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ホグワーツ・レガシー
ホグワーツ・レガシー 
ハリー・ポッターの世界観を題材に作られたオープンワールドアクションRPGです。ハリー・ポッターについては、中学生の時分に原作小説を第3作の「アズカバンの囚人」まで読んだ記憶があります。実写映画は、1作目の「賢者の石」だけ見た記憶があります。
原作小説については、各巻序盤のハリーがダーズリー一家からいじめられているシーンと、各巻終盤の話が大きく動くシーンは好きでした。前者については、ハリーが何らかの復讐をして溜飲を下げてくれるから好きなんだと思います（復讐が保証されていない場合は嫌な気持ちになるだけなので好きになれません）。ただ、おもしろいのはこの序盤と終盤のみで、クィディッチだなんだで時間を潰している中盤は退屈なので丸々要らないなあというのが私の感想でした。そのために、上下巻になった（＝退屈な中盤が長くなったように見えた）第4作「炎のゴブレット」は読む気を失くしたんだと思います。退屈な中盤を全巻から丸ごと削除して尺をつづめれば、ハリー・ポッターシリーズ全体のお話を1冊にまとめられる気がします。もっとも、4作目以降は読んでいないので想像でしかありません。
なお本作の舞台となっているのは、ハリーがホグワーツに入学する100年ほど前だそうです。原作の専門用語はバンバン登場するので、原作を知らないとなかなかついていくのは難しいと思います。
さてハイファンタジーであるハリー・ポッターシリーズの世界観を忠実にゲームに落とし込んでいるので、やっていると同じくハイファンタジーであるスカイリムやらウィッチャーシリーズやらと同じフレーバーを感じることができます。原作の魔法（呪文）も山のように登場しており、戦闘や探索で使うことができます。敵は色々な種類がおり、それぞれに苦手な呪文が異なります。良く言えばいわゆる「産廃」になっている呪文が極めて少ないということですが、20種近くある呪文をガチャガチャ入れ替えながら戦わないと戦闘の時間効率が落ちるので、面倒ではあります。そのうえ戦闘は基本的に敵の攻撃を避けながら呪文を当てていくだけで、固い敵も多いので、単調なわりに作業的です。そのため、すぐに飽きが来ます。
オープンワールドは中規模であり、空飛ぶ箒に跨って探索をすることもできるので快適です。ロードはハッキリと長いです。PS4版をPS5でやっていましたが、ファストトラベル時のロードは2023年のゲームとは思えないほど長かったです。特にホグワーツ城内は、かなり忠実な原作再現が為された結果迷宮のように複雑な構造になっており、全てがシームレスにつながっていません。そのうえ英語音声は選択できず（私が設定の変え方を見付けられていないだけかもしれません）、全て日本語吹替なのですが、翻訳は全体的にかなり直訳気味でちゃんと理解しようとするとカロリーを消費します。
そんな感じです。全然褒めていませんが、ハリー・ポッターファン向けのファンサービスはかなりできているんだと思います。その部分を取っ払うと、中の中の上くらいのオープンワールドという評価に落ち着かざるを得ないです。シリーズファンは手を出してみてもいいんじゃないでしょうか。
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原作小説については、各巻序盤のハリーがダーズリー一家からいじめられているシーンと、各巻終盤の話が大きく動くシーンは好きでした。前者については、ハリーが何らかの復讐をして溜飲を下げてくれるから好きなんだと思います（復讐が保証されていない場合は嫌な気持ちになるだけなので好きになれません）。ただ、おもしろいのはこの序盤と終盤のみで、クィディッチだなんだで時間を潰している中盤は退屈なので丸々要らないなあというのが私の感想でした。そのために、上下巻になった（＝退屈な中盤が長くなったように見えた）第4作「炎のゴブレット」は読む気を失くしたんだと思います。退屈な中盤を全巻から丸ごと削除して尺をつづめれば、ハリー・ポッターシリーズ全体のお話を1冊にまとめられる気がします。もっとも、4作目以降は読んでいないので想像でしかありません。
なお本作の舞台となっているのは、ハリーがホグワーツに入学する100年ほど前だそうです。原作の専門用語はバンバン登場するので、原作を知らないとなかなかついていくのは難しいと思います。
さてハイファンタジーであるハリー・ポッターシリーズの世界観を忠実にゲームに落とし込んでいるので、やっていると同じくハイファンタジーであるスカイリムやらウィッチャーシリーズやらと同じフレーバーを感じることができます。原作の魔法（呪文）も山のように登場しており、戦闘や探索で使うことができます。敵は色々な種類がおり、それぞれに苦手な呪文が異なります。良く言えばいわゆる「産廃」になっている呪文が極めて少ないということですが、20種近くある呪文をガチャガチャ入れ替えながら戦わないと戦闘の時間効率が落ちるので、面倒ではあります。そのうえ戦闘は基本的に敵の攻撃を避けながら呪文を当てていくだけで、固い敵も多いので、単調なわりに作業的です。そのため、すぐに飽きが来ます。
オープンワールドは中規模であり、空飛ぶ箒に跨って探索をすることもできるので快適です。ロードはハッキリと長いです。PS4版をPS5でやっていましたが、ファストトラベル時のロードは2023年のゲームとは思えないほど長かったです。特にホグワーツ城内は、かなり忠実な原作再現が為された結果迷宮のように複雑な構造になっており、全てがシームレスにつながっていません。そのうえ英語音声は選択できず（私が設定の変え方を見付けられていないだけかもしれません）、全て日本語吹替なのですが、翻訳は全体的にかなり直訳気味でちゃんと理解しようとするとカロリーを消費します。
そんな感じです。全然褒めていませんが、ハリー・ポッターファン向けのファンサービスはかなりできているんだと思います。その部分を取っ払うと、中の中の上くらいのオープンワールドという評価に落ち着かざるを得ないです。シリーズファンは手を出してみてもいいんじゃないでしょうか。
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