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「ヨッシーアイランド」から続いているヨッシーのアクションゲームのSwitch版です。今回は「クラフトワールド」というタイトルのとおり、ダンボールやら空き缶やらを材料に構成された「つくってあそぼ」的な工作の世界を舞台にヨッシーを動かしていくゲームになっています。ファンシーな世界観は、材質こそ違えど前作「ウールワールド」と共通しています。
基本はシリーズの過去作と同じく、横スクロールの面クリア型のアクションゲームです(今作は、手前⇔奥という移動も結構あります)。各ステージにはスペシャルフラワーというアイテムが配置されており(ヨッシーアイランドとは異なり、ステージごとの配置数はまちまちです)、これを何個かとらないと先に進んでいけない作りになっています。スペシャルフラワーはちょっとした場所に隠されていることが多いので、目を凝らしながらステージを攻略していくことになります。また各ステージにはスペシャルフラワーとは別に色々な工作物が背景に配置されていて、それを見つけることでもらえるスペシャルフラワーもあります(後から追加される探し物という意味でウォーリーの一番最後にあるリストを髣髴とさせます)。探し物が多く、集中力を保ったままステージを虱潰しに探す必要があるで、やってると結構疲れます。
ゲーム自体はハイクオリティでまとまっています。ヨッシーの基本操作は「アイランド」の頃から変わらず楽しいですし、段々と難しくなるステージやワールド全体のバランス構成も抜かりなく、さすが任天堂といったところでしょう。ステージギミックも豊富で、クラフトで固められた世界観の構築もビシッと決まっています。
難易度は、全体的に低めです。残機という概念自体がなく、ステージ中で体力をゼロにされてもしれっと再挑戦できます。落下死もなく、(隠しステージを除いて)落ちても体力が減るだけで復帰できます。これに加えて無条件にヨッシーの耐久力を大幅に増やしてくれる「きせかえ」があるうえに、操作がだいぶ簡単になるイージーモードも実装されています(これらを使っても何のペナルティもありません)。とはいえ、例えば各ステージのスペシャルフラワーを全部いっぺんに回収しようと思ったら結構な難易度になるので、物足りない人はそういうやりこみをやってみてください。
難点は、ボリュームが若干薄いことですかね。総ステージは、ラスボス後に解放される隠しステージを含めても全部で43しかありません。通常ステージだけで48(バージョンによって違いますが、隠しを入れると54か60)あった「アイランド」より少ないのです。1ステージの長さも「アイランド」とどっこいどっこいです。全てのステージには「裏面」があり、ゴールからスタートまで逆走しながら探し物をするという要素もあるのですが、あんまり新鮮味はないのでさほどフォローになっていません。あと、良くも悪くもアイランドの頃からゲームに基本的な部分が一切変わらないので、「世界観」以外に新鮮味はありません。モーフィングもない(その代わり、色々な乗り物はあります)ですし、ザコ敵もバリエーションが少ない印象を受けました。そこは、好みの問題でしょう。
<その他>
・今作では、飲み込める敵を舌で捕まえると自動的に飲み込んで卵にしてしまいます。口に含んでおくということができません。それが少し寂しかったです。
・ステージギミックは豊富なわりに総ステージ数は少ないので各ギミックに出会う回数が少ないです。マリオワールドをやった時も思いましたが、どうせならステージ数を増やしてせっかく考えた種々のギミックにもっと出番を与えて欲しいものです。
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基本はシリーズの過去作と同じく、横スクロールの面クリア型のアクションゲームです(今作は、手前⇔奥という移動も結構あります)。各ステージにはスペシャルフラワーというアイテムが配置されており(ヨッシーアイランドとは異なり、ステージごとの配置数はまちまちです)、これを何個かとらないと先に進んでいけない作りになっています。スペシャルフラワーはちょっとした場所に隠されていることが多いので、目を凝らしながらステージを攻略していくことになります。また各ステージにはスペシャルフラワーとは別に色々な工作物が背景に配置されていて、それを見つけることでもらえるスペシャルフラワーもあります(後から追加される探し物という意味でウォーリーの一番最後にあるリストを髣髴とさせます)。探し物が多く、集中力を保ったままステージを虱潰しに探す必要があるで、やってると結構疲れます。
ゲーム自体はハイクオリティでまとまっています。ヨッシーの基本操作は「アイランド」の頃から変わらず楽しいですし、段々と難しくなるステージやワールド全体のバランス構成も抜かりなく、さすが任天堂といったところでしょう。ステージギミックも豊富で、クラフトで固められた世界観の構築もビシッと決まっています。
難易度は、全体的に低めです。残機という概念自体がなく、ステージ中で体力をゼロにされてもしれっと再挑戦できます。落下死もなく、(隠しステージを除いて)落ちても体力が減るだけで復帰できます。これに加えて無条件にヨッシーの耐久力を大幅に増やしてくれる「きせかえ」があるうえに、操作がだいぶ簡単になるイージーモードも実装されています(これらを使っても何のペナルティもありません)。とはいえ、例えば各ステージのスペシャルフラワーを全部いっぺんに回収しようと思ったら結構な難易度になるので、物足りない人はそういうやりこみをやってみてください。
難点は、ボリュームが若干薄いことですかね。総ステージは、ラスボス後に解放される隠しステージを含めても全部で43しかありません。通常ステージだけで48(バージョンによって違いますが、隠しを入れると54か60)あった「アイランド」より少ないのです。1ステージの長さも「アイランド」とどっこいどっこいです。全てのステージには「裏面」があり、ゴールからスタートまで逆走しながら探し物をするという要素もあるのですが、あんまり新鮮味はないのでさほどフォローになっていません。あと、良くも悪くもアイランドの頃からゲームに基本的な部分が一切変わらないので、「世界観」以外に新鮮味はありません。モーフィングもない(その代わり、色々な乗り物はあります)ですし、ザコ敵もバリエーションが少ない印象を受けました。そこは、好みの問題でしょう。
<その他>
・今作では、飲み込める敵を舌で捕まえると自動的に飲み込んで卵にしてしまいます。口に含んでおくということができません。それが少し寂しかったです。
・ステージギミックは豊富なわりに総ステージ数は少ないので各ギミックに出会う回数が少ないです。マリオワールドをやった時も思いましたが、どうせならステージ数を増やしてせっかく考えた種々のギミックにもっと出番を与えて欲しいものです。
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