼロ1とCVとRV1RV2を全部抱き合わせてください。なんとかっていうオンラインゲームと抱き合わせにされたって誤魔化されないですからね。

 それでも買っちゃうユーザーも良くないのかしらね。あんまりカプコンを甘やかさない方がいいでしょう。カプコンが出すゲームはユーザーを甘やかしてはくれないわけですから。

※なんとかの方は2020年7月7日未明にちょっとだけやってみました。サバイバーでもマスターマインドでもマッチングに難があるということはなかったです。ただ、やりこんでいる方が多く、初心者が野良で入っていくのはかなりキツいと思いました。初期はマスターマインド側がかなり弱いということが言われていたようですが、私がやった時はサバイバーでも敗北を重ねました。アップデートでバランス調整があったんですかね。

<その他>
・ダリオはちゃんと出てくるんですねえ。ツボのおさえ方が変です。
・追跡者に殺してさえもらえなかったブラッド……

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