当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

作評トップ

ロックマン11 運命の歯車!!

 私がちゃんとやったことのある本家ロックマンシリーズは、7と、8と、ロックマン&フォルテだけでした。Xシリーズはもうちょいやったことがあったんですけどね。

 今作は、久しぶりのナンバリングロックマンの新作です。9と10でいったんファミコン調に戻ったロックマンは、今作でまた現代風のグラフィックになりました。とはいえ、それ以外はきちんといつも通りのロックマンです。横スクロールの2Dシューティングアクションというゲームシステムはそのままです。8ボスステージと最後のワイリーステージという構成もそのまんまです。古風な鬼畜じみた難易度さえも、そのまんまです。"ORIGINAL SPEC"というノーマルの難易度でも、ロックマンの初期の残機は2だけで、1ステージはやたら長い(過去作のロックマンより長めになっている印象を受けました)うえにチェックポイントも少なく、死ぬと結構な距離を戻されます。残機がなくなってゲームオーバーになれば、容赦なく最初からです。落下とトゲは相も変わらず即死です。私みたいなヘタクソが心を折らずに進めるには、ネジを稼いで残機とE缶を常に買い占めておくマメさが必要です。

 今の時代にここまで難しいアクションゲームも貴重なので、気になる方はやってみてください。本当に、昔のロックマンそのまんまです。ボリュームも薄く、その分価格も安めです。逆に言うと、新鮮味はそれほどありません。ダブルギアシステムという新機軸はありますが、微調整程度のもんでしょう(ゲームにはよく溶け込んだ新システムだとは思います)。まあでも、今更ロックマンをやろうと思う人にそんな突拍子もない新鮮味を求めている人もそうはいないでしょうから。これはこれでいいんじゃないでしょうか。

作評トップ

管理人/副管理人のみ編集できます