→作評トップ
2024年11月7日に発売された作品です。マリオ&ルイージRPGシリーズの、9年ぶりの完全新作(リメイク版を除く)だそうです。シリーズの過去作品は一切やったことがありません。他のマリオ系のRPG作品も、やったことがあるのはスーパーマリオRPGとペーパーマリオRPGのSwitch向けリメイクのみです。
マリオ系のコマンドRPGとしては、中の上の良作というあたりではないでしょうか。ストーリーは、全体的に子ども向けながらちゃんとアツい展開になっています。難度は全体的に高めで、コマンドRPGながら、(マリオ系RPGの特徴である)「戦闘中に要求されるアクション操作」を高いレベルで成功していかないと、回復アイテムをジャブジャブ使わされるバランスになっています。このアクション操作もフェイントが多めで難しく、初見の敵の攻撃に初見で対処していくのは相当な上級者じゃないと不可能だと思います。故にどうしてもある程度の反復練習が要求されるのですが、こちらの攻撃も敵の攻撃もスキップできないうえに長め(その原因は、アクション操作をやらされるからです)で、テンポが悪いうえに飽きが早めに来ます。特にこちらの攻撃のうち「ブラザーアタック」という必殺技は演出が長くてアクション操作も多いものがほとんどで、かなりうんざりさせられます。そのくせ中盤あたりからザコも多数かつ固めになり、ブラザーアタックを多用しないと戦闘が長引くバランスになっているので、やらざるを得ません。また、ボスに関しては攻撃演出も派手で長時間であることが多く、こちらもブラザーアタックを連発して対抗せざるを得ない以上長期戦になるのは必至で、いいところまでいったのに負けて再戦、となると再び上述のクドい演出の応酬を見せられるので、かなり心が折られます。
メインストーリーは前述のようにアツいですが、時折挟まるコミカルな展開は、私には痛々しく映るだけでした。まあ子供向けならあんなもんでしょう。
あと、ロード時間はハッキリ長めです。本作は『風タク』や『夢幻の砂時計』のように海に浮かぶ島々を行き来しながら進めていくゲームになっていますが、異なる島の間を行き来する際のロード時間が長いです。前述したような戦闘のテンポの悪さも相俟って、プレイできずに待たざるを得ない時間が長い印象を受けました。
※ラスボスがラストダンジョン突入直前にゲーム内世界をある状態に変えてしまうのですが、私は何も考えずに自分が見たいものだけを見ていられるあの世界は悪くないなと思ってしまいました。ただラスボスの仕事は不徹底で、全員が「何も考えずに自分が見たいものだけを見ていられる」状態になったわけではありませんでした。その状態にならなかった人からすれば、世界を元に戻すべきという結論に当然に至るのでしょうが、ラスボスも何であんな中途半端なことをしたんでしょうね。さっさと全員に同じ処置を施せば終わる話だったはずです。むしろ、あの中途半端な状態こそがラスボス実現したかった世界なんでしょうかね。
→作評トップ
マリオ系のコマンドRPGとしては、中の上の良作というあたりではないでしょうか。ストーリーは、全体的に子ども向けながらちゃんとアツい展開になっています。難度は全体的に高めで、コマンドRPGながら、(マリオ系RPGの特徴である)「戦闘中に要求されるアクション操作」を高いレベルで成功していかないと、回復アイテムをジャブジャブ使わされるバランスになっています。このアクション操作もフェイントが多めで難しく、初見の敵の攻撃に初見で対処していくのは相当な上級者じゃないと不可能だと思います。故にどうしてもある程度の反復練習が要求されるのですが、こちらの攻撃も敵の攻撃もスキップできないうえに長め(その原因は、アクション操作をやらされるからです)で、テンポが悪いうえに飽きが早めに来ます。特にこちらの攻撃のうち「ブラザーアタック」という必殺技は演出が長くてアクション操作も多いものがほとんどで、かなりうんざりさせられます。そのくせ中盤あたりからザコも多数かつ固めになり、ブラザーアタックを多用しないと戦闘が長引くバランスになっているので、やらざるを得ません。また、ボスに関しては攻撃演出も派手で長時間であることが多く、こちらもブラザーアタックを連発して対抗せざるを得ない以上長期戦になるのは必至で、いいところまでいったのに負けて再戦、となると再び上述のクドい演出の応酬を見せられるので、かなり心が折られます。
メインストーリーは前述のようにアツいですが、時折挟まるコミカルな展開は、私には痛々しく映るだけでした。まあ子供向けならあんなもんでしょう。
あと、ロード時間はハッキリ長めです。本作は『風タク』や『夢幻の砂時計』のように海に浮かぶ島々を行き来しながら進めていくゲームになっていますが、異なる島の間を行き来する際のロード時間が長いです。前述したような戦闘のテンポの悪さも相俟って、プレイできずに待たざるを得ない時間が長い印象を受けました。
※ラスボスがラストダンジョン突入直前にゲーム内世界をある状態に変えてしまうのですが、私は何も考えずに自分が見たいものだけを見ていられるあの世界は悪くないなと思ってしまいました。ただラスボスの仕事は不徹底で、全員が「何も考えずに自分が見たいものだけを見ていられる」状態になったわけではありませんでした。その状態にならなかった人からすれば、世界を元に戻すべきという結論に当然に至るのでしょうが、ラスボスも何であんな中途半端なことをしたんでしょうね。さっさと全員に同じ処置を施せば終わる話だったはずです。むしろ、あの中途半端な状態こそがラスボス実現したかった世界なんでしょうかね。
→作評トップ
最新コメント